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寝子島高校
其れは彼と彼女で作る、特別なとある一日。
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去って行った伊都子さんの言葉を胸の内で繰り返し、
八神 修
はうーん、と考えた。――正直なところ、伊都子さんの提案は有難い、というのが本音だ。
何しろ修も、恐らくはあおいもシルバークレイを扱うのは初めてで、道具だって今から買い揃えようという話をしていたくらいである。シルバークレイは一応、家庭でも楽しめるハンドメイドという位置づけになっていて、初心者向けのセットだって高校生にも手の届くお値段のものが売っていたりするが、小物作りのプロである伊都子さんなら、一通り以上の道具も揃えているだろう。
ならば、その力を借りられるのは素直にありがたい、と思うのだ。だから、
「俺は伊都子さんの話、良いと思う。――あおいはどうかな」
「うん、私も良いと思う!」
提案を受けてはどうだろうと告げる修の言葉に、ぱちん、と手を合わせた
七夜 あおい
も笑顔で大きく頷いた。――決まり、だ。
ゆえに伊都子さんには「ぜひお借りしたい」とお願いして――それに伊都子さんは「ええ、喜んで」とにっこり嬉しそうに頷いていた――次に決めなければならないのは『どんなアクセサリーを作るか』である。当日になってから一緒にわいわいと考えても良いかも知れないが、それはそれで時間がかかりすぎるのでどうせならこのまま、ある程度の方向性を決めてしまいたい。
ゆえに修とあおいは額を突き合わせるようにして、各々のスマホを手にシルバークレイについて調べる。どんなものが作れるのか――どうやって作るのか。
あのルビーをあしらったアクセサリーを、というイメージはあっても、ルビーそのものをシルバークレイに直接埋め込んで焼くわけにはいかない。天然石は高温で変質してしまったり、割れてしまう場合があるからだ。
ゆえに、天然石をあしらうならまずは専用の石枠を成型したシルバークレイに埋めて焼き、ここに石を留める必要がある、らしい。となるとその、石枠を選ぶところが重要になる――のかも知れなかった。
「色んな枠があるんだね」
「そうだな。ルビーの大きさや、形にも合わせないといけないから――これなんかどうだろう?」
「どれ? あ、うん、可愛いね! これ、良いんじゃないかな」
そうして2人で仲良く顔を寄せ合って、選んだのはシンプルなラインの、だが二重になった縁取りのラインがどことなく愛らしい石枠だった。サイズも、形もあのルビーにぴったりだ。
となれば次は、形を作るモールドを選ぶ番だ。こちらも高いものではないが、もし伊都子さんが持っているなら――と尋ねるとうきうきと、幾つかのシリコンモールドを持ってきてくれた。
どれでもお好きに使ってね、とテーブルに並べられたモールドは様々で。可愛らしい猫やハート、星や十字架といった定番からバラやチューリップといった花の形、中には指輪を作るためのモールドもあったりして。
ちょっと意味深に過ぎるモールドにはドキドキしながらも、修はあおいとそれらのシリコンモールドを前に、さてどれにしようかと楽しく頭を悩ませた。
「翼も良いなあ」
「猫も色々あって可愛いよね」
見ているだけでも十分に楽しいモールドを、見比べてはこれも良い、あっちも素敵と話していると、いっそ全部作りたいという気持ちすら芽生えてくる。とはいえそんな訳にもいかないから、相談の末にあおいも「可愛い」と目を輝かせた、歩いている猫の姿のモールドで作ることになった。
「首のところにルビーをつけたら、首輪みたいで可愛いんじゃないかな」
「うん、良いと思う。あと、は、この猫をどんなアクセにするか――うーん、俺はペンダントトップにするよ」
「ペンダントトップ?」
「ああ。ストラップにしてもいいし、革紐つけたら男でもラフな服に合いそうだ」
こてん、と首を傾げたあおいにそう説明すると、そっか、と驚いたような納得の表情で頷いた。そんな彼女に「あおいは何にする?」と尋ねると、うーん、と口元に手を当てて真剣な表情になる。
ほんの少し、沈黙が落ちて。
「どうしようかな、迷っちゃうね」
えへへ、と困ったように笑ってから、あおいは「私もペンダントトップにしようかな」と考えるように唇に指先を当てた。それにドキリと胸を高鳴らせながら、良いね、と修は頷く。
――当日が、待ち切れないくらいに楽しみだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月17日
参加申し込みの期限
2022年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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