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LIQUID -Star Chronicle- 白瞳戦争編
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【ストーリークエスト『白瞳戦争』(2)】
戦場とあらば秘めた本領も発揮されようというものだ。
なにしろポラリス(プレイヤー:
スピカ・フォーツ
)は、<英傑>と謳われる稀代の魔術師だ。記憶は失われ、真銘も忘れ去られて久しくも、その魔術の粋にいささかの陰りもない。
「<極光白夜の銀界>……凍り付け……!」
オーロラが一帯を包み込み、ゴブリンは惑う。寸の隙も見逃さず、結晶を戴く長大な杖<往昔の六華・氷晶>が翻り、氷のつぶてを鋭く射出する。オーロラは状態異常の付与率を増し、氷の魔力を秘めた長杖はゴブリンを凍結の渦に巻き込んでゆく。敵の波は途切れないが、ポラリスの立ちはだかる一帯を通りすぎようものなら氷像と化し、進軍を大いに遅滞していた。
「……凛風! 今っ……!」
「承知」
<縮地・天>、踏み込みは刹那。氷像を一刀両断に斬って捨てる。凛風(プレイヤー:
鷹司 凜太郎
)は愛刀<小烏丸>を翻し、凍結したゴブリンを唐竹割りに、なで斬りにと断ち割ってゆく。小烏丸は斬撃に衝撃波を伴う名刀で、間合いと威力の細やかな調整が可能だ。
ポラリスに負けず劣らずの活躍、剛剣の使い手凛風は極東の玉楼出身、美麗なる女侍。刀を捧げるべき主を求めて放浪する彼女は、英傑たるポラリスへ目くばせ。
「凍結、させる……!」
「よし。そこだ、<隼刃>!!」
新たなゴブリンが跳躍したところへ氷のつぶてがぶち当たり、踏み込む凛風が二筋の剣閃をひらめかせ、斬り捨てた。リキッド大陸の外では仲睦まじい恋人同士のふたりだから、連携の精度はかなりのものだ。
「さすがはポラリス。すぐに意図をくみ取ってくれたね」
「凛風のことなら、なんでも……分かるし」
激戦のさなか、互いを労うのも忘れない。というよりイチャついているようにも見えるが、まあ英雄の余裕というものだろう。
凛風はポラリスの頭をひとつ撫で、戦場の周囲を見渡す。
「それにしても、気になるのはドッツの居場所だ。<月の杯>を奪還しなければね」
月の杯。古代遺跡より出土した、不穏な遺物。その正体は未だ謎に包まれているが、どうやら遺物それ自体が意思を持つような挙動も見せている。少なくとも、ゴブリンや邪悪なモンスターの手に委ねておいて良いものではなさそうだ。
「でも……こうして、敵軍を殲滅していれば、いずれ……見つかる、かも」
「そうだね。まずはできることからやっていこうか。……っと!」
ゴブリンの投げ斧を間一髪かわし、凛風は駆ける。肉薄するまでにポラリスの氷塊が飛び、一陣を凍結させ、隙を逃さず凛風の剣閃が斬り裂いた。
ぱき、と空気の含む水気が結氷する。
「いけ……<六華の氷晶>」
ポラリスの振るう杖、往昔の六華が持つパッシブ効果だ。通常攻撃を数度行うたびに追従する氷晶を生む。氷晶は自律行動するビットとして機能し、ポラリスの行動に呼応して自動で追撃を重ねてくれる。氷晶は6つまで同時に起動し、最大となればそれらを対価として消費することで放つ大技も備えていた。
「とにかく……片端から、凍結させるっ」
「心得た。玉楼の凛風、参る!」
再び緻密な連携でもって、群れを駆逐してゆく。
丘陵に布陣する一団を制圧し、次の目標を見定めた時だった。
「……! 見つけた」
凛風の緑の瞳が、行軍する敵主力部隊の中にその姿をとらえた。
ドッツだ。緑の肌に白い瞳、短命なゴブリンには珍しい立派な白髭を蓄えている。
手には月の杯を携えていた。
「遠い、ね……?」
距離の話だけではない。冒険者らが奮戦するも戦況は決して捗々しくなく、騎士団は軒並み押し込まれている。ドッツ率いる主力部隊の前進は、このまま一気に勝負を決めてしまおうという算段だろう。
それだけに敵兵力はまだまだ健在で、大将首を狙おうにも、行く手は大きく隔たれている。
「一気に……行くよ」
しかし対集団戦はむしろ、ポラリスの十八番だ。
6つの氷晶が散り、敵の一団をまとめて取り囲む。それらの作り出す軌跡が、絶対の氷結領域となった。
「……<零度の裁き>っ!!」
氷晶が砕け散ると同時に、空間を瞬時に凍結させる。敵部隊はまとめて凍り付き、既に氷結されている者へは即座に死が訪れた。発動に多大な準備が必要ながら、絶大な破壊力を誇るポラリスの切り札だった。
「よし。ドッツを追う!」
「気を付けて……凛風」
凛風は縮地を発動。邪魔な雑兵は相棒が残らず凍結してくれる。後は大将目がけ、駆けるのみ。
「ゴブリンの王、ドッツ。どうやら卓越した将器の持ち主のようね」
ソフィア(プレイヤー:
月原 想花
)は一歩引き、油断なく戦場を見極めていた。
サイディア王国のアカデミーで教鞭を執る才媛、稀代のスペルブレイカーとして、ソフィアはワインツ騎士団の一部隊を任されている。
「一時後退しながら、左翼の敵を迎撃するわ!」
ソフィアの指示は過不足なく伝わり、陣形は生き物めいて変化する。劣勢とはいえさすがは、歴戦の騎士たちだ。
「そんなワインツ騎士たちを、ゴブリンがこうも追い詰めるなんて……魔術的強化を施されているとしても、ね」
ドッツは並大抵のゴブリンではない。
しかし、敵を正しく評価したとて、過剰に恐れる必要はない。
「<誘導魔弾>!!」
多数の光条が尾を引き、ゴブリンを射抜いてゆく。撃ち漏らした小勢には、<灯火>の魔法を炸裂させて視界を奪ったところへワインツ騎士たちを突撃させ、討ち取った。
今は好機を望めない。勢いは敵にある。しかし行軍のエネルギーは決して無限ではない。ゴブリンたちは必ずどこかで失速するだろう。
肝要なのは、機を正しく見極めることだ。
「攻勢の限界、その一点こそが反撃の好機……!」
魔弾を放ち、ゴブリンたちを遠ざける。全てが当たらなくとも良かった、群れの前進をいくらか留められればよい。
じりじりとした攻防が続く。敵は勢いづいているが戦場の全てではなく、局所的には攻めあぐねている。ゴブリンのいくつかの部隊が中央へ動き出した。業を煮やし、強引な突破を図るつもりだろう。
想花の瞳が見開かれた。
「……今よ! 騎士団、前進!」
その瞬間こそが、想花の見い出した反攻の機だった。
「進行の勢いに、先ほどまでと比べて陰りが見える。ほんの僅かだけど、流れを取り戻すなら今しかないわ」
ワインツ騎士たちが応と吼え、全身甲冑の重量も感じさせず、勇猛果敢。駆けてゆく。ソフィアも遅れず小走りに、しかし狙い違わず魔弾を放つ。今度は百発百中だ。
「全力で反撃! 今こそ起つのよ! 帝国騎士団!」
ソフィアの檄に、騎士たちも奮起した。
やがて戦場の一点に、全てが集まりゆく。終結の時は間近に迫っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月16日
参加申し込みの期限
2023年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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