this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
感謝のち戦場、所により色男
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
ブラックフライデーも最終日。
初日の物珍しさも緩和され、穏やかに過ごせるだろう――とは、
梓 智依子
だって思っていなかったけれど。
新年度のお祝いや、お盆に帰省する孫のため、そしてもちろんクリスマスなど、玩具屋の商戦タイミングは年に何度かある。その経験則から、店長は入荷する商品も人員配備もしっかり対策を行ってくれていた。
それでも『おもちゃのハローニャック』では、日替わりの目玉商品に客が列をなし、商品案内やレジ打ちとあらゆる仕事はレギュラーバイトも社員も関係なく、同じように目を回すことになってしまった。
補充や商品整理と、比較的スポットバイトにも頼めそうな仕事は割り振って、誰もが必ず休憩時間は取れるようにと計画されていたのに、智依子が腕時計を確認した時にはもう午後1時。
あまりの混雑っぷりにレジ前や店前で客の整列を呼びかけ、商品破損だなんだとトラブルで走り回っている間に、小休憩も取れないままに昼をまわっていた。
(……みんなは休憩取れてるかしら)
しっかりと朝食をとってきても、さすがにこれだけ駆けずり回っていたら腹持ちの良かった物もすっかり消化されてしまう。智依子でさえこうなのだ、きっと3つ年下の同級生たちは、へとへとになっていることだろう。
校内外問わず交流をしている同級生の彼女たちは、イベント期間のスポットバイトだ。客は店員の見分けがつくわけもなく、理不尽なクレームなども受けただろうに、丁寧に対応して助けを求めるべきスタッフを判断して引き継ぎをお願いしていた。
(今回の忙しさで嫌気が差さず、また来てくれるといいんだけど)
少し心配になりながら、休憩室のドアを開ける。誰もいないと思っていたら、そこには数人机に突っ伏していて――ドアの音にガバッと顔を上げたのは、心配していた同級生たちだった。
「い、今っ、何分ですか!?」
「もうすぐ20分……13時のね」
ホッと胸を撫で下ろし、「あと10分かぁ」なんて遠い目をして。よっぽど疲れているのだろう彼女たちに、なんと労えばいいのかわからず、智依子は弁当包みを広げる。すると、自分で入れた記憶の無い子供用の小さなふりかけが入っていた。
急いでいて、適当に掴んできてしまっただろうか。しげしげと裏返して見れば、描かれているのは楓のお気に入りのキャラクター。その隣には『まま、がんばって!』とペンで書き込まれている。
「わー! 楓ちゃんからですか? えー、いいなぁ。私も応援されたい!」
急に元気を取り戻す様子に苦笑して、まず智依子はお弁当と一緒に娘からのメッセージを写真に撮った。そうして、次に、楓がお気に入りダンスを練習している様子をスマホで流し始めた。
「後半も頑張りましょうね」
「はいっ!」
まるでアイドルに元気をわけてもらうかのように、同級生たちの表情には気力が満ちあふれていく。
これならきっと、心配は必要なさそうだ。
ブラックフライデーに向けた、臨時の人員強化。
一見、カフェスペースが主軸なコーヒーショップでは無関係そうだが、豆やマグを安く買えたり、お得な福袋にはさらにコーヒーチケットが付いてきたりとするので、訪れる客は多い。
来たついでに、一杯飲んでいこうか。席がなければテイクアウトで。そうなってくると、猫の手も欲しいというのは他の販売店と同じで、
倉前 七瀬
は忙しいこの時期にスポットバイトとして働いていた。
(知ってる店はいいですねぇ)
店の中では本を読んでいることが多いから、じぃっと店員を観察していたわけでもない。ただ客としてどういう要望があって、どう店員が動いてくれると過ごしやすいかというのがわかる分、仕事がしやすいと感じた。
最初こそ慣れない作業には戸惑った物の、記憶力には自信がある。それが文字としてマニュアル化されていれば、なおさら臨時枠の中で七瀬の覚えは早かった。
メニューも覚えていたので、普通に注文される分には普通に対応できる。たまに常連客が独特な略語を使ったり、スタッフ用の短縮表記に間を置いてしまうことはあれど、人気メニューはある程度決まっているので、困る前に覚えることができたのも良かった。
(文字を追ってボーッとするかもと思っとりましたが)
幸か不幸か、今日は忙しい。ぼんやりしようものなら、待たせているお客からも隣に立つ先輩からも声がかかると思うと気は抜けないし、なにより生活のためにも稼がなくては!
「いらっしゃいませー」
いつもなら、コーヒーの産地など表記の隅々を読みそうになるというのに、ぼんやりせずに手際よく袋詰めをして追加の福袋を表に出す。そのキビキビした動きに、
ウォルター・B
は気付かなかったようだ。
「……おや、ウォルターさんじゃないですか。奇遇ですねぇ!」
「倉前? え……えぇ?」
商品を補充しているし、制服のエプロンもつけている。聞かずともバイトをしていることは見て取れるのだけど、その顔はどう見たって「あのぼんやりしている倉前が?」とでも言いたそうだ。
「僕もやる時はやるタイプなんですよぉ」
あまりに得意げに笑うから、何か思うことがあったのだろう。ウォルターは右太腿にそっと手を伸ばし、何かを掴んだフリをして微笑み返した。
「それはそれは、期待していいのかなぁ?」
「ふふん、今日の僕はチョークを投げられるようなヘマは――」
ガッシャーン!!
どこかの座席で、グラスを盛大にひっくり返した音がする。
「僕行けます! ってことで、ウォルターさんもごゆっくり!」
ばたばたと走り出す倉前を見て、ウォルターは意外そうに「ふぅん?」と微笑んで見せた。
優待券があるとはいえ、誘われて迷惑ではなかっただろうか。
勢いのままに
川上 紗櫻都
へ声をかけたことを、
月原 想花
は申し訳なく思う間も与えられないほど、試着を繰り返していた。
「あ、あの……僕は冬のコートがあれば」
「だから、どんなコーデにも合うPコートと、キチンと感も出るトレンチコートは必須でしょ?」
そんなオシャレなど無縁というか無用なので、ちょっとわからない。寒さを凌げればいいだなんて、口に出しにくい雰囲気だ。
「この店で揃えるなら靴は種類が少ないから、せめて鞄……あ、でもあのニットを着るなら袖の形は――」
確かに優待券を使えば、元の予算でも何着か買える。でも、自分なんかが着飾っていいのだろうか。
思い悩む想花を、紗櫻都は明るく笑い飛ばした。
「迷うってことは欲しいってこと。要らないなら悩まないって!」
いいのかどうか、ではなくて、『なんか』じゃなくて。
興味のありなしや、欲しいか欲しくないかという単純な言葉で口にするなら。
「なら……コートは2着! 鞄より着回しできるトップスがほしいな」
もっと大事なことを、想花は口にできた気がした。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
感謝のち戦場、所により色男
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月14日
参加申し込みの期限
2023年04月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!