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パートナーは異能の猫!
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初瀬川 理緒
と
佐和崎 紗月
ははっとした。気づけば深い森の中、木々の間から木漏れ日が漏れている。
「え」
紗月は目の前の光景に反射的に理緒の腕を掴んだ。
「紗月」
理緒が少し困ったように笑っていた。
「ご、ごめんなさ」
思ったより強く掴んでしまっていた。
慌てて離れると、理緒がすぐにぎゅっと手を握ってくれた。
「大丈夫だよ」
紗月の様子に、理緒は優しく声をかける。ほっとしたようだった。
「とりあえず、歩いてみようか」
「動かない方が良いんじゃ?」
紗月は不安そうにそう言うが、
「少し視線を感じるし、ここにいない方が良さそう……あれ」
少し先の草むらから、猫が数匹出てきた。水色の虎猫など珍しい。
「あ、かわいい」
水色猫は肉球をぺろぺろと舐め、二人を見る。
「なんか、珍しい猫ね」
「山猫……? あ、理緒ちゃん」
里緒が近づこうとした時、その猫の足元にキラキラした霧が立ち込めた。
そして、
「え」
水色トラ猫の周辺の草や木が目に見えて凍り始めたのだ。
「っ!」
一瞬、殺気を感じた。
「紗月、走って」
理緒は少し大きな声でそう言って、紗月の手を引いた。
案の定、すべてを凍らす霧が辺りに充満し始める。さらには横から現れた火猫の体の周りに火の玉が舞い始める。
「え! えっ!?」
「完全に攻撃してきてる」
「なんで、あんな魔法みたいな、きゃっ」
「わっ」
二人の頭上を火の玉がすり抜けていった。
猫達は本気なのだ。本気で、理緒達を狙っている。
「どこか、隠れられるところ」
「理緒ちゃん、あそこに」
紗月が指をさした先にあったのは、山小屋のような建物である。
考えている暇はないだろう。
どうにか駆け込んで、ドアを閉める。肩で息をする二人の目に飛び込んできたのは、異能の猫達に対抗できるパートナー猫を貸してくれるという書置きだった。
お互い、感覚に任せて理緒は雷猫、紗月は風猫を選択。
「そっか、ライカっていうのね」
白に淡い黄色の模様。なんとなく分かった雷猫の名前を呼ぶと、得意げにお座りをして背筋を伸ばした。子供が褒められて素直になれないような仕種にくすりと笑う。
「よろしく」
テーブルの上のライカに手を伸ばしたが、
「えっ」
握手のつもりで差し出した理緒の手に、ライカが飛び乗る。素早さで、肩まで昇られてしまう。
「ちょっと、そこがいいの?」
まるで肩の周辺が定位置だとでも言いたげだ。
「理緒ちゃん、雷猫? 私はほら、カゼナちゃんていうんだって」
胸元に抱いているのは白とライトグリーンのぶち猫だった。
「風と雷……てことは、」
二匹の猫達を上手く使って、出口まで走らなければならない。大まかな作戦を立てておいて損はない。
「ライカちゃんは風猫が弱点?」
「そうね。電撃は攻撃として通りやすそうだから、紗月のカザナはサポートしてもらおうかな」
「うん、私もそう思ってた」
紗月はカザナを床へ下ろす。
「よろしくね」
「みゅん!」
それにならって、理緒もライカを下ろそうとするが、
「にゅーー!」
肩から引き剥がそうとすると必死の抵抗をするのだ。
「ふふ、気に入っちゃったのね」
「もう、ちょっと肩重いよ」
出会って一時間もしていないのに、すでに信頼関係が出来ているようだ。そんなやり取りをし、二人と二匹は木屋の外へと飛び出した。遠くに見える光に気づく。
「あった」
「え? 出口?」
「紗月」
理緒は紗月の手を取った。走り出す。
「カザナ、紗月、よろしくね」
「みゅっ」
「うん、頑張るわ」
「ライカ、期待してるから」
「にゃ」
駆けて行くと、左右前方から猫達が出現し始める。
「カザナ、風吹き!」
紗月はすかざず指示を出す。
「舞い上げて!」
追加の命令を上手く聞いて、カザナの風吹き発動。地面から巻き上がった風が周辺の猫達を空へと弾き出す。
「ライカ、電撃! 空に近い位置で!」
ライカ、理緒の肩で高く跳躍。そして舞い上がった猫達に降ってきた電撃が直撃する。
どんっどんっどんっ! と連続で。
ぼとっと地面に落ちた猫達は目を回していた。怪我はなさそうだが、しばらく動けないだろう。
「ん、また来た」
後ろから無数の猫達が走って来る。
「カザナ、風吹き! 足止めをして」
紗月の命令により、風の巨大な壁が出現する。
「ありがと、急ごう」
理緒と紗月は頷き合い、出口の方へ
風の壁はもう少し持ちそうだが、
「あ、まだこんなにいるの? 理緒ちゃん、どうする?」
前方からも猫達が迫っていた。
「大丈夫。このまま進もう。ライカ、最低限で良いから邪魔する猫を動けなくして」
止まらず駆け抜ける。正面から襲い掛かってくる猫にピンポイントで電撃を落としていく。
「上手いよ、ライカ」
紗月は地面を走っているカザナを抱き上げた。
「紗月、スピード上げるよ」
「うん、分かった」
理緒の手の暖かさ、それは絶対的な安心感だ。紗月は目を閉じる。きっと、理緒は連れて行ってくれる。
そして、
「出口、多分、これよね」
理緒の声。紗月が目を開けると、目の前に光るドアがあった。何かを悟ったのか、ライカとカザナが地面へと降りる。
「よかった」
「ありがと、カザナちゃん、ライカちゃん」
理緒と紗月は猫達に礼を言って、光の中へと飛び込んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月08日
参加申し込みの期限
2022年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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