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霊界運動会!
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△二妖三脚
コンバットブーツの付喪神である
漫 歩
は、二妖三脚に一緒に出る相手を探していた。
「だーれか組んでくれそうなやつはいないかな~っと……」
きょろきょろとあたりを見回す歩の視線の先に、道哉がいた。
「……お! そこの猫又にーさん! 俺と一緒に走んない!? 俺を履いて兄さんが走れば、『せーの』とか息合わせなくていいってこと!」
歩は、種類・サイズ等自在に変化して靴に変身できる。
さらに走る・跳ぶ・蹴る等、脚を用いた動作では著しく疲れにくく、それは靴の姿の歩を履いた人物にも有効なのだ。
「ほう、それは助かるな」
「おっし! じゃあよろしくな道哉くん!」
坊や、と言いかけた道哉だったが、失礼かと名前を呼ぶことにする。
「歩は個性的な能力を持っているのか。猫又姿で走ったら猫さいずの靴になるのかね。だったら興味深いね」
「なるほど、猫又姿用の靴ね……!? なってみたことないけど、楽しいしやるっきゃないじゃん」
お道化て言ったところでOKをもらえたので、道哉は楽し気に笑う。
「乗り気だね。それでいこう。面白いことは昔から大好きだからね」
はたして人間用の靴である歩が、猫用の靴に変身することができるだろうか?
「肉球と毛のある小さな足に合うように、変身……!」
目を閉じ集中すると、歩は猫サイズの小さな靴になっていた。
もともと人間用の靴なので、4つに増えたりはしなかったが。
「おお、うまくいったようだね」
早速道哉は前足に靴を履いて歩いてみる。
「よーし! 最強のタッグの完成だ! 疲れづらいし履きやすいっしょ」
「ああ、ぴったりだし走りやすいね」
あとは、ルール上OKをもらえるかだが。
「ろーぷは私の足と靴を縛ることになるのか? 二妖だしいけるだろう」
猫又がダメなら人間姿で、それもダメなら習って普通に二妖三脚するのも一興だろう、と思いながら道哉は歩とスタート地点へ向かう。
「お相手は靴ですか? うーん」
係のあやかしは少し考えている。
(怒られはしなそうだけど、ちゃんとしないと駄目な感じだったら、俺も人の姿で足結んで肩組んで頑張るかね)
歩もそんなことを考えていたが。
「それじゃハンディとして、スタートの合図をしてからロープを縛ってください」
と言われ事なきを得た。
「良かった。今日ばかりは負けられないんでね」
「張り切ってるね、猫又にーさん」
「実は賞品をプレゼントする約束をしていてね」
「みちちかくん、がんばれー!」
観客の中から手を振るきなこの姿が見えて、道哉は手を振り返す。
「なるほどね。応援するよ」
柚春は、ロープでウォルターとしっかり足を結びつける。
「厳重だねぇ、きつくないかい?」
ウォルターは言うが。
「だって途中でほどけたら大変でしょ。声かけるので、1、で結んだほうの足を出しましょうね」
「オーケー。え、肩組むのかい?」
「そのほうが走りやすいんです」
「それでは位置について、よーい」
ポン!
人魂の合図と共に様々なあやかしたちが走り出す。
「1、2、1、2……」
柚春とウォルターは掛け声に合わせ、スムーズに走っていった。
(息ぴったり! これならいけそう)
密着するのは嬉しくも恥ずかしいけど、そんなことを考えている暇はない。
口も使いながら素早くロープで歩を足に結んだ道哉も、走り出す。
「これは……中々快適な。靴として一体化するというのはこういうものなのか」
もともと素早い猫の走りだが、足にフィットした靴は走りやすく、あっという間に道哉と歩はトップに躍り出た。
「にーさん、針山だ! 右に石があるからもうちょっと左によって踏み切って!」
「心得た」
靴の低い目線から、足場の悪いところを的確にアドバイスする歩。
道哉は猫のジャンプ力でなんなく針山を飛び越えた。
「……人間姿でも靴を履いてみるかな」
普段は和装の道哉もそんなことを思う。
「針山って、なんか痛そうなんだけど?!」
セットにしてもリアルすぎる、と思った柚春の耳元で。
「1、2、3で踏み切るよ」
ウォルターが囁いて、数え始めた。
「……1、2,3!」
気が付いたら、二人で宙に浮いていて。
次の瞬間には山を越えて着地していた。
「え、すごい!」
「ほら、次は血の池だよぉ」
「え、熱い……!? あの橋渡るの?」
湯気の立つ赤い池の上には、細い一本橋。
猫又の道哉たちは難なく駆け抜けていったが。
「稲積、掛け声頼むよぉ」
「……はい! 1,2,1,2……」
一人では怖くて足が止まりそうな細い橋の上。
必死に掛け声をかける柚春を引っ張り、ウォルターはすごいスピードで進んでいく。
肩をつかんでくれている手がとても暖かく、頼もしい。
(すごい……ウォルターさんとなら、どこまでも行けそう……)
他の組が池に落ちていく中、血の池を越えた柚春とウォルターは二番目を走っていた。
やっと地面を走れるようになり、安心したのもつかの間。
壁と床のあるコースから手が伸びてきた。
「にーさん左に飛んで!」
「ほい」
抜群の反射神経で手をすり抜ける道哉。
だが、次にやってきたウォルターが掴まれそうになる。
「ダメ!」
その時、柚春が伸びてきた手に向かって怒りの声を上げ、振り払った。
「ウォルターさんの服、きっと高いんだよ。しみ抜きだって大変だから汚さないで」
「え、稲積……」
「大体、手は僕と繋ぐ約束をしているんだよ、あなたたちはダメ!」
ウォルターに伸びる魔の手を、柚春はものすごい勢いであしらっていく。
だが、魔の手は当然柚春にも伸び……
ビシッ!
柚春の胸を掴もうとした手に、ウォルターのチョークが炸裂した。
「なんで自分にはそんなに無頓着なのかねぇ」
呆れたようにウォルターが言う。
「……ありがとう、ウォルターさん」
道哉と歩のペアが、一着でゴールテープを切った。
「歩のおかげだよ、これでジュースをきなこに渡せる」
と感謝する道哉。
いやいや、と歩はなんでもなさそうに言い。
「じゃ、俺の分のジュースを道哉くんにあげるよ。走ってくれたお礼ってことで。きなこくんと飲んじゃって!」
「いいのかい?」
賞品を受け取った道哉の元に、きなこがふわふわと飛んでくる。
「きなこ、勇姿はみててくれたかい?」
「うん! みちちかくんかっこよかった~」
「そうかそうか」
道哉はご機嫌で、片方のジュースをきなこに差し出すのだった。
(このままずっと、ウォルターさんと一緒に走っていられたらな)
柚春は心から思ったけれど、やがてゴールは近づいてきた。
(ゴールした後、疲れて歩けないって言ったら、どうするかな)
そんなことを思いながら、柚春はウォルターと共に2位でゴールした。
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
皆様と共に霊界運動会を楽しませていただきました。
リアルタイムではいよいよ寒くなりますが、お体に気をつけてらっかみ! を楽しんでください。
それでは、またご縁がありましたらご参加お待ちしております。
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担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年11月02日
参加申し込みの期限
2022年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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