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【星幽塔】第一階層 白夜祭り
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☆冒険デート
「ここは、どこ……?」
スピカ・フォーツ
は不思議そうにあたりを見回す。
「この衣装……SOCで、見たような……?」
傍らにいる恋人の
鷹司 凜太郎
の衣装は、いつぞやのゲームで見慣れたようなもので、自分の服を見てもやはりそんな感じのファンタジーテイストだった。
多少びっくりしているスピカに、凜太郎は楽しそうに言う。
「なんだかゲームの中に迷い込んだみたいだ。冒険者か旅人って感じだね、僕達」
「とりあえず、お祭りみたいだし……リンタロウと、楽しみたい……」
「そうだね」
凜太郎は出店の店員に声をかけた。
「すみません、ここはどこですか?」
「ああ、星幽塔の第一階層だよ。お兄さんたちはネコジマからかな? 白夜祭りを楽しんでいくといい」
そう言うと店員は二人に花の冠を渡してくれた。
「リンタロウと、お揃い……♪」
少し照れながらスピカは花冠を被る。
その姿を微笑ましく眺めながら、凜太郎もそれに倣った。
「少し照れくさいけどお祭りだし」
あたりを見回すと、花冠をつけたカップルたちが何組かいる。
「お祭りなのに……武器を持ってる?」
彼らは手を取り合い、町を出ていくようだ。
「白夜草を見に行くんだよ。今夜しか咲かない花で、一緒に見た恋人同士は一生幸せになれるんだ」
そんな言葉が耳に入った。
「武器は魔物が出るから用心のためさ。星の力があれば倒せない敵じゃない」
スピカと凜太郎は自然と顔を見合わせた。
「……聞いた?」
「うん。道中魔物もいるらしいけど、二人ならきっと大丈夫。スピカ君と一緒に見たいな」
「私も……リンタロウと一緒に見たい」
凜太郎の提案にスピカが頷き、二人は町の人に白夜草の場所を聞いて歩き出した。
凜太郎は、手に持つ弓に不思議な力を感じていた。
「僕は風の魔法が使えるみたいだね。スピカ君はどんな力を貰ったんだい?」
「魔水の力……みたいなんだけど、発動媒体がないと……威力が出ない」
心細げにスピカは自分の指を見る。
うっすらと青白い光を放っているが、感じられる力はごく小さい。
「そうなんだ。でも大丈夫、僕が戦うよ」
「うん……」
お喋りしながら歩いていたが。
不意に気配を感じ、スピカが身を固くした。
凜太郎も険しい表情になり弓を構える。
風が矢の形を取り弓につがえられた。
「スピカ君、魔物だ!」
青白い冷気を放つ魔物が二体、こちらへにじり寄ってくる。
(スピカ君に近づかれる前に!)
風の矢で射貫いてみせよう、と弓を弾き絞る凜太郎。
ヒュン!
グワッ!
一つは射貫かれかき消えたが、もう一つが凜太郎に迫る。
「凍え、凍て付き、顕現せよ絶対の零……ニヴルヘイム!!」
なんとか敵を退けようとスピカは心に浮かんだ呪文を詠唱するが、星の力は発動しない。
「発動しない……媒体がないと、だめ?」
その間に凜太郎は魔物を弓で叩き、怯んだところを風で作った矢で倒す。
「スピカ君、大丈夫かい?」
「うん……リンタロウ、ケガしてる」
「かすり傷だよ」
「待って……ろっこんで癒すね」
「ありがとう」
スピカはお守りを握りしめ、ろっこん『アストラル・ヒーリング』で星を彷彿とさせる水色の淡い光を凜太郎の傷に放った。
「私が戦えれば……ごめんね」
「平気だよ。僕はスピカ君がいてくれれば力が出るんだから」
そう言って笑う凜太郎に、スピカは胸の奥が温かくなるのを感じた。
凜太郎は、敵が消えたほうへ視線を向ける。
「あ、またこの世界に来れるなら倒した魔物や道中で気になるものがあれば素材として集めておいた方が良いかもね」
見れば敵が消えた後に、蒼白い塊が落ちていた。
それを拾うと、スピカの指の光が少し強くなった。
スピカは粘土のような手触りのそれを、持っていた手提げに大切にしまう。
「今後の発動媒体に……後で杖か指輪型に……加工したい」
道すがら素材を探したり、凜太郎が魔物を倒してスピカがケガを直したりしながら、どうにか二人は遺跡の奥までたどり着いた。
地上から細い日の光が差し込む祭壇。
周囲に人影は見えず、その場にはただ二人だけ。
「リンタロウ、あれ……!」
スピカが凛太郎の体にくっつきつつ指さす。
「ああ……綺麗だ」
白く輝く美しい花がそこにあった。
「すごい……夢みたいに綺麗」
二人は手を取り合い、白夜草の幻想的な美しさに素直に感動した。
「写真にとったりもできないから、二人の胸の中にしまっておこうね。ところでスピカ君、さっき街の人が言ってたよね」
花の美しさに見惚れていたスピカが、我に返ったように、凜太郎の顔を見つめる。
「えっ? ……一緒に見た恋人同士は、一生幸せになれる?」
スピカの顔を見つめてにっこり笑った凜太郎は、そっと白い額に唇を落とす。
「まぁそんな話とは関係なくスピカ君は僕が幸せにするけどね?」
そう言って微笑む凜太郎に、見る間に真っ赤になったスピカが、囁き。
「あぅ……リンタロウとなら、ずっと……」
今度はスピカが凛太郎へと唇を寄せた。
「リンタロウにも、おかえし……♪」
凛太郎からもらっているいっぱいの愛。
それに負けないくらい返したい、とスピカは思う。
二人はお互いの熱を感じながら、手をつないでその場を後にした。
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
白夜祭り、楽しんでいただけたら幸いです。
またご縁がありましたら、ご参加お待ちしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年11月10日
参加申し込みの期限
2021年11月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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