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waに染まる猪口齢糖と伝統技術の饗宴 in サロネコ1371
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*仲良くお出かけの日
(大人っぽくみえるかな。勝負服じゃないけど……)
並んで歩くのなら可愛くしていたい、と
光村 千恵
は
光村 日向
と並んで歩いていた。千恵の出で立ちはというと、秋らしいカーキ色でガーリーな上着とスカートに黒い大き目リボン。そして、お気に入りの苺のヘアピンにワンポイント編み上げ……という、本人なりに大人かわいいを目指したものだった。
そんな少女の姿に、機能重視でカジュアルな服装をチョイスしていた日向はというと、顔には出さないが考え込んでいた。
(気合はいってるなぁ……。僕もお洒落に気を使った方がいいのかな? それにしても、変わったなぁ。どんどんお洒落になって……。これが成長するってことかな)
ほんのりと寂しい気持ちになる日向の横顔に、千恵は僅かに首を傾げる。
「どうしたの?」
「いや、何でもないよ。行こう」
日向は、不思議そうに首を傾げる千恵の手を引き会場へと足を踏み入れた。彼としては人が多いから、迷子にならないように……と保護欲からだったりする。だが、千恵は手を握りながら、
(もっと小さい頃は迷子になってよく手を引かれていたけど、回数減っちゃったからうれしい)
人ごみに感謝しながら、ほんのりと嬉しそうに微笑んでいた。
バレンタインの時より足を踏み入れやすいのは、ポップスの和風アレンジが流れているからだろうか? それとも、千恵が傍にいるからだろうか?
(立食とおしゃべりなのも敷居が低いよね。それに、女子ほどではないけれど自分用や友チョコも当たり前になってきたし)
会場の雰囲気にほっ、と安堵している日向の傍らで
「わ~、人多いねぇ! ピンクでもないし、和風だし、普通のお店のバレンタインコーナーとは別世界みたいだねぇ」
と千恵が楽しそうに囀る。あたりを見渡していた彼女は早速興味深い物を見つけ、日向の手を引いた。そこにあったのは、抹茶のベイクドチョコレート。歯ざわりさっくりで、甘味も落ち着いていて、大人の味といっていいだろうと日向は考えた。
「ふふ、和だねぇ」
「和だねぇ。こっちは醤油入りで、こっちは味噌らしいね。食べてごらん」
千恵がほっこりする横で、珍しい物を見つけた日向は、どうぞ、と試食品を差し出した。興味の惹かれた千恵が食べてみると、醤油入りは甘しょっぱく、味噌はだいぶまろやかな風味になっている。
「これはこれで美味しいねぇ」
千恵が瞳を細め和んでいると、「日向さん!」という優しい声。その方向を見ると、日向の友達だろう女性が手を振っていた。日向も手を振って答えると、彼女は楽し気に歩み寄ってきた。
日向と髪型が似た、背も同じぐらいの高さの女子高生は若草色のワンピース姿で現れる。
「日向さんも、こちらに来ていたんですね。今日は母が作品を提供しているんです。えっと、こちらは?」
「こっちは妹の千恵だよ。僕よりしっかり者で一緒にいたらたくさん気づくことも多いと思って……」
日向に紹介され、千恵はぺこり、と頭を下げる。彼女は千恵に「かわいい」と優しい笑みを向けると、しばし日向と会話する。
最後に彼女の母親が作った抹茶入りのチョコレートタルトを貰い、別れた。それに口を付けながら、千恵と日向は一休みすることに。
「これ美味しいねぇ。お土産に買って帰ったらお父さんお母さん、喜ぶかな?」
「いいかもしれないね」
二人でそんなことを話しながらも、千恵は少しだけ、兄を遠く感じるのだった。
「くしゅんっ」
「? 身体を冷やしたのかな。これ、着ておこうね」
その帰り道。くしゃみしてしまった千恵に、日向は自分の上着を貸す。そっと肩にかけてあげると、千恵は「ありがとう」と小さな声でお礼を言う。
(もしかして、怒ったかな? 子ども扱いとか思われちゃったかな……?)
と心配する日向だが、千恵は少し考え事をしていた。
(こういう時、恋人だったら抱きしめて暖めたり、同じ上着を一緒に羽織ったりするのかな? さっきのお姉ちゃんみたいな人と)
なんて思うと寂しさが胸に滲んで。千恵はそれを払うように、明るい声を上げた。
「お兄ちゃん、寒くない? えと……あったかい物飲んで、帰りは上着は交代して着ようよ? 私、お兄ちゃんが風邪ひいたら嫌だもん!」
千恵がそうはっきり言えば、日向は僅かに目を細める。
「ありがとう、千恵。そうしようか」
そういう所がしっかりしているね、と微笑む日向。千恵はこくり、と頷いた。
「私、お兄ちゃんに心配かけないようなしっかりした女性になるから!」
「あはは、それはちょっと、僕は寂しいなぁ。ありのままの千恵が好きだから」
手を握り締め、決意する千恵に日向は寂し気な笑みを浮かべて言う。「今でも十分、僕は誇らしいよ」と付け加えれば、千恵は頬を少々膨らませつつも、優しい目で兄を見つめるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月19日
参加申し込みの期限
2023年02月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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