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【期末テスト】赤点?満点?? 熱風、四日間の死線 <物語編>
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●試験結果と近況報告
期末試験が終了して1週間後、その結果が返却された。
青山 絢
はその結果にひとまず安堵した。
それから間もない日曜日。
絢は清楚な印象のノースリーブのワンピースを着て、木天蓼市郊外にある母の墓参りに向かっている。隣には水色のワンピースを来た
水谷 真優理
の姿もある。絢の母親は真優理からすると、叔母にあたる。
これといった会話も無く2人は歩く。到着すると墓の周りを念入りに掃除した。それから花と買ってきたお菓子を供えて、線香をあげると静かに手を合わせる。
普段は騒々しい真優理もこの時ばかりは神妙そのもの。絢たちは去年の夏もこうして墓参りに訪れている。真優理はそのときに反省していることがあった。
(あの時は……うっかり泣いてしまった。本当はあの時に泣くのは絢ちゃんだった。私は従妹から涙を横取りしてしまった)
表面上は『明るく陽気な従姉』として振舞ってきたが、その時は限界を迎えてしまった。だから今年の自分はしっかりしなくてはいけないと、ここに来る前から思っていた。
絢はバッグからテストの束を取り出して墓前に置いた。
「母さん」
そう話しかけると近況報告をする。
「この前、父さんと久しぶりに会ったんだ。……いろんな事を話したよ」
3年ぶりの出会いだった。父に対して抱いている感情は様々で、それを一言で片づけるのはあまりに難しい。
だから会話といっても彼が少し質問して、絢が短く回答する。それを数回繰り返した程度。
ただ、将来のことを話してみて、今回会えてよかったと絢は思っている。
「それから、学校の進路調査票をこの前提出して……大学の演劇学科と、劇団の養成所の研究生を受けることにしたの。正直、どうなるか分からないけど……私は決めたの。女優になるって。だから……どうか私のこと、見守って」
絢は静かに言葉を一つ一つ綴る。そして真優理は、彼女が近況報告するのを見守っている。やがて絢が祈るように沈黙に入った。真優理もそっと瞳を閉じて、同じように祈りだした。
(叔母さん、どうか絢ちゃんを……あなたの娘を……)
長い時間、2人はずっと祈っていた。
そこにあるのは夏特有の生ぬるい風と、どこか遠くから聞こえるかすかな物音くらいだった。どれくらい時間が過ぎただろうか。先に祈りを終えた真優理が絢に声を掛ける。
「絢ちゃん」
その声を聞いて絢は目を開ける。真優理が無言でそろそろ行こうかと促すと、絢は頷いた。
しかし彼女はしばらく母の墓をじっと見つめていた。そして意を決したように言葉を発する。
「それじゃ、また来るね」
そういって墓前を後にする。帰り道、2人はずっと静かだった。
これほど無言でいるのは珍しいかもしれない。先に会話を切り出したのは真優理だった。
「絢ちゃん、あんみつでも食べに行かない?」
「え?」
「叔母さん、抹茶あんみつ好きだったでしょ」
「ああ……」
絢は母の姿を思い出す。きっと真優理のなかにも同じような思い出があるからこその提案。
「せっかく郊外に来たしね。ちょっと寄っていきましょ?」
あくまで明るいトーンで話し続ける。真優理なりの気遣いなのだろう。絢は静かに頷くと、2人は喫茶店に向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月02日
参加申し込みの期限
2022年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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