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レディ・ロゼッタの運命考察
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八神 修
は車の後部座席に深く腰掛け、薄紫色の封筒と、中の便箋を改めていた。専属の運転手が走らせる自家用車は『レディ・ロゼッタの未来観測』へと向かっている。
「何もおかしな仕掛けはないか。便箋が二枚あるのは単なるマナーに過ぎないのだろう」
速度を落とした車は、ためらうようにのろのろと進みだした。修はすぐに合点が行く。『ひと』である運転手はロゼッタの店の場所がわからないのだ。
「この辺でいい」
修は子犬のカーキーを伴って車を離れた。人間にはわからないかすかな異常を感じ取ってくれるかもしれないと思ってのことだ。「頼むぞ」と頭を撫でてやると、任せてくれというように湿った鼻先を押し付けて来た。占い小屋の手前で、修は見知った顔と出会う。寝子高の女生徒たちと
犬神 花梨
、そしてしんがりをとぼとぼと行く
志波 武道
であった。
「あら、八神さん。こんにちは」
黒依 アリーセ
が声をかけ、
浅山 小淋
が会釈する。気のせいか小淋の顔はいつもより青ざめていた。修は軽く挨拶を交わすと彼らとすれ違い、ロゼッタの店の赤い扉をくぐった。
「いらっしゃいませ、修くん。来ると思っていたわ」
いかにも占い師らしい黒いドレスに黒い紗のヴェールをかぶり、以前と同じ姿でレディ・ロゼッタは修を迎え入れた。
「それがわかっているのなら、俺の聞きたいことも予想できるだろう」
「少しはね。でも、あなたの口から直接伺うわ」
わかった、と答える代わりに修はテーブルの上に招待状を置く。いつにない鋭い視線をロゼッタに投げかけ、問いただすように言った。
「セブンを探す目的は何だ。なぜ俺たちに任せようとする。なぜ自分で探さないんだ」
わずかに身を乗り出すと、カーキーも警戒するように目の前の女占い師を見上げた。両の耳がぴんと逆立つ。
「セブンの行動は、私の調べていることと深いかかわりがあるの。あなたも、もれいびならわかるんじゃないかしら? 私たちはろっこんの、いえ、神魂の性質について知らないことが多すぎる。この点については、セブンの方が私たちより詳しい気がしてならないの」
「そうじゃない。ロゼッタ、あなたのやっていることはフェアじゃない。自分を占うことは禁忌だろう。それにしても、あなた自身が動かないのはなぜだ。俺の友人たちはあなたの依頼を受ければ、正義感と使命感を以って動くだろう。だが、その結果彼らが危険な目にあったならどうする? それは間接的な傷害だ」
「ふふっ。修くんは友達思いなのね」
ロゼッタはこの緊迫した状況にあっても、顔色一つ変えず笑ってみせる。
「笑っている場合じゃないだろう」
「もちろん、私も黙ってここでじっとしてはいないわ。最後に動いて、リスクを背負うのは私自身でなければならない。実は、先ほど寝子高のもれいびたちがおもしろい提案を持ってきてくれたの」
「寝子高生……黒依たちのことか?」
「きっとそうね。長い黒髪の子とお団子頭のかわいい子、おしとやかなスケッチブックの子とげっそりした男子生徒さん。それとラブリー狂犬ちゃんね」
「女子会……?」
「そ。彼女たちはセブン事件の合間に、その女の子……彼女がセブンの正体だと目する人が多いらしいわね。とにかく、その子と女子会をする約束をしていたそうなの。で、そこに私ロゼッタも、堂々と参加させていただくのよ。事を荒立てたりはしないわ。まずは親しくなることからはじめようと思うの」
「ふむ。さすがに俺がその場に居合わせるわけには行かないが……」
監視カメラやマイクなどで、様子を見守ることはできる。善意のもれいびたち、そして力なきひとが傷つくおそれは可能な限り排除したかった。修はあさって行われる予定であるという女子会に考えをめぐらす。
「俺もできることがないか、参加者と連絡を取ってみる。納得はできないが、あなたの考えはわかった」
修は立ち上がると、カーキーを目で招いた。子犬はすぐに主人に従い後を追う。
「芽森の二面性と、自我の弱さには俺も気づいていた。多分面と向かえば実感できるだろう。綻びだらけの彼女の自我を揺るがすな。刺激は危険だ」
ロゼッタの答えを待たずに小屋を出る。車に戻った修は情報をまとめ始めた。
「ミユの方はどうなっただろうか」
修は直接
芽森 菜々緒
に接触しに行ったはずの親友、
霧生 深雪
のことを思う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月27日
参加申し込みの期限
2014年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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