出動！Cinnamon Cat's！｜リアクション

出動！Cinnamon Cat's！

「誰っ！？」
　リオが声をあげるとほぼ同時に、ユメノを囲んでいた男性たちがひとり、またひとりと倒されていく。姿を現したのは、会社に潜入していたアヤだった。
「もう少し潜入して様子をみたかったけど……これはさすがに見逃せないものね」
「てめえ！」
　残った男たちが襲いかかるが、アヤは素早い動きでそれをかわし、一撃で華麗に敵を仕留めていく。
「もう大丈夫よ」
　そしてユメノの縄をほどき、彼女を椅子から解放した。その様子にリオは悔しい表情を見せ……るかと思いきや、彼女は笑っていた。
「本当に大丈夫？　これでも？」
　リオが懐から小型のリモコンを取り出し、スイッチを押した。すると部屋の隅から突如として触手のようなものが飛び出してきて、あっという間にアヤの四肢を縛り上げた。
「っ！！」
「うちの会社に潜入している人物がいることを、あたしが知らないとでも？」
「狩りに来たつもりが、餌に食いついてしまったってわけね」
「ちなみにその触手は我が社が開発した最新鋭の拷問マシーンで、強弱をつけた秒間50収縮の縛り上げ機能搭載、接触部分の衣類を溶かす成分200％配合、オートでターゲットの口に触手をねじ込む完全自動くわえさせモード付きよ」
「なんですって……強弱をつけた秒間50収縮の縛り上げ機能搭載、接触部分の衣類を溶かす成分200％配合、オートでターゲットの口に触手をねじ込む完全自動くわえさせモード付き……！」
　リオの言葉通り、その触手の性能は凄まじく、アヤはもうなんというかすごいことになっていた。
「あっ、触手がお尻にまで……！　んっ……！？」
　悲鳴さえも出せないよう、口に触手がねじ込まれる。
（触手にいたぶられるシーン15分）
「さあ、これ以上目の前で惨劇が起きてほしくなかったら、研究に協力すると言うのよ」
「……！」
　リオが、再度サツキに問いかけた。サツキが観念して首を縦に振ろうとしたその時、部屋の扉が勢いよく開いた。
「誰！？」
「それ以上の悪事は、許さないんだからっ！」
　指をびしっと向けて高らかに宣言したのは、部屋にとじこめられたはずのエリナたちCinnamon Cat'sだった。

このページにイラストを設定する