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8月31日を、
佐藤 英二
は早起きで迎えた。
手早く朝食をとって、身支度を終えて。
高校三年生の宿命、受験勉強も朝十時過ぎまでに済ませてしまった。
「さて、と。プラモの続きでもしようかな」
英二は作りかけのプラモデルがしまってある箱を取り出した。
嬉々としてニッパーを向けるのは『メカアニマル戦記 ZOOLION』に出てくる、ガジャルグというメカライオンだ。経営難のロボット博物館『ZOOLION』が、運営資金を調達するため展示品を蘇らせて、掛け金の高額なバトルロイヤルに挑む――という設定が人気のアニメである。
作中のガジャルグは赤と白のツートンカラーだが、英二が入手したのはイベント限定販売のブラックメタリックVer.である。
「この、鼻先から尻尾の先まで統一された、優美な曲線のフォルム……全身を包むいぶし銀の輝き……うーん、たまらない」
英二はパーツを切り離し、切り跡を丁寧にやすりで削って目立たなくする。後は一つずつ丁寧に組み上げて、完成だ。
「塗装なしでこの完成度……相変わらずオモムキヤの仕事は凄すぎるな」
ガジャルグを様々なアングルで写真を撮ったり、録画したZOOLIONのアニメを見直したりした後、ふと英二は思いついた。
「完成度と言えば……野々さん、宿題終わってるかなぁ」
嫌な予感がしたので、昼食後にののこに電話をしてみると、果たして宿題は終わっていなかった。
「あ、後は読書感想文だけ……だよ? 本はまだ読んでないけど」
「それはまた……重量級のヤツを残したね」
英二は頭を抱えたが、二人で図書館で適当な本を選び、寮の食堂に移動した。
まず、本を読む時に大事だと思った箇所を抜き書きすること。そして、手に取ったきっかけや、自らの経験と照らし合わせて文章を組み立てることをアドバイスした。
「ふぇぇん、英二君、ありがとう~!」
「どういたしまして」
英二はののこが読み込んでいるうちに、ノートや原稿用紙と筆記用具を準備し、書き始めてからは、消しゴムのカスを捨てたりお茶を入れたりと働いた。
(最終日に追い込まれまくるのは予想外だったけど……野々さんと一緒に過ごす夏休みの締めってのも、悪くないかな)
ののこの文章を英二が読み、誤字脱字をチェックして完成となったのは、夕食前ギリギリであった。
◆
スケッチブックと画材、スマホ、クッキーにサンドイッチ、携帯椅子に卓上コンロなどなど……ソロキャンプ用に買っておいたグッズを持ったラッセルは、寝子島の海岸で、鳥の噂話に耳を傾けつつ、自然スケッチに熱中していた。
(これ、自由研究として出そうかな。寝子島の鳥を調べた訳だし)
途中、風で飛ばされたスケッチブックがあわや海水まみれになるピンチもあったが、散歩中らしき少年がキャッチしてくれたので事なきを得た。お礼のクッキーを渡した時の、爽やかな笑顔が印象的だった。
釣りが許可されている所に場所を移し、釣ってはコンロで焼いて、サンドイッチと共に昼食とする。
「ここ、花火もOKって書いてあるな。余ってたやつ、使い切るか」
迫る夕闇、手持ち花火から吹き出すキラキラした火の粉。最後の線香花火を終え、水平線を一望して深呼吸。
「あー! 学校が始まるのかぁー」
まったりに満足したラッセルが寮に帰ると、そこではレースゲームで盛り上がる少年達がいた。
「お帰り、桜井くーん。ゴチになります!」
「夏休み最終日に遊び倒すとは、桜井さんも剛の者ですな」
「は? どゆこと?」
「どゆことって、僕がお前の宿題のツテを見つけといてやったんだよ」
コントローラから手を離したルームメイトが言うには、2人の少年たちは、ラッセルに宿題を写させてくれるんだとか。
「えぇっ、マジで? ありがてぇ……」
「その代わり、お前はあいつらにラーメンチャーハン唐揚げセット奢るんだぞ。明日、学校が終わったら」
ルームメイトはしたり顔で続ける。
「感謝してくれよ。さっきまで3,000円の焼き肉食い放題に行きたがってた所を、1,000円のラーメンセットに誘導したのは僕なんだからな」
僕には焼き肉奢ってくれるよな、と小声で続ける彼に、ラッセルは「ありがとうございまぁす!」と、小声で返したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年07月16日
参加申し込みの期限
2022年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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