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冷たい風が背中を押す
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自身の身震いで
梓 智依子
は目を覚ました。薄暗い部屋で勢いよく上体を起こし、バイトに、と口にして我に返る。項垂れた姿で大きな溜息を吐いた。
バイト先である『おもちゃのハローニャック』には事前に休みを取っていた。家主の祖父母は町内会の旅行に出かけていて帰りは、明日、月曜日の朝になる。留守を任された智依子は愛娘の楓の世話をしながら家事をこなす予定になっていた。
自身の頬を挟むようにして叩いて活を入れる。手早く着替えて部屋を出た。
キッチンやトイレのタオルを回収して洗濯機に入れる。カゴに入れられた洗濯物は種類によって洗濯ネットを利用した。
「これでいいわ」
洗濯機が稼働している間に掃除に取り掛かる。掃除機は娘の安眠を妨げると考え、雑巾を使った拭き掃除に専念した。
廊下が一通り終わると窓へ向かう。隅を残さないように丁寧に拭いた。その成果に満足したものの朝日が当たり始めると外側の汚れが目立つようになった。
袖を捲った智依子は窓を開けて外側を拭き始める。高い身長が功を奏して上部にまで手が届いた。息を弾ませて全ての窓を綺麗に仕上げた。
洗濯機が終了の音を鳴らす。スマートフォンで時間を見ると午前七時を少し回っていた。
「まだ起きないよね?」
小走りで洗濯物をカゴに入れて庭に出た。衣類の皺を伸ばしながら手早く干していく。空が明るくなって空の青さが濃さを増した。
「ママー、ごはんまだ?」
パジャマ姿の楓が目を擦りながら窓辺に立っていた。
「おはよう。今から作るから待っていて」
「うん、わかった」
大きな欠伸をして楓は部屋に引っ込んだ。急いで智依子が後に続く。エプロン姿になるとフライパンでベーコンエッグを作り始めた。同時にできるようにトースターでパンを焼く。ミルクティーは甘めにした。
二人は向かい合うように座って手を合わせる。声を揃えるようにして、いただきます、と言った。
「口に卵が付いてるよ」
「ママー、とってー」
楓は愛らしく口を突き出す。智依子は笑ってハンカチで優しく拭いた。
親子水入らずの時間を過ごした。楓は真っ先に席を離れて食器をシンクに運んだ。上気した頬で小鼻を膨らませると、さりげなく頭を突き出した。
「お手伝い、ありがとう」
「大きくなったからね」
頭を撫でられると満面の笑みとなった。
食器を洗い終わるとスーパーの開店時間が迫っていた。昨日の新聞の折込チラシでは牛肉と鶏肉が特価とあり、急いでエプロンを脱いでコートを羽織った。
「いっしょにお出かけする」
「温かくしないとね」
楓にダウンコートを着せて一緒に近所のスーパーへ向かう。
「ママー、こっちー」
店内に入るなり、楓はお菓子のコーナーに走っていく。智依子が買い物カゴを持って行くと各種のチョコレートが収められた袋を両手に持って飛び跳ねる。
「がんばるママにチョコをあげるね」
「ありがとう」
笑みを浮かべて袋を受け取った。特価の品を買ったあとで卵のパックを手にした。
「今日のお昼はオムライスにしようか」
「それ、スキ!」
喜ぶ我が子の頭を撫でて買い物を済ませた。
家に帰ると十一時を回っていた。少し早いと思いつつ、智依子はチキンライスを作った。
手際よく溶き卵をフライパンに流し込む。菜箸で軽く掻き混ぜて適度な固さになったところで具を入れる。程々に成形して菜箸を使い、卵を巻き込む。用意した皿に乗せると黄色い楕円のオムライスが出来上がった。ケチャップでハートを描くと見ていた楓は、わー、と嬉しそうな声を上げた。
二人は食卓で向き合ってオムライスを食べた。
外の風が部屋の中まで聞こえてきた。智依子は足早に庭へ出て洗濯物を取り込む。
「ママー、おてつだいする!」
楓はタオルを抱え込んで家へ走る。飛ばされる衣類はなく、無事に入れ終わった。
「寒くなったね。炬燵に入ろう」
「わかった」
楓はスイッチを入れて炬燵の中に潜り込む。その間に智依子はミルクココアを用意してスーパーで買ったチョコレートを器に盛った。
「お手伝いを頑張った楓にあげるよ」
「じゃあ、ママも」
二人は並んでチョコレートを口にした。温かい飲み物で身体を温め、智依子は記念とばかりにスマートフォンで仲睦まじい様子を写真に収めた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月30日
参加申し込みの期限
2023年02月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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