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【お三夜】猫と人とあやかしと、三つの世界が交わる夜
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●SideA:寝子島神社:満喫しましょう、おまつりを
もれいびだけれど、一応普通の高校生をやって3年目の
佐藤 英二
は、今年もお三夜まつりにやってきた。
賑やかな縁日をぶらついたり、変わった露店を覗くのが楽しい。
そしてなにより。
「英二くーん! みてみて、綿あめ! 虹みたいな色!」
野々 ののこ
に出逢えた。
一緒に露店巡りしない? と聞いたら一も二もなく快諾してくれて。
これ以上のよろこびはない。
(あっ、いや、ここで偶然会ったんだからデートとかじゃないよ、うん)
なんて自分に言い聞かせてみるものの、頬はどうしても緩んでしまう。
とりあえずリンゴ飴と虹色の綿あめを買って。
食べながら縁日をぶらつく。
「水の中で遊べる『水中花火』だって」
「面白そうっ」
「だよね。じゃ、買おうか」
「いいね!」
と、財布を出しかけるののこの手に、手を添えて。
「いいよ。野々さんの分も合わせて買うよ」
「え、でも」
「出させて」
と紳士な英二君です。
「あとでいっしょに遊ぼう?」
水中花火を買って、次に出くわしたのは『ネズミ射的』の露店だ。
「兄さん姉さん遊んでいくちゅー」
真っ黒でつぶらな瞳の鼠の店主に呼び止められる。
英二とののこは顔を見合わせて。
「挑戦してみよう!」
お代を払って空気銃を受け取る。
「さあ、さあ、鼠たち! お客さんでちゅ」
コルクの玉は5発。
店主が景品代の鼠たちに声を掛けると、ちゅちゅちゅっと走り出す景品鼠たち。
「うわあ、速い速いっ!」
ののこはきゃっきゃとはしゃぎながら、あっという間に5発撃ち切ってしまう。
「野々さん惜しい! ネズミが速すぎて全然命中しないねー」
「次は英二君だよ」
「うん」
ののこから空気銃を受け取ってはみるものの、ああ速くっちゃ狙っても当たる気がしない。
「こうなったら……マグレ当たりに期待だね」
敢えて目を閉じて、ポポポポン! と発射してみる英二。
最後の弾を撃った直後に、
「チュウッ!」
鼠の悲鳴がして。
「おおっ、大当たりでちゅーー!」
なんとなんと、マグレ当たりで一等賞の金のネズミに命中したではないか!
「景品は、最新型ゲーム機『チュイッチ』でちゅー!」
「……あれ、なんかこれ、段ボールで出来てない?」
景品もネズミクオリティ、というか、ゲームは動かなそうである。
が、一等賞は一等賞。
ほくほく顔の英二とののこが最後に立ち寄ったのは『高速渦金魚釣り』であった。
ミニミニ鳴門海峡の渦潮といった感じの渦巻く水槽の中、高速で泳ぐ――というか渦に身を任せ翻弄されている赤い金魚を掬うという、ここでしか味わえない露店だ。猫の店主は、爪で金魚を取ろうとする仔猫たちの手をぴしりと叩きながら営業中である。
「これも難易度高そうだけど、お祭りの夜の高揚した雰囲気のなかだとチャレンジしてみようって気分になるよね」
「わかるー」
「まぁ、金魚をすくえた後、どうするかってのはあるんだけど……」
「金魚取ってから考えよっか」
というわけで、お代を払ってポイを受け取りほかの客と並んで水槽に取り付く。
英二のポイは2度目で破れ、残念無念。とにかく金魚が高速でポイにぶつかってくるので、金魚前にポイを差し入れてもあっという間に穴が開くだけなのだ。
それを見ていたののこは、金魚の動きに合わせて尻尾側からから高速でポイを差し入れた。
運よくすっとポイに乗る金魚。
「やった! 金魚取れた!」
そのあとすぐ破れてしまって、掬えたのはこの1匹だったが、一匹でも掬えたのは嬉しい。
「あ、でもどうしよう。飼い方わからないし、私2人部屋だった」
ビニール袋に入れてもらった金魚を眺めて、ののこはちょっと困り顔だ。
「良かったら僕が飼うよ。僕、一人部屋だし。それに折角野々さんがゲットした金魚だしね」
「うん。じゃあお願いしていい?」
ののこは英二に金魚を渡す。
「わかったよ、水槽を買ったら見に来てね」
ののこが笑顔になる。それだけで、お祭りに来た甲斐がある気がする英二であった。
◇
「の、ののこぉ……」
そんな英二とののこを、物陰から見つめる目があった。
寝子島高校理事長で、実はののこのパパである
野々 ととお
である。
「ののこが、男の子と、あんなに楽しそうに~~パパはつらいよっ」
ん、と立ち止まったのは、お参りを済ませ、帰りながら屋台の食べ歩きの続きをしていた紫苑である。
「あら、理事長先生……何をなさっておられるのですか?」
ととおに声を掛けると、ととおはびくっと飛び上がって、
「いやあのね、ちょっと娘が心配でね、」
などとしどろもどろに説明する。
「え、ののこさんを陰ながら見守っている?」
「まあそんなところだね~」
「コソコソ見守るより、一緒に楽しんで聞いてみるのも良いのではないでしょうか?」
「ええ、そ、それはちょっと」
ママに怒られそうとかなんとか、口の中でぶつぶつ言うととお。
「そうです♪ あの屋台の料理はののこさん好きそうですから、あれを買って行ってあげて、それとなく聞いてみてはいかがですか?」
紫苑が指差したのは黒焼きトカゲの露店だ。
「そうかな~パパうざいって思わないかな~」
ととおは、もうちょっと悩むようである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月28日
参加申し込みの期限
2023年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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