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- 00月00日生 00歳
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熱く、冷たく？ サマーバレンタイン♡カーニバル！
☆手違いのデートの顛末
水槻 清恋、３３歳独身。
少女漫画家か恋愛小説家のペンネームみたいな名前ですが、寝子島署の女刑事です。
（17歳の時に妻子ある年上の男とドロドロの恋に落ちて、その時の出来事がきっかけで猫が苦手になったっけ）
しかしそれ以上に、恋愛運が一気にダダ落ちしたのでした。
大学生のときに１度、警察官になってからは３度の恋愛関係があったけれど、長続きせず。
（タバコ吸うようになったのは、警官になってから１年ぐらいして先輩と何となく身体の関係になってそのまま付き合うようになった時だったかな）
１年で相手が人事異動で転勤になり自然と終了。
仕事のストレスもあって、別れた後もタバコだけはやめられませんでした。
別にその先輩に未練があるとかではないのですが。
（最後に恋したのって……30歳の時だっけ）
なぜ清恋が過去を思い出しているのかというと。
非番の今日、たまたま清恋は手に私物の赤い腕輪をつけて外出していました。
サマーバレンタインのパレードに出くわし、賑やかだなと思っていると、声をかけられたのでした。
「君がサプライズデートの人？ こんな美人とデートできるなんてラッキーだな」
「は？」
意味が分からず混乱している清恋に、見知らぬ男は自分がつけている赤い腕輪を見せました。
「ここは暑いし、涼しいレストランに行こう」
どうも赤い腕輪が目印だったらしい、と気づきましたが。
「待って、私は……」
「僕相手じゃお気に召さない？」
男は、そこそこいい感じの見た目をしていました。
「そうじゃないんだけど……」
「よかった、なら行こう」
別に用事があるわけでもなく、なし崩しにデートする羽目になったのでした。
（お試しで食事するくらいならいいかしら）
「僕は森谷錠、会社役員だ」
「私は水槻清恋、公務員」
自分が警察官だと知ったら、どんな顔をするだろう？ と思いながら清恋は単に公務員とだけ名乗りました。
森谷は話術に長けていて、褒め上手でした。
（遊び慣れているんだろうな）
そうは思いましたが、リードしてくれる男に任せているのは楽でした。
やがて二人は趣味のいいバーでお酒を飲んで。
「君とはこのまま離れたくない」
情熱的にそう言われたとき、清恋は断りの文句を探す前に頭の中で予定を確認していました。
そして流されるままに、ラブホで一夜をともにしたのでした。
（悪くはなかったけど……ワン・ナイト・スタンド（一夜限りの恋人）ね）
男が寝ているうちにチェックアウトを済ませ。
清恋は寮へと帰っていきました。
そのしばらく前のこと。
パレードでバラをもらった後、朝衣と遥人は、レストランでラブラブチョコカレーを食べていました。
「なかなかいける」
「遥人の料理にはかなわないわ」
そんな話をしていると。
「あら？」
朝衣は窓の外に、泣いている女性を見つけました。
レストランから出て、声をかけます。
「あの、どうしたんですか？」
女性がぽつりぽつり話し始めたところによると、サプライズデートに参加したのに、相手らしき男性が別な女性と腕を組んで去ってしまったというのです。
「確かに赤い腕輪をしてたんで、彼が私の相手だったはずなんです。役場の人に確認したけど、この時間他の男性はエントリーしてないって」
「そうだったの……」
役場のイベントでの不手際とあれば、放っておくわけにもいきません。
「どうする？ なんなら僕が代わりに……」
会計を済ませてきた遥人がそんなことを言い出すのを、ひと睨みして。
「それはだめ。ちょっと待ってて。ちゃんと別な相手を見つけるわ」
朝衣はまずはパレードに向かって駆け出しました。
「誰か、デートできる独身男性はいない？」
「で、デート？ きゅう……」
「マンボウ君には無理だったわね」
気絶したマンボウ君の介抱を任せ、別の職員に声をかけようとしていると。
「お、遥人じゃないか」
後ろからついてきた遥人に声をかけてきた男がいました。
「ちょうどよかった。朝衣、こいつ彼女募集中なんだ」
遥人が紹介してくれた誠実そうな男性に事情を話し、受付に話を通してサプライズデートに飛び入り参加してもらうことになったのでした。
「助かったわ、ありがとう」
朝衣は遥人に礼を言います。
「お礼を言われるようなことはしてないよ。それより、朝衣かっこよかったよ。仕事してるところなかなか見られないし」
「えっ？ そう？」
どうなることかと思いましたが、ハプニングを乗り越えた二人はますます仲良くなれたのでした。
水槻 清恋、３３歳独身。
少女漫画家か恋愛小説家のペンネームみたいな名前ですが、寝子島署の女刑事です。
（17歳の時に妻子ある年上の男とドロドロの恋に落ちて、その時の出来事がきっかけで猫が苦手になったっけ）
しかしそれ以上に、恋愛運が一気にダダ落ちしたのでした。
大学生のときに１度、警察官になってからは３度の恋愛関係があったけれど、長続きせず。
（タバコ吸うようになったのは、警官になってから１年ぐらいして先輩と何となく身体の関係になってそのまま付き合うようになった時だったかな）
１年で相手が人事異動で転勤になり自然と終了。
仕事のストレスもあって、別れた後もタバコだけはやめられませんでした。
別にその先輩に未練があるとかではないのですが。
（最後に恋したのって……30歳の時だっけ）
なぜ清恋が過去を思い出しているのかというと。
非番の今日、たまたま清恋は手に私物の赤い腕輪をつけて外出していました。
サマーバレンタインのパレードに出くわし、賑やかだなと思っていると、声をかけられたのでした。
「君がサプライズデートの人？ こんな美人とデートできるなんてラッキーだな」
「は？」
意味が分からず混乱している清恋に、見知らぬ男は自分がつけている赤い腕輪を見せました。
「ここは暑いし、涼しいレストランに行こう」
どうも赤い腕輪が目印だったらしい、と気づきましたが。
「待って、私は……」
「僕相手じゃお気に召さない？」
男は、そこそこいい感じの見た目をしていました。
「そうじゃないんだけど……」
「よかった、なら行こう」
別に用事があるわけでもなく、なし崩しにデートする羽目になったのでした。
（お試しで食事するくらいならいいかしら）
「僕は森谷錠、会社役員だ」
「私は水槻清恋、公務員」
自分が警察官だと知ったら、どんな顔をするだろう？ と思いながら清恋は単に公務員とだけ名乗りました。
森谷は話術に長けていて、褒め上手でした。
（遊び慣れているんだろうな）
そうは思いましたが、リードしてくれる男に任せているのは楽でした。
やがて二人は趣味のいいバーでお酒を飲んで。
「君とはこのまま離れたくない」
情熱的にそう言われたとき、清恋は断りの文句を探す前に頭の中で予定を確認していました。
そして流されるままに、ラブホで一夜をともにしたのでした。
（悪くはなかったけど……ワン・ナイト・スタンド（一夜限りの恋人）ね）
男が寝ているうちにチェックアウトを済ませ。
清恋は寮へと帰っていきました。
そのしばらく前のこと。
パレードでバラをもらった後、朝衣と遥人は、レストランでラブラブチョコカレーを食べていました。
「なかなかいける」
「遥人の料理にはかなわないわ」
そんな話をしていると。
「あら？」
朝衣は窓の外に、泣いている女性を見つけました。
レストランから出て、声をかけます。
「あの、どうしたんですか？」
女性がぽつりぽつり話し始めたところによると、サプライズデートに参加したのに、相手らしき男性が別な女性と腕を組んで去ってしまったというのです。
「確かに赤い腕輪をしてたんで、彼が私の相手だったはずなんです。役場の人に確認したけど、この時間他の男性はエントリーしてないって」
「そうだったの……」
役場のイベントでの不手際とあれば、放っておくわけにもいきません。
「どうする？ なんなら僕が代わりに……」
会計を済ませてきた遥人がそんなことを言い出すのを、ひと睨みして。
「それはだめ。ちょっと待ってて。ちゃんと別な相手を見つけるわ」
朝衣はまずはパレードに向かって駆け出しました。
「誰か、デートできる独身男性はいない？」
「で、デート？ きゅう……」
「マンボウ君には無理だったわね」
気絶したマンボウ君の介抱を任せ、別の職員に声をかけようとしていると。
「お、遥人じゃないか」
後ろからついてきた遥人に声をかけてきた男がいました。
「ちょうどよかった。朝衣、こいつ彼女募集中なんだ」
遥人が紹介してくれた誠実そうな男性に事情を話し、受付に話を通してサプライズデートに飛び入り参加してもらうことになったのでした。
「助かったわ、ありがとう」
朝衣は遥人に礼を言います。
「お礼を言われるようなことはしてないよ。それより、朝衣かっこよかったよ。仕事してるところなかなか見られないし」
「えっ？ そう？」
どうなることかと思いましたが、ハプニングを乗り越えた二人はますます仲良くなれたのでした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2022年02月20日
- 参加申し込みの期限
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- 2022年02月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2022年02月27日 11時00分
