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始業式もホームルームも終えた、
巫部 紫苑
は生徒会室へと足を運んだ。
教室は掃除したが、生徒会室の掃除はまだだったからである。
「書記たる者、生徒会室の掃除と備品の補充をしておかなくては」
掃除用のエプロンを着け、腕まくりをする。
「夏休み前に掃除はしておきましたけど、やっぱり埃とかたまってますね」
まず窓と出入り口を開けて、机や椅子の状態をチェック。汚れを拭き取り、がたつきや痛んだところはテープで補修する。
その後高いところの埃を払ってから、箒とちり取りで大きなごみをとる。
ちょこちょこと顔を出す生徒会の仲間達に挨拶し、机と椅子の移動を手伝ってもらう。その後、モップで床ふきをすれば完了だ。
食堂で昼食だという彼らを見送り、紫苑は自分の3段重箱弁当を取り出した。
「さーて、楽しいお昼の時間です♪」
電気ポットから熱々のお湯を出して、ティーバッグの緑茶を入れる。
俵型おにぎりといなり寿司の主食、煮物ぬか漬け卵焼き、プチトマトにたこさんウィンナーを交互にぱくつく。
デザートは、お重の3段目いっぱいに詰まったフルーツ寒天だ。
「あぁ、熱々の緑茶と寒天って、たまりません!」
昼食を終え、食後のお茶で一息ついた紫苑は、重箱を片付けてから、備品の補充に取りかかった。
「足りないのは……補修用のテープと、ホワイトボード用マーカー、コピー用紙も……それから、お茶とお茶菓子は……これぐらい必要でしょうか」
よく食べる彼女の“必要”は、一般的な胃袋の持ち主からするとかなり多めの量だったが、過去の減り具合から未来の需要を予測し、注文書に数を記入した。
「後は、2学期の議事録の準備もしておきましょう」
紫苑は議事録をしまってある棚からいくつか取り出す。
「新しい理事長先生は突然イベントを始めたりしますから、記録することも増えるかもしれませんからねぇ」
過去の議事録を参照しながら、新しい議事録を可能な限り記入しておくと後が楽だ。
紫苑はふんふ~ん、と鼻歌を歌いながらコーヒーを入れ、お茶菓子をつまみながら作業に取りかかった。
◆
紫苑が生徒会室でお弁当を堪能していた頃、
霧生 愛
が学食に行くと、既に碧南と柚乃が同じテーブルで食事をとっていた。
「愛ちゃん、こっちこっち!」
碧南が手を振るので、空いていた彼女の隣に腰を下ろす。
「お疲れ様~。校長先生の話、なっがいよねー」
「あれれ~? 碧南先輩はもう慣れっこなんじゃないですか~?」
「もー、冷たいなあ。慣れたりなんてしないよぉ」
愛が碧南と笑ってじゃれあうと、向かいに座っている柚乃の表情が一瞬陰り、刺すような視線を向けてきた。
(あぁ、インターハイ決勝戦の時と同じか)
惜しくも準優勝となった試合の後、悔しくて、人目もはばからず泣きじゃくった愛を、碧南はハグしてくれたのだが。
その時こちらを見た柚乃は、唇を噛んで涙を流していた。
(あれ、嫉妬の涙だよな……もう、参っちゃう)
愛には、柚乃が碧南に恋心を抱いているからこそ、自分を目障りだと思っている事が分かっていた。
その上、柚乃の恋は報われない片思いなのだ。傷つくと分かっていても、当人にはどうすることもできず、想いは募る一方。
(……何で私が他人の恋にやきもきしなきゃならないのよ。しかも、不仲の先輩のなんか)
「浅見先輩、そんな怖い顔しないで下さいよー。碧南先輩だって、進路決まったら部活に顔出してくれるって言ってるじゃないですか」
「な、わ、私は別に……」
「まーまー、柚乃も愛ちゃんも、最後まで面倒見るから、ね?」
碧南に断って、昼食を買いに席を立つ。
(恋なんて、しなきゃいいのに)
食品サンプルのショーケースを見ていても、愛の胸を刺すのは過去の失恋の記憶。
もう忘れたと思っていたのに、しつこく残っていたらしい。
心臓の鼓動と共に、うずく古傷の痛み。
ため息と言葉がこぼれ出る。
「勘弁してよ……」
◆
「あおいは夏で変わったことってあるか?」
「うーん、かき氷を作るのがうまくなった事、かなぁ……」
生徒会室の掃除を手伝った後、
八神 修
は同級生の
七夜 あおい
と一緒に学食への道を歩いていた。
「ご家族用、か?」
「うん、そう。うちのちびっ子達がうるさくてね。自分でやろうとするんだけど、刃物が危ないし、シロップはかけ過ぎるし」
「ふふっ、そりゃあ賑やかだろうな」
「最終的にはお母さんに叱られるの。『そんなにたくさん食べたら、お腹壊すでしょ!』って」
その辺りで学食に到着し、2人で座る席を決める。
「夏と言えば、修君、ちょっと日焼けした?」
「……さすがはあおいだ。俺が何度か海に行ったことが分かるんだな……力こぶ、出てるか?」
「うんうん、アウトドア頑張ったんだね、修君」
たわいもない会話をして、注文の列に並んだのだが。
「まだまだ暑いし、正直食欲があまりなくてな……冷たいうどんにするか……いや、もういっそかき氷でもいいかも」
「ちょっと、修君!? かき氷は昼ご飯じゃないんだから、栄養バランスを考えて、ちゃんと食べようよ」
「あ、いや、ごめん」
心配してるんだからね! と頬を膨らますあおいに、修はドキドキしてしまう。
「蝉の声がうるさいね」
「そうだな、まだ夏だよと言ってるみたいだ」
結局、修は柳眉を逆立てたあおいに、焼き魚定食に小松菜のおひたしを追加され、購入。彼女はキノコの炊き込みご飯と味噌汁、デザートの杏仁豆腐だ。
「でも、焦げるような日差し、ではなくなったかな」
「そうだね、少し緩くなったかも」
窓の外を見る修の目に、風に揺れる木々が映る。
「秋がそこまで来ているのかもな」
「うん。そう思って、今日はキノコのご飯にしてみました。秋の美味しいもの、楽しみだなぁ」
キラキラと瞳を輝かせ、あおいは炊き込みご飯を口に運ぶ。
「修君はどんな秋のグルメが好きなの?」
「どんな……うーむ、サンマもいいが……栗ご飯もいい」
定食はサバの塩焼きだが、修はサンマを思い浮かべた。
「いいよねー、ぱりっと焦げた皮に、大根おろしとお醤油……」
「ほくほくで甘い栗も、たまらないな」
「うん、うん!」
2人はしばらく、秋のグルメで盛り上がったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年07月16日
参加申し込みの期限
2022年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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