霊界新報社、スクープを狙え！｜リアクション

霊界新報社、スクープを狙え！

　全ての記事が提出された。数は優に百を超える。全てにデスクは目を通し、時に唸るような声を漏らして選び出した。
「今回はこれでいくぞ。詳しい調査は専門家に頼るとしよう。この新人記者、月原想花にはバイト代に上乗せする形で報奨金を与える」
　その決定通り、想花は成果を受け取った。瞬間、他の記者達が盛大な拍手を送る。その中には補助要員の男性も含まれていた。
「あ、ありがとうございます！」

　その日、最高の笑顔で想花は寝子島に帰っていった。

このページにイラストを設定する

あとがき

担当マスター：黒羽カラス
ファンレターはマスターページから！

　新人記者の活躍によって掲載される記事が決まりました！
　バイト代と報奨金を得て素晴らしい一日になったことと思います。
　全てのネタが書けたことも偶然ですが作者冥利に尽きます。
　ここで一つ、種明かしをしたいと思います。そう、あれです。

　３：山の中腹の横穴

　行き止まりの壁の左右に丸い穴があって中に掴める物がありました。
　壁面に描かれた子供の絵と横線がヒントになっています。
　子供は童子と言い換えることができます。横線はマイナスで引くとも。
　童子、引く（同時、引く）が答えでした。
　今回の場合は丸い穴の輪を同時に引くことで仕掛けが作動する仕組みになっていました。
　いかがだったでしょうか。え、少し仕掛けが荒いですか？　広大な海のような心で読んでいただければと。

　新報社ネタはまたアイディアが浮かべば、続編ではありませんが書きたいと思います。
　ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

↑ページトップに戻る