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【お三夜】猫と人とあやかしと、三つの世界が交わる夜
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●SideB:霊界:銀朱駅<2>
「蜘蛛ですよ、蜘蛛。これっくらいの青黒い蜘蛛がうじゃうじゃ」
ポンは手で20~30センチの球体を作ると、鳥居の道にのほうを指差す。
「でかいですが、ありゃあ子蜘蛛です。実を言うとね、ずっと奥の方で見たんですよ。もっとずっと大きな化け蜘蛛がおかっぱ黒髪の女の子をぐるぐる巻きにしているところを。あれが母蜘蛛に違いありません」
「おかっぱ黒髪の女の子……お三夜様ですね。なぜ、どろでろろは蜘蛛の姿に……」
「そのときは助けられなかったのかい?」
シオとハルキが口々に尋ねる。
「ご冗談を。あんな化け物相手に出来やしませんよ。でっかい蜘蛛の巣を張っていて、身の丈だって5メートルはありました。悪いですが逃げるのに精いっぱいでしたよ」
「母蜘蛛とお三夜さまへの最適ルート、安全、最速、それぞれの道順って今分かる?」
ハルキがポンの目の前に酒瓶をちらつかせながら尋ねる。
ポンは酒から目を離さず、揉み手で言った。
「勿論。地図を書いて差し上げましょう」
一同はこうして、鳥居の道の地図を手に入れた。
これで探索は各段に楽になる。
ヴィーゼは背中から血液の翼を生やして飛び上がった。
「高い所からなら何かの接近や、お三夜様の事も早く気付けるかもしれないわ」
「俺も行く。お三夜様、早くお社の中に戻さないとやべーみてえだし。空からの偵察役はまかせろ」
ラッセルも<黄色いピヨコ>の進化能力でフクロウに変身して、ヴィーゼとともに飛び立つ。
「俺は一旦寝子島に戻るよ」
時計を確認し、そう言ったのは
八神 修
だ。
「狛猫達に花火を可能な限り遅らせるよう頼んでくる。それと多少準備も」
駅舎のそばにぽつんとある傾いた鳥居。
その中に、修の姿が消える。
その鳥居こそ、寝子島神社と繋がっている鳥居だ。
あちらとの通路は確保されているらしい。
つまりお三夜様を見つけたら早急にここに戻ってくればいいのだ。
地図を持つハルキとシオの後をついて、空班と修以外の一行は連なる鳥居の道へ入ってゆく。
「
ラピちゃん
、行こう」
瑠樹もお兄さんお姉さんのあとについて、片手で白いうさぎのぬいぐるみ・ラピちゃんを握りしめ、もう片方の手に金属のシャベルを持って歩き出す。
最後に残ったのはポンと阿呂江だった。
「大狐の娘殿は行かぬので?」
「悩んでおる。変化の術で大きな獣にでもなって突っ込めば蜘蛛共を一網打尽に出来そうじゃが……儂が化けられるのは人型が限界じゃ」
「それはそれは。御父上の足元にも及びませんね」
「煩い!」
図星を指され、阿呂江はポンに牙を剥く。
「磨きをかけてきたこの術が! いざという時に役に立たないとは! あまりに口惜しい!」
じたばたと地団駄を踏む阿呂江。
「そのように暴れられましても。変化はだめでも狐火はいかがか。御父上は狐火の名手でしたぞ」
「それじゃ!」
阿呂江は地団駄を踏むのをやめた。
ポンの言う通りだ。今こそ父から受け継いだもう一つの能力、狐火の出番ではないか。
阿呂江の家に伝わる狐火の力は、燃やすものさえ自ら決められる炎を出現させ操る能力だ。
「何十年も使っておらんが他に頼るものもない」
父上のように出来るのなら、手のひらに人魂サイズの炎を出せるはずだ。
阿呂江は手を開いて、ぐっと胸の前に突き出す。
「出でよ狐火!」
手のひらは、ぷす、とも言わない。
「出でよ! おりゃ! えいや!」
「ははあ、火どころか煙も立たない。掛け声は一丁前ですが、腕前は半人前以下ですなあ」
ポンにせせら笑われて、阿呂江はカッとなった。
「儂はまだ人間の世界を堪能しきってないのじゃ! 世界が混ざって終わるかもしれない危機をわかって、何も出来ないのは嫌じゃああああ!!」
その瞬間、『ぽっ』という音がして右手の人差し指の先に火が付いた。
「やった! が。……ち、ちいさいの……」
父が得意としていた狐火は拳より大きいくらいだったが、阿呂江のはチャッカマンの火ほどだ。
「ま、まあよい。この火をろうそくに灯すように両手10本の指に分けて、と……熊の爪には及ばぬが、炎と打撃で小蜘蛛と糸ぐらいは蹴散らせるじゃろ」
ポンがにこにこ笑っている。
ちょいと癪だが、いまは皆を追うのが先決だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月28日
参加申し込みの期限
2023年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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