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LIQUID -Star Chronicle- 白瞳戦争編
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【サイドクエスト『未知なる探求』スピリスタの坑道】
「よーし、このエリアのマップはこれで埋まったーっと」
地図を埋めることに喜びを抱く冒険者は多い。未知の探求、未開の踏破、見たこともないモンスターとの出会い、価値ある財宝の入手。地図は冒険の全てに通ずる礎だ。そしていつしか、地図そのものが冒険の真髄となってゆく者もいる。リキッド大陸を余すところなく歩み尽くし、全ての未知未開を手中に収めるのだ。
マシロ(プレイヤー:
白 真白
)が出会ったのは、そんなふうに壮大な冒険を志す先達だった。
「やあ、君。このようなところで再びまみえるとは、水鏡の女神のお導きだろうか」
「ハルコンさん! また会いましたね~」
丸眼鏡をかけ、自身の背丈よりも大きなバックパックを背負った探険家の男。マシロとの初めての出会いは、ワインツ帝国ソーヴィニオンにほど近い山麓の頂点。彼は大陸の全てを地図へと収める歩みの途上だった。
マシロの目的も、似たようなものだ。サイドクエスト『未知なる探求』のコンプリートは茨の道、果てしない旅路となるが、それが楽しかった。
「ハルコンさんも地図埋め? 私もだんだんマップが埋まってくの、楽しくなってきちゃったよ」
「素晴らしい。その道程は光り輝く秘宝よりも、冒険者の刻んでゆくいかなる英雄譚よりも深く、君の胸へと刻まれるだろう」
と語る彼の足元には、からっぽの宝箱が転がっている。
「それは?」
「コインが3ボトル。売れば二束三文のナイフが一振り。此度の道のりはおよそ糧とならぬものではあったがね」
それでもハルコンの表情は、晴れやかだった。彼やマシロのような冒険者が求めるものは、目に見えるようなお宝ではないのだ。
ふと、彼は羽ペンを取り出して言った。
「君が望むならば、君が目にすべき驚嘆たる光景をいくつか、地図へと記して差し上げよう。いずれも過酷な旅程となろうが、まことの探求心あらばたどりつけよう」
「わ、ほんとに? ありがとう!」
おかげで次の目的地も決まった。
再会を誓い合ってハルコンと別れ、マシロは歩き出した。胸は高鳴り、いつしか足早となった。
北方のスピリスタは雪深く、ことに山間部ともなれば冒険者の侵入を拒む天然の罠が待ち構えている。大雪、雪崩、寒冷を好むモンスターと危険にはことかかない。
ハルコンがマップへ記してくれたクエストポイントの一つは、そんなスピリスタの外れも外れ、辺境の山道脇にぽっかりと口を開いた洞窟だった。
「ふう。やっと着いたー」
周囲のマップをあらかた埋め、マシロはダンジョンへと踏み込む。
「わ、綺麗!」
スピリスタは鉱石資源が豊富なことで名高い。この洞窟にも稀少なレア鉱石がいくつも眠っているのだろう。
とはいえマシロの目的は採掘ではなく、あくまで未知の踏破だ。ダンジョンの最奥には何があるのか? ハルコンが見せたかった光景とは何だろうか? それを確かめるための冒険なのだ。
「……あれ? 誰か戦ってる」
洞窟内に剣戟の激しい金属音が響く。どうやら先に踏み込んだ冒険者が、一足早くダンジョンに巣食うモンスターと大立ち回りを演じているらしい。
近づいてみると、男女がゴブリンの群れに囲まれている。
「やべーって兄貴、おかしいってこの数は!」
「んなこと言ったって、ここでワールドクエスト発生なんて聞いてねーって!」
兄妹だろうか。小柄ですらりとした兄はオラクルヒーラーで、必死に回復魔法と防御魔法を唱えている。大柄だが整って凛々しい顔立ちの妹はウェポンマイスターらしく、大剣を振るってゴブリンを薙ぎ払っている。
二人はなかなかに手練れのようだが、なにしろ多勢に無勢で、今にも群れに飲みこまれてしまいそうだ。
「ここは私の出番かな!」
マシロの決断は早かった。
愛用の杖<ロータススフィア>を掲げ、ゴブリン目がけて奇襲をかける。
「<縛り上げる茨>!」
「おおっ? 助っ人か、ありがてー!」
地より這い出た茨がゴブリンたちを拘束し、締め上げてダメージを与えているうちに、妹が大剣を振り回して小鬼たちの首を跳ねとばし、兄は防御バフを拡げて体勢の立て直しを図る。
続けざまに大魔法をぶちかます。
「<伝播する波濤>っ! いっけー!!」
輝く水流は標的をすさまじい水圧で打ち据え、さらに別の標的へと衝撃を伝え薙ぎ倒してゆく。
マシロの参戦は両者のパワーバランスを劇的に変え、決着はあっという間についてしまった。
「サンキュー、助かったぜ!」
「ああ、あのまま全滅かと思ったよ」
「どーいたしまして。間に合ってよかった~」
兄はフェンネル、妹はアプリコットと名乗った。兄妹冒険者は経験豊かで準備も万全の探索であったが、現在はリキッド大陸全域でゴブリンの襲撃が起きている。不測の事態に、マシロが居合わせたのは僥倖だった。
二人のアバターはいささか強面で言ってみればヤンキー風なのだが、話してみれば実に気さくで、よくよく見れば兄妹揃ってイケメンだったりもする。
「俺と妹は、この奥のボスを倒しに来たんだ。こいつがドつええヤツでさあ」
「何度も負けてんだよな~。けど今回こそは討伐してやるぜ! で、マシロは?」
アプリコットが問う。
が、その時マシロは眼前に広がる光景に、すっかり目を奪われていた。
「ハルコンさんが言ってたの、これだったんだ……」
そこは、地底湖だった。中央に据えられた巨大なクリスタルが水面のゆらめきと、天井のかすかな亀裂から差し込む陽光を乱反射させ、えもいわれぬ光の芸術を演出していた。
兄妹はマシロの感嘆が落ちつくまで、黙して待っていてくれた。
「……さて、私の目的はこれで達成! ってことで、良かったらそのボスやっつけるの、手伝うよ~」
「おおっ、マジで!? 助かるわ~!」
「スペルブレイカーがいてくれるなら百人力だぜ、なあ兄貴!」
未知なる探求が、稀有な絶景も、良き出会いも、マシロへともたらしてくれる。
地図を開けば、まだまだ白紙の領域が広がっている。さて次は一体、いかなる驚きがマシロを待ち受けているだろうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月16日
参加申し込みの期限
2023年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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