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【プール開き】六月快晴初およぎ日和
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●ぷかぷか、ぐるぐる
プール開放の時間も残りすくなくなってきた。
ビーチボール遊びに疲れてバカンスエリアで休憩していた
佐藤 英二
と
野々 ののこ
であったが、残り時間を見てもう一度プールに入ることにした。
「でももう疲れちゃったから、ぷかぷか浮かぶ遊びね!」
ののこは水面に身体を横たえる。
「ぷかぷか遊びだね」
英二も身体の力を抜いて仰向けになって背浮きの体勢を取った。人の身体は水の比重に近く、肺に空気を溜めると自然と浮くように出来ているのだと、いつか災害についてのニュースで見た気がする。だから溺れそうになったら浮いて待て、と。いまはそういう状況じゃないのがありがたい。寧ろ――。
(寛ぐなあ……)
ぬるい水が身体を包み込んでいる。耳が水の中になって音が遮断される。視界一杯に広がる空。日差しがぽかぽかと体の全面を温めてくれる。おおげさに言うと、生まれる前、羊水の中はこんな感じだったのかななどと漠然と考える。このまま眠ってしまえそうだ。
ちらりと横目でののこを見ると、ののこもまた寛いでいるようで瞼を閉じて気持ちよさそうに浮かんでいた。
しばらく瞑想のような時間が過ぎたあと、プールサイドから先生が鳴らす笛が響いた。
「はーい! もうちょっとで時間なので、最後にプール開き名物の『ぐるぐる』をするよー!」
ぐるぐる。それは、プールに入っている全員が同じ方向に円を描くように動くことで、プールの中に渦の水流を起こす遊びだ。小学校の頃は授業の最後にやったという人もいるだろうが、高校になってこの遊びを授業中にさせて貰えることはまれだ。なにより、ある程度人数がいないと渦をつくれない。つまり、今日のようなフリーダムで人が多いときにはぴったりの遊びなのだ。
先生が動く方向を身振りで指示すると、プールの中の人達はゆっくりと時計回りにプールの中を歩き出した。
「あおい!」
八神 修
はぐるぐるの中で、いつの間にか見失った
七夜 あおい
と再び合流した。
「急にいなくなるから驚いたよ。どこに行ってたの?」
「え? ええと、べつに、プールにいたよ?」
あおいは視線を逸らし恥ずかしそうにしている。
よくわからないがあまり踏み込まないほうが良さそうだ。
水流に乗りながら話題を変える。
「いつも思うけどこれ、なんの儀式なんだろうね」
あおいは考えるような仕草をしたが答えなかったので、自分で決着をつける。
「まあ楽しくなってくるし、細かいことは良いか」
少し先では、
仙藤 紫
と
仙藤 蒼
が手を繋いでぐるぐるしている。ふたばコースでの指導が終わったら帰るつもりだったが、結局妹共々、ぐるぐるまで残ることになってしまったのだ。
そして彼女たちもぐるぐるの意味について考えていた。
「渦は母性を象徴しているともいうわ。渦は何かを呑み込みもするし、そこから何か生まれ出ずるというイメージも……」
「お姉ちゃん、心理学の講義は今はいいよ。ただ身を任せて楽しめばいいんだって」
水流が強くなってきた。つま先でプールの底を蹴ると1メートルくらいは浮いたまま移動できるくらいだ。
さっきまでぷかぷかしていたののこと英二も、ぐるぐるの渦に乗って流れていく。
「たっのしい~~!」
「僕もだよー」
ののこが楽しそうにしていと微笑ましく思うし、なにより嬉しい。
(WinWinな感じで良いプール開き日和だったなあ)
英二はぐるぐるしながらそんな感慨にふける。
「きゃ」
水流の強さにあおいがバランスを崩した。修がすかさず手を差し伸べて肩を支える。
「大丈夫?」
「う、うん。ありがとう」
流されて肌と肌が触れ合う。あおいは気付いているだろうか。
(俺がドキドキしっぱなしだってこと……)
ぐるぐるしていたのは10分くらいだった気がする。
終わって水から上がると、あおいより修の方がぐったりしていた。
「うう……」
プールサイドで四つん這いにへたり込むと、あおいが背中を撫でて介抱してくれる。
(くっ、まだまだ体力は低めの俺……だけど、介抱されるのは素直に嬉しい)
撫でられる手のひらから、あおいのエネルギーが移ってきて、元気が出る気がする。
「ぐるぐる、意外と疲れたねー」
「ああ。でも――」
楽しかった。
それが偽らざる修の感想だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年11月06日
参加申し込みの期限
2021年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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