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ブルーベリー・パニック!
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少し時間を遡り……。
「ねぇ、そこの君……こんな所で何をしているのかな、今一人?」
メイソンの強気な微笑みに、高梨はだらだらと冷や汗を流す。
「えっと、ブルーベリーを」
「へぇ、僕もなんだよ」
(あたりまえだよおおおおおおっ)
じりじりと後退して距離を取ろうとする度、にこやかに容赦なくメイソンも距離を詰めてくる。
結果、農具をしまってあるのだろう、小型の用具入れを背に退路を奪われ、高梨は絶対絶命のピンチを迎えていた。
足元ではメイソンのろっこん【境界なき突撃】を発動させてしまったジョニーが、心なしか申し訳なさそうに高梨を見上げている。
「今だけ、楽しんじゃおうよ?」
「ひぃっ」
メイソンがとんっと両手を壁について、高梨を閉じ込める。
(まずいまずいまずいまずいまずいっ)
パニックに陥った頭が、警報を最大限に鳴らす。が、打開策が見つからない。
(そりゃ、なんだか体があついしっ)
「誰も……見てないんだし……」
(ちょ、ちょっと脱ぎたいようなそんな変な気分だけどっ)
「かたいこと、言わずにさ……」
覆いかぶさるように耳元に囁くメイソンの低い声。
(そーゆー問題じゃないよおおおおおっ)
蛇に睨まれた蛙の様に、高梨は声を出すことも叶わない。
じわっと滲む涙をこらえてぶんぶん首を横に振るのが、精一杯の抵抗だ。
「かわいい……」
クスッと笑ったメイソンが高梨のスカートにゆっくりと手をかける!
「や、やめっ」
「やめていいの? 本当はその気なんじゃないかなぁ?」
少しずつスカートをめくる、という変態をドヤ顔で行う、という高難易度の技を臆することなく実行するメイソン。
【境界なき突撃】とブルーベリーの効果で、どS&ERO状態のようだ。
「だって、興奮してるだろう?」
(それはブルーベリーのせいだよおおおおおおっ)
ちょっと、どきどき、しなくはない。
けどだからって、してほしい訳でも、したい訳でもない。
メイソンの目は完全に死んでいて理性などどこかに放り出してきているのだろうが、高梨はまだ正気が残っているのだ。
(こ、このままじゃホントにまずいっ)
「あぁ……忘れないよう目印を付けなくっちゃ、ね」
つ、と首筋を撫でられる。
ぞわっと体中に鳥肌が立つ。
「続きは学校で、ね?」
お前はここで何をして学び舎で何をする気なんだ。
耳元に囁かれる不埒過ぎる台詞に、高梨が悲鳴をあげた。
「うわぁぁん、誰か助けてー!!」
ガチで貞操のピンチだ。
その時!
「そこまでだ!」
悲鳴を聞き、駆けつけた横嶋がびしっとメイソンに指を突きつける!
「女性を泣かせるなど、男として恥ずかしくはないのかい!」
「何、邪魔する気?」
スカートをめくりかけていた手を離して、メイソンが横嶋に向き直る。
「ああ! 破廉恥な蛮行など、見過ごすわけにはいかない」
きりっと決め顔の横嶋は輝いている。
「……どの口が言うか」
納得がいかないのは、その横嶋に襲われかけた伊賀である。
メイソンと対峙する横嶋に追いつくと呆れた視線を送る。
「あ。ど、どうしよう」
「ん? どうした」
今気がついた、と新井が慌てだす。
「白い、ブルーベリージュース、もう持ってなくてっ」
「何!? じゃぁ、馬鹿共の暴走を止められないのか」
あわあわと慌てだす二人。
「え、ええと、他の人が持ってて、わ、分けてもらう、とか」
だらだらと汗を流して焦る新井。伊賀が唇を噛む。
「いや、今から人を呼びにいっていたのでは……くっ、こうなったら」
手近にあったブルーべりーの木から白い実をもいでいく。
「とにかく、白いブルーベリーを奴らの口に突っ込むぞ! 正気に戻せなくても、無力化位はできるだろうっ」
新井がこくこく頷きながら、伊賀を手伝う。
横嶋がメイソンを引き付けている隙に、反撃の用意をしなければ。
「……何なの、人の楽しみの邪魔して」
(こ、この隙にどうにか逃げられないかな)
高梨は離脱のタイミングを計って、二人の様子を伺う。
「俺? 俺の名は横嶋下心!寝子島高校の紳士だよ!」
「もの凄く納得できない……」
むすっと伊賀が頬を膨らませる。
「いい。まずは君に黙ってもらう」
「悪役みたい……」
メイソンの返答に戦隊モノのノリを連想して新井がわくわくする。
「紳士としての振る舞いを教えてあげるよ!」
びしっと横嶋が指をつきつけ、メイソンが一歩、高梨から離れた!
「いまだー!!」
伊賀と新井が飛び出し、メイソンの口めがけて白いブルーベリーを投げつける!
「うわっ」
無数のブルーベリーが顔に当たってメイソンがひるむ。
「わわっ、俺は無実だよっ」
「お前も同罪に決まっとるわっ」
びしびしと伊賀が横嶋にブルーベリーを投げつける。
だが、ブルーベリーの残弾はすぐに尽きてしまう。
「まったく……お仕置きが必要だね?」
メイソンのターゲット、伊賀にロックオン!
「くっ……」
まずい、と伊賀達がひるんだ、その時!
メイソンの脇から白い手が伸びてきた。
「な、ふぐっ」
「あーほら、何て言うか……そろそろやめとかないと、後で死にたくなるのはメイソンだぞ?」
現れたシグレがペットボトルをメイソンの口内にねじ込む。
「ほら、飲み干したら放してやるからな」
どぼどぼ、と中身を無理やり流し込みながら、へたり込んでしまった高梨に微笑を向ける。
「もう、大丈夫だからな」
「え、あ……」
状況の変化についていけず、高梨がおろおろする。
「大丈夫か?」
「も、もう平気だよっ」
伊賀と新井が駆け寄って高梨を支える。
「ぐ、ごほっ、げほっ」
「よし、全部飲んだな……さて……」
市橋と同じく泣き出すか、とペットボトルを引き抜いてシグレが身構える。
「僕が何をしたって言うんだ……」
せきこんでぐったりと座り込んだメイソンの肩をたたいて、シグレが断言する。
「セクハラだろう」
「セクハラだな」
「セクハラだよっ」
「セクハラ、だとおもうなぁ」
「セクシャルハラスメントだ!」
居合わせた全員からの総断定である。
「だからお前が言うなっ!」
横嶋に伊賀が吼える。
「ちがう、ちがうんだ……ご、か……」
ぐったりと脱力したメイソンが地面に崩れる。
「!?」
慌てたシグレが肩を揺さぶる。
「おい、どうし……寝て、る?」
脈拍・呼吸共に正常。妙に安らかな顔で寝息を立てるメイソンに苦笑して、シグレが立ち上がる。
「まぁ、しばらくすれば起きるだろう……それにしても、強力だな八神のジュース」
これは何かしかけてあるか? と疑いの視線をペットボトルに向ける。
「あの……助けてくれてありがとう」
落ち着きを取り戻した高梨がみんなに頭を下げる。
「ブルーベリーのせいとは言え、災難だったな」
自身も散々な目にあったシグレが苦笑する。
「無事で良かった! 俺は他の」
「お前も寝ろぉっ!!」
きらきらした横嶋に、苛立ちのピークを迎えた伊賀が襲い掛かる!
「うわぁv」
どこか嬉しそうな悲鳴を上げながら横嶋が押し倒された。
伊賀がブルーベリーを口に押し込む。
「えっと……とめなくて、いいの、かな」
新井はどこまでも純粋だった。
「……わふぅ……」
ジョニーが心なしかしょんぼりした顔でメイソンを見つめている。
一方……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月14日
参加申し込みの期限
2013年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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