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- 00月00日生 00歳
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『三毛の湯』を救え！大作戦
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旧市街にて。
「なにィーーー！？」
悲痛な声が響き渡る。
声の主は、野菜原 ユウだった。
「ジッちゃん、店たたむってマジかよ！？」
「マジじゃよ。町ン中を見てみい。健康ランドだのスーパー銭湯だの、風呂の併設されたスポーツ施設だの。ウチのような何の取り得もないフツーの銭湯じゃあ、たちうちできんわい」
「そりゃないぜ、ジッちゃん……！」
銭湯『三毛の湯』は、参道商店街近くに軒を構える、古き良き公衆浴場だ。もくもく白煙をたなびかせる煙突をシンボルに、今日も営業中……だったのだが。
三代続く三毛の湯の主人はこのたび、店を閉めることを決めたそうである。
確かに周辺区域には、新しい入浴施設がいくつか建っている。昨今のブームも手伝って、サウナに水風呂も備えるスパなどもある。
昔ながらの銭湯から客足が遠のいてしまうのも、必然ではあったかもしれない。
「俺、たまにここの銭湯に入りに来るの、けっこう楽しみにしてたんだけどなあ」
桜花寮住まいのユウは、いつだったか寮の風呂が壊れた時に、たまたま利用したこの銭湯がなぜだか気に入り、たびたび入浴しに来るのだ。彼の気さくな性格もあって、今では主人ともすっかり顔なじみなのだった。
だからこそ、番台の向こうでしょぼくれた顔の主人を見ていると、やるせない気持ちが湧いてくる。
「そう言ってもらえるのはありがたいがのう。ま、これも時代の流れっちゅうもんよ。ワシもそろそろ隠居して……」
「そーだ！！」
急に大きな声を出したものだから、主人はひっくり返ってしまった。
「な、なんじゃ？」
「『三毛の湯』に、この店ならではのウリができりゃあいいんだろ？ 俺がなんか考えてやるよ！ あ、ダチにも声かけてみっかな？ だーいじょうぶ大丈夫、ゼッタイいい手が見つかるって！」
「お、おい、お前さん風呂に入りに来たんと違うんか？ おーい！」
そう言ってユウは三毛の湯を飛び出すと、意気揚々として走り去っていった。
あなたにユウからの連絡が届いたのは、その直後のことだ。
「なにィーーー！？」
悲痛な声が響き渡る。
声の主は、野菜原 ユウだった。
「マジじゃよ。町ン中を見てみい。健康ランドだのスーパー銭湯だの、風呂の併設されたスポーツ施設だの。ウチのような何の取り得もないフツーの銭湯じゃあ、たちうちできんわい」
「そりゃないぜ、ジッちゃん……！」
銭湯『三毛の湯』は、参道商店街近くに軒を構える、古き良き公衆浴場だ。もくもく白煙をたなびかせる煙突をシンボルに、今日も営業中……だったのだが。
三代続く三毛の湯の主人はこのたび、店を閉めることを決めたそうである。
確かに周辺区域には、新しい入浴施設がいくつか建っている。昨今のブームも手伝って、サウナに水風呂も備えるスパなどもある。
昔ながらの銭湯から客足が遠のいてしまうのも、必然ではあったかもしれない。
「俺、たまにここの銭湯に入りに来るの、けっこう楽しみにしてたんだけどなあ」
桜花寮住まいのユウは、いつだったか寮の風呂が壊れた時に、たまたま利用したこの銭湯がなぜだか気に入り、たびたび入浴しに来るのだ。彼の気さくな性格もあって、今では主人ともすっかり顔なじみなのだった。
だからこそ、番台の向こうでしょぼくれた顔の主人を見ていると、やるせない気持ちが湧いてくる。
「そう言ってもらえるのはありがたいがのう。ま、これも時代の流れっちゅうもんよ。ワシもそろそろ隠居して……」
「そーだ！！」
急に大きな声を出したものだから、主人はひっくり返ってしまった。
「な、なんじゃ？」
「『三毛の湯』に、この店ならではのウリができりゃあいいんだろ？ 俺がなんか考えてやるよ！ あ、ダチにも声かけてみっかな？ だーいじょうぶ大丈夫、ゼッタイいい手が見つかるって！」
「お、おい、お前さん風呂に入りに来たんと違うんか？ おーい！」
そう言ってユウは三毛の湯を飛び出すと、意気揚々として走り去っていった。
あなたにユウからの連絡が届いたのは、その直後のことだ。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2022年09月07日
- 参加申し込みの期限
-
- 2022年09月14日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2022年09月14日 11時00分
こんにちは、網です。
よろしくお願いいたします。
概要
旧市街にある銭湯『三毛の湯』。
数十年前から変わらない伝統的なスタイルの銭湯で、固定客もいるものの、
最近はより近代的な入浴施設の普及により、経営は逼迫しています。
ついに主人は、三代続いたこの湯屋に、自分の代で幕を下ろすことを決断しました。
しかし、そこへ立ち上がったのが、三毛の湯ファンであったという野菜原 ユウ。
彼は馴染みの銭湯を救うべく、起死回生のアイディアを集めることにしました。
皆さんはそんな彼に、ニャインやねこったーで呼びかけられたり、
あるいはそのへんで唐突に声をかけられたりして、三毛の湯へ集められることとなりました。
アイディアは、どんなものでも構いません。
提案してみるだけでもいいし、自分で何か作ったり、行動してみるのももちろん大歓迎。
三毛の湯主人は、「どうせこのままじゃ閉店待ったなし、好きにやっとくれ」と言ってます。
必要なら多少の設備投資をする余裕はあるとのこと。
ぜひ素敵なアイディアで、危機を救ってあげてください。
なお三毛の湯復活に貢献してくれた人には、一年間入浴無料チケットが進呈されます。
最後には、生まれ変わった三毛の湯の一番風呂に浸かって、ふい～～～っ！
というシーンも描写できますよう、頑張ってください。
＜現在の『三毛の湯』＞
・気軽に入れるけど主張のない簡素なのれん。
・浴室の壁は白いタイル一色。経年劣化でひびわれや黄ばみあり。
・落ち着くけどやや薄暗い照明。
・入浴設備以外に付随する施設などはなし。
・旧式のボイラーは効率が悪く燃料代もかかる。
・従業員は主人を含めて三人。人手が足りず管理が行き届かない部分も。
＜アクションの例＞
・まずは徹底的に掃除！ 壁も床もぴっかぴかにしよう！
・のれんのデザインを考えよう！
ファンキーでキャッチーなやつがいいな♪
・三毛の湯のテーマソングを作ろう！
サンマさんとマンボウくんにも協力を依頼して、街中練り歩きながら歌おう！
・浴室の壁に絵を描いたらどうかな？ 何枚か図案を描いてみよう。
いくつかプリントアウトして壁に張ってみて、ご主人の意見を伺う。
・サウナ好きなんだよね。作れないかな～？
必要なものや経費など調べて、プレゼンします！
・とにかく人手がいるだろ！ 部活の連中に声かけるよ。
大掃除でも工事でも、好きに使ってくれ。もちろん俺も手伝うぜ！
ＮＰＣについて
登録済みのＮＰＣなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Ｘイラストのキャラクターを描写する場合、
ＰＣとＸキャラの２人あわせて「１人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Ｘキャラだけで１人分の描写とすることも可能です。
その場合は、ＰＣさん自身は描写がなく、Ｘキャラだけが描写されます。
Ｘキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Ｘキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Ｘキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのＵＲＬだけ書いていただければ大丈夫です。
それでは、ご参加をお待ちしております。