this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
『三毛の湯』を救え!大作戦
1
2
3
4
つぎへ >>
『三毛の湯』主人の決断も早かった。
「あいわかった! ありがたく、お前さんらの好意に甘えさせてもらうとするよ。このとおり、よろしくお頼みします」
といって頭を下げる主人の禿げ上がった頭、しわしわのお顔に筋張った手指を見れば、もう引退して静かな余生を過ごしてほしいと思わなくもない。
しかし
野菜原 ユウ
が、集まった彼の知人らが火をつけた。あたかも胸のボイラーへ点火するがごとくに。
「おっしゃーーー、まかせとけってジッちゃん!」
「さっそく、始めましょうか。手分けしていきましょう」
顔を揃えた
梓 智依子
、
鬼河内 萌
。
仙藤 紫
に
旅鴉 月詠
、
八神 修
。中には三毛の湯常連の者もおり、いずれもやる気に満ち満ちて燃えている。彼らの頭に煙突があったなら煙を吹き出さんばかりだ。
「頑張ろうね、ユウくん♪」
「おう、サンキュー鬼河内! みんなもヨロシクなー!」
「突然呼び出されて、何事かと思ったけど……案外楽しそうね」
「うむ。芸術を志す者としても、実にやりがいある仕事じゃないか」
智依子や紫はてきぱきと準備にとりかかり、萌はユウと物資調達の相談を始め、月詠もさっそく構想を練っている。
修がつぶやいた。
「そうそう。銭湯というのは、風呂上りにフルーツ牛乳を飲むのがマナーなんだっけ?」
みんなでぽかんと口を開ける。間違ってはいないが、星ヶ丘住まいの彼の銭湯知識はいささか偏っていた。
まずはみんなで掃除をすることにした。湯殿や床、壁、鏡に蛇口、風呂おけも。それに客の目には触れないボイラー室などバックヤード、軒先の歩道にいたるまで全てだ。
これを主導したのは、萌である。
「ユウくんが大切にしてる場所なら、守らないとね!」
三毛の湯フリークであるというユウこそは、彼女の想い人である。秘めた慕情を胸に抱き、彼のため身を粉にして働こうとはいじましい。古き良き銭湯の情緒ともなんだかこう、合うではないか。
などと思うと、萌のテンションも上がるのだった。
ひととおりの掃除を済ませたところで、各自思い思いの作業へと移る。それぞれが三毛の湯の未来へ思いを馳せ、必要であろうと考える打開策を講じるのだ。
「ねえユウくん。カレーっぽい入浴剤ってなかったっけ?」
「はあ?」
まったくもって、はあ? だが萌はもちろんのこと真剣だ。
分かりやすく楽しめる改善点その一として萌が挙げたのは、特色ある湯を演出してみては? という点だった。
「季節湯っていうんだって。1月は松湯、7月はもも湯、12月はゆず湯とかね」
「カレー湯は?」
「もちろん年中無休だよ!」
要するにひとつの湯殿だけでなくいくつかを用意して、特色を分けてはということだ。
もちろん大掛かりな工事が必要になる提案であるし、萌の一存で決められはしないのだが、三毛の湯主人に尋ねてみれば、
「そりゃあいい。ぜひやっとくれ」
とのことである。事ここに至り彼も腹をくくったようで、必要な費用はたくわえから捻出すると言っている。どうやら萌やユウの発する熱が伝わったようだ。
すぐに連絡を取り、三毛の湯には業者が出入りするようになった。浴槽の増設のみならず、他の面々もあれこれ作業を発注することになっているので、総合的に請け負ってもらえる会社を選んだ。学生と専門業者が入り交じって作業をするというのも面白い、と彼らも乗り気であった。
「薔薇の香りのするお湯とか~。アヒルちゃんが浮かんでて、子どもが遊べるお風呂なんてのもいいね!」
「へえ、楽しそうじゃん! やるなあ、鬼河内」
「そ、そっかな~? でへへへ」
にかっと笑って褒められて、萌は上機嫌。デレデレで、おでこから湯気が出そうだ。
「あのー。このカレーの湯ってのは……」
とある業者さんなどはやや困り顔でユウへ尋ねたものだが、
「そいつは常設だってさ。まあ、思ったようにやらせてやってくれよ」
「はあ。カレーねえ」
といった次第で、グレイビーボート(カレー屋さんで出てくる魔法のランプみたいなアレ)からカレー風味のお湯が出るという珍妙なお風呂が三毛の湯に爆誕した。
はたして客たちには受け入れられるだろうか?
なにはともあれ、萌は好きな男の子との共同作業に、終始ご機嫌であった。
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
『三毛の湯』を救え!大作戦
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年09月07日
参加申し込みの期限
2022年09月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年09月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!