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秘密の高級レストランにて
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朝鳥 さゆる
は、はっとした。いつの間にか目の前にあったのは奇妙な洋館。看板には『restaurant』と表記されており、どうやら食事を楽しむ場所だということは分かった。
夜風に混じって、何やら香ばしい匂いがするような。隣に気配を感じ、横へ視線を向ける。
「さゆる?」
「じゅん、なんでここに」
同勢中の恋人、姫木じゅんだった。ここで我に返るまでは別行動だったはずだが。
「ここどこ?」
じゅんの少し戸惑った様子に少しだけ冷静になる。そこでさゆるは自分の手に何かが握られていることに気づいた。それは金縁の封筒に入ったレストランへの招待状。どうやら、普通ではなさそうな高級レストランに呼び寄せられてしまったらしい。二人で招待状の内容を見て、代金はいらないことを確認。堂々と食事を楽しむことにした。
入り口にある、インターホン代わりのベルを鳴らす。
「ドレスコードのあるレストランなんて、この年で初めてかもしれないわ」
じゅんが楽し気に言う。
「そうなの?」
「多分。でも、ちょっと記憶が……頭の中がぼーっとするのよね」
さゆるも頷いた。
「ええ、ここへ来た時の後遺症かしら」
と、レストランの中から初老の男性が現れた。執事服のようなスーツ姿だ。
「ようこそ、いらっしゃいませ。お待ちしておりました。二名様ですね」
中へ通される。ふわふわの絨毯、豪かなシャンデリア、所々に飾られている絵画や壺などの芸術品、そして香ばしい匂い。ここは確かにレストランのようだ。
「我がレストランは個室になっております」
「個室!」
じゅんが、好奇心旺盛な少女のような目で辺りを見回す。
「少し落ち着いて?」
苦笑を浮かべながらさゆるが声をかける。なんだか微笑ましい。
通されたのは小さなシャンデリアが吊るされている部屋だった。白のクロスの敷かれたテーブルと椅子二脚が置かれている。向かい合って座る。
「飲み物をお持ちしますね。お二人は……ご姉妹ですか?」
彼に問われ、さゆるは少し困ったように、
「ああ、いえ、あたし達は」
「そうでーす、姉妹でーす」
勢いよく挙手をするじゅんである。
「そうでしたか。仲が良いのですね。少々お待ちください」
当然だが、信じているようだ。彼は部屋を出て行った。
さゆるは少しだけ声をひそめた。
「良いの?」
「何が?」
「姉妹って言うと、ワイン飲めなくなるかも」
彼はすぐに戻って来た。
「お待たせしました。まずはお飲み物のご注文を。お姉様はアルコールは召し上がられますか?」
彼の視線はさゆるに向いていた。
「あ、さっきの訂正です! あたし達姉妹じゃなくて恋人で、あたしの方が年上です」
顔つきの身分証を見せて、二十歳越えてますと強調。ドリンクはしっかりワインを頼んだのだった。
選んだのは『創作おまかせコース』だ。
十数分後、まず運ばれてきたのは前菜だった。
「お待たせしました。筍とわかめの和え物です」
味付けは見た目通り出汁の効いた和風で食感が楽しい。
「ん、美味しい。これは日本酒が一番合うかもしれないわね」
レストラン自体が洋風なので、メニューに日本酒があるのかは分からないが。
「美味しいけど、このレストランの雰囲気、普通の高級レストランではない気がするわね」
さゆるが首を傾げる。
「雰囲気? そう?」
そんな雑談をしていると、メインが運ばれて来た。
「お待たせしました。伊勢海老のステーキでございます」
熱々の鉄板にこんがり焼かれた大きな海老が二人の前に置かれる。
「おいしそう」
「香りが良いわね」
二人そろって、エビにナイフを伸ばした時である。
『え、切るん?』
海老と目が合った。
「……」
「さゆる、あたし、幻聴が聞こえてるかもしれないわ」
「いや、多分幻聴じゃないと思う」
『切らずに食べる方法もあるやろ』
流暢な関西弁だった。
『丸かじるの方が痛ないねん。それで頼むわ』
「……もうしわけないけど、一口サイズに切りたいのよね」
『やめとけて。おっちゃん、嘘言わへんで』
冷や汗が出て来る。
(オスなのね)
伊勢海老の性別をレストランで把握することになるとは。
ふと正面を見ると、じゅんが丸かじりにしていた。
「ちょっと、まって、じゅん」
「んー、おいひい」
伊勢海老に乗せられてしまったようだ。
『どーするー? ねえちゃん』
交渉の結果、切らせてもらうことになったのだが。
喋る料理と対面したのは初めてだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月21日
参加申し込みの期限
2023年06月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年06月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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