アニマル☆スパリゾート｜リアクション

アニマル☆スパリゾート

●温泉卓球で勝負！

「さっぱりした……」
「スパリゾートって楽しいお風呂なんですね！」
　一通り室内風呂を満喫した月原想花と雛鶴先生はお風呂から上がり、次はどこへ行こうか施設内を散策している。
「あそこ、楽しそうです！」
　雛鶴先生が指をさした先はゲームコーナー。
　昔懐かしレトロゲームから最新筐体、卓球台と雑多に並べられている。
　面白そうだと興味を示した想花の背中に、何かに突かれた感触が。
　後ろを振り向くと、卓球ラケットとピンポン玉を持った猿がいた。
　猿は想花の手を取ると卓球台に誘導し、ラケットを差し出した。
「ぼくと卓球したいのかな？」
　ウキッ！　と歯を見せる猿は「そうだ」と言っているらしい。
　どうしようかと迷っていると、早くしろ！　と怒った猿がピンポン玉を投げつけてきたのでやらざるを得ない状況に。
「やるしかないようだね……」
　なぜか、猿と温泉卓球することに。

　最初の勝負は想花と猿。サーブ権はじゃんけんで決めることに。
　じゃんけんで勝った猿はウッキー！　と叫んで勢いのあるサーブを。
「え……？」
　勢いはあったが、ピンポン玉は明後日の方向へ。
　ピンポン玉を拾った雛鶴先生は猿に手渡し「頑張ってください！」と応援する。
　その後の展開はラリーが続いたりスマッシュを互いに決めたりと接戦だったが、僅差で猿の勝利となった。
「すごい猿だね。まいったよ」
　まだまだやれる！　と言わんばかりに猿は雛鶴先生に勝負を挑んだ。
「私もですか？　いいですよ。お猿さんとの卓球、面白そうです！」
　想花からラケットを受け取ると、雛鶴先生は「お願いしますね」と丁寧にお辞儀する。
　そんな雛鶴先生に対しても、猿は敵対心むき出しで挑む。結果は……猿のストレート勝ち。
「お猿さん、強いですね。ありがとうございました！」
　勝負に負けても、雛鶴先生は満足気だった。
「勝負には負けたけど楽しかったよ」
　片付けは僕達がやるよ、と想花は猿からラケットとピンポン玉を受け取った。
「お猿さんと卓球したり、いろいろなお風呂に入ったりできる場所なんですねスパリゾートって！」
　また来たいです、と雛鶴先生はご満悦。

　その他の客も動物とゲームを楽しんだり、大宴会場で一発芸を披露したりカラオケをしたり。
　お食事を一緒に楽しんだり、時には横取りされたり、襲われそうになったり。
　招待券を贈られて来場した客は、それなりに動物と一緒に楽しめるスパリゾート施設を堪能したようだった。

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あとがき

担当マスター：カターレ
ファンレターはマスターページから！

カターレです。
様々な動物と楽しむスパリゾート、いかがでしたでしょうか。

お猿と温泉、というシチュエーションはありますが、その他の動物と温泉でまったり♪　はないですよね……。
カピバラがお風呂でまったりしているのを楽しめる動物園もありますね。
カピバラとまったりお湯に浸かりたい……と思った方、いるのではないでしょうか。
私もそのうちのひとりです。

お風呂だけでなくプールやゲームコーナーがあるスパリゾート、楽しそうです。
シナリオに参加してくださった皆様が、心も体もご満足していただけたのなら嬉しいです。

ありがとうございました。

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