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LIQUID -Star Chronicle- 白瞳戦争編
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【ストーリークエスト『白瞳戦争』(1)】
鋭い風切り音が耳を打つ。頬をかすめた矢はアヤカ(プレイヤー:
綾辻 綾花
)を貫くことなく微小なダメージに留めたが、飛来する投射物から身を守ろうとするのは本能的な仕草なのだろう。
「け、結構怖いですね……VR、すごいです」
「大丈夫かい、アヤカ? 無理をせず、もう少し低いところを飛んだらどう?」
ケイ(プレイヤー:
早川 珪
)の体温をあらためて背中に感じ、アヤカの頬は紅潮した。
「大丈夫です。まだいけます!」
ビーストライダーとなったアヤカは、天を疾駆する。相棒は翼抱くドラゴンだ。出会ったばかりだが、アヤカの手綱から良く意志をくみ取ってくれた。これから絆が深まれば、さらなる連携も可能だろう。
その背にケイも乗っている。
「! ケイさん、向こうで領民がゴブリンに追われてます!」
「救助に向かおう!」
くいと手綱を引けばドラゴンは力強く鳴き声一つ。翻身し、上空から一直線に降下する。
ワインツ帝国、帝都ソーヴィニオン。ゴブリンは黒い壁さながらに群れを成し、波濤のごとく押し寄せる。後に<白瞳戦争>と称される、異形のゴブリンとの決戦がまさに今、眼下に繰り広げられていた。
空から戦場を一望し、戦力の必要な場所へ駆けつける遊撃兵を担うのが、アヤカらの役割だった。
「ドラゴンさん、お願い!」
アヤカに応じ、か、と口を開く。瞬間、噴き出す劫火が地をなめ尽くし、ゴブリンをひと薙ぎに仕留めた。ビーストライダーの騎乗獣は多岐に渡るが、飛竜は小回りが利かぬ代わり、強靭と絶大な攻撃力を併せ持つ、いわば爆撃機だ。
加えて騎乗者も同時に、多重攻撃を行うことができる。
「<蒼穹の一矢>!!」
<白夜弓>へ番えた矢が青く輝き、放たれれば一直線、数体のゴブリンを貫く。
ケイはドラゴンの背から飛びかかり、ゴブリンの刃にかからんとするワインツ騎士を盾でかばい、直剣を振るい援護する。
「お二人とも、助かりました!」
「ここはもう大丈夫だ、皇太子の部隊を助けてくれないか!」
ワインツ騎士がアヤカらへ叫ぶ。
「皇太子?」
「ワインツ帝国次期帝位継承者、<ベルモット>皇太子です! 自ら騎士たちを率いて、兵や民を鼓舞しておられるのです」
「左翼の一陣がいまにも崩れそうだ。皇太子もそこにいるはず、救援へ向かってくれ!」
「分かったよ。アヤカ、行こう!」
ケイはひらりとドラゴンの背に飛び乗り、アヤカの肩を掴む。思わずぴくりと跳ねたが、赤面を覚られまいとアヤカは前を向く。
一気に上昇し、ワインツ騎士団の布陣を俯瞰する。程なく、ゴブリンの部隊が食い込まんとする一画を見つけ、ドラゴンは羽ばたき加速した。
空を舞う飛竜がブレスを吐きかけ、騎士団が体勢を立て直す時の猶予を与えてくれた。
騎士たちの中には、エイジ(プレイヤー:
佐藤 英二
)の姿もあった。
「エイジどの! 我らが退けば、騎士団は総崩れとなるでしょう。踏ん張りどころですぞ」
「う、うん……!」
<聖銀の剣>でゴブリンを斬り伏せ、同じく聖銀製の盾を構えてこん棒の殴打を耐え凌ぐ。
「うわ、いたたた」
敵の数はあまりにも多く、小さなダメージはどうしても蓄積する。徐々に追い込まれてゆくが、タンク役を担うエイジの<セルフヒーリング>が活きた。粘り強く前線を維持していれば、いずれ活路も見いだせるだろう。
とはいえ、波のように十重二十重と押し寄せる敵の猛攻は途切れない。
「今回はハードなクエストだなぁ……」
「伝令! 伝令!」
盾をハンマーのように叩きつけゴブリンを吹き飛ばしたところで、騎馬が駆け込んできた。
「皇太子殿下を救援せよ! 左翼が瓦解寸前、騎士団および冒険者は至急救援を!」
「むっ。エイジどの、我らも向かいましょう! 殿下の窮地をお救いせねば!」
「了解です。皇太子かあ……」
そんな重要人物までも、戦場に出ているとは。
上空のドラゴンが発するブレスを援護に、エイジと騎士団は迅速に移動する。
やがて杯を図に配した赤い旗を掲げるワインツ騎士の一団が、ゴブリンに取り囲まれているところへ出くわした。
敵はかなりの数だ。エイジはごくりと喉を鳴らすも、剣と盾を油断なく構え直す。
「僕が突撃します。騎士の皆さんは援護をお願いします!」
鬨の声で応じる騎士たちを率い、英二は敵の群れへと斬り込む。セルフヒーリングを駆使すれば、多少強引な突撃も可能だ。反面、攻撃スキルには乏しいから、英二の役回りはあくまで敵の攻撃を引き付けることにある。
「ていっ」
聖銀の武具を振るい、ゴブリンをまとめて薙ぎ払う。少し強めの敵はゴブリンリーダーで、一定数の群れの中に一体混じっており、なかなか強力だ。
「まずい、押し負ける……けど!」
隙を見てポーションを飲み下す。自動回復効果のあるバフポーションで、少し値が張ったが、用意しておいて正解だった。セルフヒーリングとの二重回復で体勢を立て直すと、
「そこだ!」
一閃。ゴブリンリーダーを撃破し、目の前に空間が開けた。
「やあ、助かりましたよ。平民もなかなかに使えるものですねぇ」
かかる声に、エイジは顔を上げる。
超然と腕を組む、一人の青年が鎧を着けた軍馬の上から見下ろしていた。にこりとさわやかに笑みながら。
「僕が皇太子ベルモットです。戦はもう少し続きそうですし、せいぜい護衛をよろしくお願いしますよ。次期皇帝を救ったとあらば、報奨にも期待できるのでは?」
「は、はあ」
皇族とはみなこのような物言いをするものだろうか。
エイジは首を傾げつつ、すぐに次なる敵の迎撃へ意識を向けた。
「いきなり戦争だなんてー!」
「大丈夫だ、アオイは俺が守るよ。安心していい。だから、君も俺を守ってくれ」
「それはいいけど、馬車って速くて怖いー!」
オサム(プレイヤー:
八神 修
)とアオイ(プレイヤー:
七夜 あおい
)の姿は、馬車の荷台にあった。軍馬の二頭立てで、御者を務めるのは屈強なワインツ騎士だ。オサムはこの戦へ参戦するにあたり、この馬車を利用することを思いついた。
兵站の維持を担う馬車だが、<LIQUID>では攻略に際してさまざまなアプローチが可能な部分も多い。馬車を借り受け戦場を駆ける、なんてことも可能なシステムの柔軟性には、オサムも自らの発案ではありながらいささか舌を巻いた。
「アオイ、確か投射物を叩き落とすスキルがあったな。できるだけ敵の矢を防いでくれ」
「りょ、りょーかい! ええっと……<矢防の構え>!」
進路上、ゴブリンの放つクロスボウのボルトがオサムを狙う。アオイがその前に立ち、籠手をかざして弾き飛ばした。ウェポンマイスターのアオイは格闘系のスキルを多く習得しており、中には防御系のものもあった。
そしてオサムは、スペルブレイカーだ。敵から受けた魔法を習得する<魔法召喚>の中から、矢のごとく形成した炎を放つ<炎弾>でゴブリンたちを狙撃する。矢継ぎ早に炎を生み出しては撃ち、次々に射抜く。オサムを狙う矢はアオイが残らず叩き落としてくれたし、立ち塞がる敵は軍馬が跳ねとばしたから、オサムは自分の仕事に専念することができた。
「さて。このまま雑魚を倒すばかりでは、らちが明かないな」
「どうするの?」
「探すべきは対象首だ。<ドッツ>……ヤツを見つけなければ」
ドッツ。老練なゴブリンリーダー、ゴブリンの王。遺物<月の杯>を奪い、戦を引き起こした首魁だ。
頭を討てば、戦は終る。少なくとも大義名分や行軍の原動力の大半は失われ、ゴブリン軍の布陣も崩れるだろう。
アオイが<気弾>を放ちゴブリンの一体を打ち据えながら尋ねる。
「どうやって見つけるの?」
「まだ、機は熟していない。今は敵小隊の指揮官を討ち取って行こう……こんなふうにな」
炎弾が、羽をあしらった骨兜ごとゴブリンの頭部を貫いた。
「まずは敵の指揮系統を乱す! そうすればいずれ、ワインツ騎士たちの反転攻勢が始まるだろう。その時にこそ、敵集団の動きを見極める」
「ミョーな動きをするところがあれば、そこにボスがいる! ってこと?」
「そのとおりだ。アオイも目を凝らしておいてくれ」
そうこうする間にも、絶え間なくゴブリンは襲い来る。大量の矢、炎弾と気弾が飛び交い、戦場の混迷は増してゆく。
アオイはいささか、疲れたような顔を見せた。
「ふー。戦いが終わったら、可愛いペットモンスターでも探しに行きたいな!」
「はは、じゃあそれを楽しみに、もう少し頑張ろうか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月16日
参加申し込みの期限
2023年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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