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【星幽塔】第?階層 不死概論
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◆
管理室を目指す道中に合流を果たした皆が、壁一面の巨大な水晶板を確認している。
館の見取り図の中をうごめく赤い点は、怪物の位置を示すものだろう。
「俺が見た見取り図が正しければ」
この辺りに、と管理室から見て東の辺りを指でくくる。
「扉があるはずだ」
「八神の記憶力はアテにしてるし、間違いねーと思うんだけど……ここだけなんで赤い点ないんだ?」
ラッセルの指摘した通り、その扉があると思われる一角には、赤い点がキレイに存在していない。
そのやり取りに、ティオレが途中で見かけた割れたセンサーを思い出す。
「多分センサーが壊れてんだろうね。前に逃げたヤツらを追って、化け物が暴れてさ」
「そりゃ居ないってことはないよね……」
うへぇ、とため息を真白がこぼす。
当然だが、居るつもりで動くより他はないのだろう。
そのやり取りの傍ら、美野梨は水晶板の向かいにあった一冊の本に気を取られていた。
中世の本のように鎖で繋がれたソレは、おそらくは怪物の作成を主導した人物による記録だった。
しかも部分部分が暗号文となっており、重要な部分についてこの場で読み解くのはまず不可能。
結果、サキリに鎖を断ってもらって持ち出すことにした。これも興味と研究のためだ。
◆
扉の方角へと進む真白は、予想通り徘徊している怪物たちの姿に足を止めた。
(やっぱり居た……っていうか多くない!?)
四体ほどは居るだろうか。それなりに広い通路のはずが、ひどく狭く険しい道に見えてしまう。
しかしその怪物たちの奥にフェンスと、更にその奥に扉が見えるのを確認した真白は、後ろに向けて合図した。
直後、フォルカとルークがサキリからコピーした『斬空赤刃』を発動。すぐ脇の通路へと跳躍し、爆薬を怪物たちに向けて投擲。爆音を立てて怪物たちをおびき寄せる。
一体ずつ釣り上げたところで、サキリが転移で正面から飛び込んだ。
残った怪物の一体に、赤光化させた斧を袈裟懸けに一閃する。
不意の襲撃に反応が遅れた怪物に、赤光の斧が直撃。通常の生物ならばそのまま両断されるほどの斬撃を受け、その巨体は半ば吹き飛ぶ勢いで体勢を崩した。
砲塔がぐるりと稼働。冷気が放たれる寸前に、サキリは二体目のもとへと転移する。
そのまま放たれた冷気は、
「桜井!」
「おう!」
修の合図でラッセルが魔風の力を発動。ありったけの力で風を巻き起こし、冷気を吹き散らさせる。それでもなお、肌や視界を刺すような冷たさが残る。
しかし一体目はすぐさま二度目の――。
ティオレがコピーした『斬空赤刃』で跳躍する。左腕の側面に転移し、剣士の光を発動。鋭さを増したショートソードの一閃が、
(少しでいい、通れ!)
蛇腹を微かに、しかし確かに斬り裂いた。
制御を失って溢れ出た冷気が、切り口を凍てさせて再生を鈍らせる。
腹部が蠢き、開口部が咆哮。
ケープを起動させていた修が、小型ボウガンに装填したビンを発射する。
充填されているのは、鎮静剤や素材の記録などをもとに魔星の力で生成した即効性の毒血だ。
「怪物も生物、ならば駆除可能なはずだ!」
毒血弾を飲み込んだ怪物の身体が、ガクンと崩折れる。ぼこぼこと泡立つように外殻がうごめくが、しかし倒れるまでには至らない。
だがそれも視野に入れてこその、このタイミングでの発射だった。
駆除できないなら、そのまま脱出すればいい。
サキリが転移した先、二体目は即座に彼へと身体を向けた。
しかし直後、怪物の背後で美野梨が起こした雷鳴が響く。怪物の注意が背後へと逸れるも、蛇腹の砲塔はサキリを狙っている。
即座に転移、射線から逃れる。しかしケープを起動して通り抜ける面々を気にしての転移は、幾分か制限された動きになってしまう。
全身の注意をサキリに戻した怪物が、八本の足を弛めた。
通路が一部弾けるほどの勢いの突進は、巨体の有する圧と共に余波だけでサキリを痛めつけるには余りある。
「くっ……!」
空中でバランスを崩すサキリ。
その視線の先で、不意に雷撃フェンスが起動した。
扉の前でケープを解いた真白が、声は出さずに身振り手振りだけで呼びかける。さらにその後ろでは、フォルカが扉の鍵開けに成功していた。
ここまではほぼ計画通り、あとはサキリもフェンスの向こうへと逃げるのみ。
その瞬間、二体目がサキリの目の前で冷気を放った。
転移は間に合わず、直撃を受けた身体が見る間に凍てつく――
「こんな事もあろうかと、ね」
――ことはなかった。彼が持つ黒曜石のナイフ『イツトリ』が、冷気が払いのける障壁を展開していた。
そのまま転移し、雷撃フェンスの奥へ撤退。
ダメ押しに修がさっき使わなかった鎮静弾を、サキリが赤光化したナイフを投げはなって牽制。
その隙に全員で脱出し、扉を閉じる。
分厚い扉の向こうから、微かに怪物の咆哮が聞こえた。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年11月03日
参加申し込みの期限
2021年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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