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なぜならそこに浪漫があるから
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暗くなるのも早くなってきた初冬の図書室――の、その隣。
図書準備室で業務を行っていた
早川 珪
は、珍しく動揺して整理中の引き出しを盛大にひっくり返した。
「大丈夫ですか!?」
大慌てで散乱した物を拾い集める
綾辻 綾花
は、その原因が自分にあるなどと思いもしない。お喋りに夢中になって手元が狂うこともあるのかな、くらいに思って中断してしまった話題を再度仕切り直した。
「それで、恋人の居る友達が言うには大事だって……夜の相性って、何のことか珪先生ならわかりますか?」
わかるか、わからないか。答えるだけなら簡単でも、わかると言ってしまって説明を求められても困るし、わからないと言って変に隠すのもおかしい年頃だ。
ここで答えなかったことで、同じように他の人へ問いかけてしまい、綾花が恥ずかしい思いをするのも避けたいが……どう答えるべきかと悩んで、珪は口を滑らせた。
「悪いよりは良いほうがいいんだろうけど……寝るときの相性なんて、お互い話さなきゃわからな――あっ」
「寝るとき? もしかして……抱き心地の話ですか?」
なんてことを聞いてしまったのだろうと顔を赤くして、綾花は声を潜める。伝わったのならいいけれど、面と向かって話すには心臓に悪い話題だ。珪は微苦笑で返して、この話題は終わりにしようとしたのだが。
「テディベアは強く抱きしめても大丈夫ですけど、恋人が相手だとそうもいきませんしね」
腕を回したときのしっくりくる度合いや、腕枕の高さ。そんな『寝るときの相性』は気になってしまう物かもしれない。純粋無垢な綾花らしい答えに、珪は微笑ましさを感じながら、少しばかり補足する。
「何かと比べるから、違うなって思うんじゃないかな。大切なのは、想い合うことだと……思うよ」
恐らく彼女の友達が言った意味とは違うけれど、また類似の話題になっても恥をかかない模範解答。それを綾花は感動したように尊敬の眼差しで見つめ返すものだから、珪は引き出しの整理に意識を向けようとした。
「そう言ってもらえる恋人が出来たらいいな……高校を卒業したら!」
ふふりと笑う綾花の思いに気付かぬフリも出来たけど、やや間を置いて珪は問いかける。
「……本当にそれでいいの? 高校生活は、1度きりだよ」
もっと真っ当に想ってくれる人だとか、対等にいられる同年代だとか。幸せになれる選択肢はあったはずなのに……綾花はそれらに見向きもしないで珪を思ってきた。
それを手放しで喜べるほど、愚鈍になることもできないのに止めようともしないだなんて虫が良すぎるだろうか。
「好きになってもらうために頑張らなくちゃいけない期間ですから。……だから、珪先生の思う『男の浪漫』を教えてください」
恋人のいる友だちを羨ましく思わないわけでもない。でも、自分が青春を謳歌する時間を無駄にしているとも思わない。
誰かを好きになって、想える幸せを綾花は知っている。
「……僕はずっと、年上が好きだと思っていたところがあってね」
女性特有の包容力に憧れて、そういった物を持ち合わせているのは年上ばかりだと……狭い視野で人を見ていた。でも、あまりに誰かが向けてくれる想いが眩しくて、たまたま偶然下を向いたとき。
「でも、そういった母性とか力強さって、年齢じゃないんだよね。むしろアンバランスさもいいというか」
いつからかはわからない。それでも、彼女を見ていてわかったことがある。
一途に思い、優しく包み、痛みを共感し……誰でも持っているようで、意外とそうでもない。自分の波長とあう心地よさであれば、なおさらだ。
「ぐっとくる瞬間って、予想してないところで起こるから……どれが浪漫っていうのは説明が難しいんだけど」
「私にも、そんな魅力があるでしょうか?」
神妙な顔を見せる綾花は、自分が珪に何かを気付かせた要因だとは思っていないのだろう。
「……あるんじゃないかな。綾辻さんは、ちゃんと魅力的だと思うよ」
社交辞令にも聞こえそうな本音を微苦笑に隠し、珪は優しい微笑みを見せた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月25日
参加申し込みの期限
2023年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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