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南紀白浜を臨海学校で味わい尽くす!
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三年の女子が横一列に並ぶ。
羽生 碧南
の表情が変わる。先程までの柔和な顔は引っ込み、大勝負に挑む一端の勝負師の顔付きとなった。海を見つめた状態で微妙に手足を動かす。過去の遠泳を思い出して身体に馴染ませているようだった。
笛が鳴り響く。全員が一斉に走り出した。大きな歩幅を活かして碧南が抜け出す。飛び込んで早々にクロールで泳ぎ始めた。
肉体が覚えているのか。手と足が上手く噛み合った。波の影響はほとんど受けず、折り返し地点を迎えた。小さく回って大きな動作で一直線に砂浜を目指す。
途中で水泳部に抜かれた。が、碧南は易々と上位に食い込んだ。本人はきょとんとした顔で砂浜に戻る。どこか拍子抜けした様子で後ろを振り返った。
椎井 莉鳥
は水泳部の所属ではない。陸上部の走高跳の選手だった。
伸びやかなクロールには無駄がない。息継ぎをする時、見せる表情は穏やかで微笑んでいるように見える。
水泳部に引けを取らない泳ぎ方ではあるが、陸上部の一場面にも似ていた。高い位置にあるバーに向かって伸びやかに跳ぶ。その姿勢とクロールが何度も重なった。
莉鳥は解放感に溢れる海の中を跳んでいるのかもしれない。
その長い跳躍は砂浜で終わりを告げた。寂しげな表情を押し隠して歩いていった。
青山 絢
は淡々と泳ぐ。自分の姿勢を崩さない。やや大きな波が打ち寄せても動じず、ペースを守り抜いた。
気がつけばゴールを果たしていた。
「終わった……」
それ以外の言葉が出て来ない。
「先輩、ちゃんと撮れましたよ」
演劇部の後輩が笑顔で駆け寄る。
「ほら、見てください」
「これは」
預けていたスマートフォンの画像を見て絢は言葉を失う。弧を描いた砂浜の地形を活かし、横から写されていた。息継ぎの瞬間の一枚で表情が切ない。溺れている状態に見えなくもない。
やや遅れて絢は後輩に軽く頭を下げた。
「良い写真をありがとう」
「先輩の為ですから」
スマートフォンを渡すと後輩は仲間の元に元気よく戻っていった。
絢は考え込むような顔で画像を見つめる。気乗りしないまま従姉にメッセージ付きで送った。
返信は早かった。書かれた内容を見た絢は、はっきりとわかる苦笑いを浮かべた。
恵御納 夏朝
は波に翻弄されながらも懸命に泳いだ。少し先にいた
恵御納 夏夜
は妹の様子が気になり、速度を落とした。
横に並ぶと夏朝に向かって大きな声で言った。
「夏朝、疲れたなら休んでもいいんだ」
しっかりと声が届いたのか。夏朝はクロールの手を止めた。顔を上げた状態の平泳ぎに切り替える。
「ありがとう。夢中で気づかなかったよ」
夏夜も平泳ぎとなって姉妹は並んで泳ぐ。
「競争ではないから泳ぎ切ることを考えよう」
「うん、そうだね。夏夜ちゃんの言う通りだよ」
お互いを励ますような笑みを浮かべた。
遅くとも二人は着実に砂浜へと近づく。最後は二人で手を取り合って走ってゴールを駆け抜けた。
巫部 紫苑
は仰向けの状態で海に浮いていた。赤い瞳を細めて青い空を眺めている。千切れた雲の一部が三日月のような形となった。
「美味しそうなクロワッサンが浮かんでいます」
のんびりした声でぷかぷかと浮かぶ。波で少し流されたところで休憩を終えた。
クロールで正規のコースに戻り、真面目に泳ぐ。折り返し地点は超えていた。ゴールはそう遠くない。
その状態で再び休憩に入る。豊かな胸のおかげなのか。仰向けになっても沈むことはなかった。
「浮くのは得意なんですよねぇ♪」
本人も自覚していて気ままに時間を過ごす。
何度も休憩を挟んで紫苑は一キロを泳ぎ切った。砂浜に座ると笑顔に変わる。目にしたクラスメイトが話し掛けた。
「巫部さん、何か良いことでもあった?」
「遠泳で少し疲れました」
「それが良いことなの?」
「今日の夕飯がバイキング形式だと嬉しいです」
クラスメイトは納得した。
「そういうことね」
「はい、そういうことです♪」
底なしの胃袋を誇る紫苑は、その日一番の笑顔を見せた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
動物・自然
NPC交流
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月30日
参加申し込みの期限
2022年04月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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