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夏の部活動! 運動部も文化部もね☆
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●女子バスケ部インターハイ決勝戦
運動部には全国高等学校総合体育大会、通称インターハイと呼ばれるものがある。
寝子島高校女子バスケ部は今回、その大会で神奈川県代表として出場を果たした。
羽生 碧南
、
浅見 柚乃
、
霧生 愛
、そして他の部員たちも大会会場に到着したが、これから始まることに実感がわかなかった。周囲に目を向ければ、他の地区から勝ち上がってきたチームの姿が見える。
(どのチームも、きっと強い……でも負けてはいられない)
碧南にとってこれが高校最後の大会になる。それにキャプテンの自分が弱気になってはチームの士気に関わる。
「皆、大丈夫。練習の成果を見せるつもりでやろう」
碧南の言葉に、少しだけメンバーの空気が落ち着いたように見えた。
そして1回戦が始まった。やはり各都道府県のトップが集結している大会なので最初から強敵だった。それでもなんとか勝利し、2回戦以降も必死にボールを追いかけた。そうやって勝ち進み、ついに決勝戦までやってきた。
「とうとう来ちゃった、インターハイ決勝戦」
柚乃はそっと呟いた。これまでの試合を振り返ると、どこで負けてもおかしくなかった。それこそ1回戦敗退だってありえた。
(でもここまで来たら自分たちの強さを信じてもいい……それに)
彼女は愛に視線を向ける。柚乃の闘志に火をつける理由の1つだ。愛は今回のレギュラーで唯一の1年生。中学時代に全国大会でベスト8に進出した経験もある実力派。
(彼女はやたら私に突っかかるし、値踏みしている。そして……やたら上手いんだ、バスケが)
流石1年生でレギュラーになっただけのことはある。
(私の負けん気を否応なく刺激してくる子。気に入らない。この子だけには負けたくない)
それほどの対抗心を柚乃は愛に対して持っている。だがそれほどの実力を持つ愛にも心配はあった。
(中学時代に全国大会でベスト8に進出したこともあるけど、インターハイにはそんな選手はゴロゴロいる)
愛は他校の生徒に目を向ける。ここに至るまでに試合をした選手たちは決して弱くなかった。だから、いま自分が決勝に臨む立場にいるのが不思議なくらいだ。
(チームメイトが試合ごとにベストを尽くした結果だが、やはり決勝進出は信じられない)
目の前のことに対して、どうしても不自然に体がこわばる。そんな愛に柚乃が話しかけてきた。
「へー、霧生でも緊張することあるんだ?」
「人として正常な反応だと思いますが。むしろこの状況で極楽とんぼ……もとい、何も動じない先輩の豪胆さには尊敬の念を抱かずにはおりません」
「なんだとー?」
ブリザート級の冷たさで返したのに柚乃はちょっかいを止めない。こんなやりとりは日常茶飯事。そして碧南がそれを窘めるのもいつものこと。
「まぁまぁ。ここまで来たんだし、精一杯頑張ろう?」
変わらない光景に愛は緊張が抜けていくのを感じた。一方で柚乃は碧南のほうを向いてぼーっとしている。思い出すのは一緒にねずの湯に行ったときの出来事。
(私は先輩に憧れて、先輩に近づきたいと思って……。でも最近、少し揺れている。私の中で先輩への想いが、何かが変わりつつあるような……?)
柚乃の視線に気づいた碧南が、彼女に話しかける。
「柚乃、どうしたの?」
「え、あ、なんでもないです!」
これから決勝なんだと思いなおし、脱線した気持ちを切り替える。会場にアナウンスが流れ、決勝戦の2チームがコートに向かう。
相手は兵庫の聖アデリア女学院高。昨年の優勝校だ。試合開始の合図とともに両チームが動き出す。しかし相手のスピード感あふれる猛攻が炸裂し、先制点を取られた。
しかし、ここで碧南たちの闘志に火がついた。
どこか現実味の無かった『決勝戦』という言葉を改めて感じ取った。碧南はキャプテンとして冷静に仲間に指示を飛ばしつつ、試合全体に目を配り、その中で勝機をつかんで流れを変えたい。
しかし言うは易し、行うは難し。
相手は当然それを阻止してくる。こちらの弱点を巧みについてくるばかりでなく、連携の取れたパス回しなどを駆使したクレバーな手を打ってくる。
(でも私たちはそうやって勝機をつかんできた。ここまで来たんだから、必ず勝つ!)
そうひたすらに信じてコート中を駆け回る。試合の流れは完全に一進一退。優勢とも劣勢とも呼べない状況が続く。その激しい点の取り合いで凄まじい緊張感がコートを覆う。
そして88点で同点となり延長戦に突入した。最後の攻防戦はお互いに必死だった。そんななか、相手の放った3ポイントシュートが無情にもネットを揺らした。それと同時に試合終了の合図が響く。結果は88対91で相手チームの勝利。
(私の……私たちの夏は終わった)
滴る汗を拭うこともせず、碧南は呆然としていた。しかし他の部員たちの様子に気づくと、すぐに集合をかけた。とくに愛は人目も憚らず泣いていて、碧南は彼女が泣きやむまで抱きしめていた。
それぞれの思いを抱えて臨んだインターハイはこうして幕を下ろした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年05月11日
参加申し込みの期限
2022年05月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年05月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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