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【2年遠足】箱根、芦ノ湖、大涌谷! 仙石原高原、登山鉄道~!
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芦ノ湖は約3000年前、箱根の最高峰・神山の大爆発によって誕生した堰止湖である。箱根の大自然に囲まれた美しい湖は、周囲にパワースポットの神社を要するなど神秘的な側面を持つ傍ら、クルーズ船やレジャー施設などを備えた観光スポットとしても名高い。
その、芦ノ湖の湖畔に立って
三条 神無
は、湖から吹く風を全身に受け止め、目を細めた。レジャー施設を目的とする観光客の多いエリアから少し足を延ばせば、そこには手つかずの――厳密には違うだろうが、そう感じられる雄大な自然が広がっている。
視界一杯に広がる湖水と山稜の眺めはまるで、神代の時代からただ静かにそこに在るパワーを体現しているかのようだった。すぅ、と大きく深呼吸をすれば、胸いっぱい、身体いっぱいにそれらの自然のパワーが満ち満ちていくかのよう。
(来て良かった)
思い直してロープウェイに乗り直し、芦ノ湖方面に足を向けて正解だった、と思う。あのまま登山鉄道に乗って行ってもどこかしらには着けたに違いないけれど、それは今考える事ではない。
ゆえに思う存分自然の空気と景色を満喫する、神無の後ろから近付いてくる足音がした。はて、と振り返ってみればそこに居たのは、大涌谷観光を終えて芦ノ湖までやって来た
真境名 アリサ
である。
あらここにも寝子高の子、と登山鉄道の中から見た撮り鉄ガール(仮)を思い出して楽しくなり、アリサは「こんにちは」と声をかけた。
「良い風ね。今日は天気が良いから気持ちいいわ」
「ああ……確かに」
そんなアリサの言葉に、晴れ渡る空に目を細めながら神無も頷く。山間ゆえに多少は気温が涼しく感じられるが、初夏の日差しは誰の上にも平等に降り注いでいて、はっきり言ってしまえばそこそこ暑い。
手をかざして日差しを遮りながら空を見上げた神無の横を、するりと通り抜けてアリサは湖に近付き、手を差し入れた。初夏の陽気と裏腹に、湖水はひやりと冷たくて、それがまた気持ちいい。
「大涌谷や、箱根湿生花園を歩き回ってきたら、さすがに汗かいちゃったのよね」
「湿生花園……どうでした?」
「良い所だったわよー、色んな花も咲いてて綺麗で」
まだなら行ってみれば? と勧められてアリサはにっこり微笑んだ。『フツウの』グループ行動では、午後から行く予定になっている。
それから二言三言交わして、もう行くという神無を見送ったアリサは、さて、と遊覧船乗り場に足を向けた。せっかくの気持ち良い湖だから泳ごうかな……と思ったものの、さすがにまだ季節も早いし、それ以前に芦ノ湖は全面的に遊泳禁止だ。
ゆえに、遊覧船。海賊船クルーズに乗って湖に出れば、芦ノ湖をますます堪能できるだろうし、何よりちょっと、かなり楽しそうではないか。
そう考えてアリサは箱根海賊船に乗って、デッキからの眺めはもちろんの事、豪華で時代がかった内装やプチイベントを満喫する。船内売店で購入できる飲み物やスイーツも、海賊船らしい工夫が凝らしてあってまた楽しい。
乗って良かった、と思いながらデッキから見上げた山の向こう側、宮ノ下辺りでは食い倒れ――じゃなかった、グルメ満喫ぶらり旅を楽しむJK2人が、ステーキ丼を前に舌鼓を打っていた。
「んー♪ 旅先で食べるお肉、やっぱ最高やわぁ……ほら、スバルんも口開けぇ」
満面の笑みでそう言いながら、
鹿園 斐美
は嬉々として自分のステーキを一口取り、
琴触 昴
の前へずずいと差し出す。それを大人しく口を開けた彼女に食べさせたかと思えば、次は自分にも食べさせろと、あーんと大きく口を開けた。
そんな天衣無縫な友人に、昴はただ苦笑する。口に入れられたステーキを咀嚼しながら、自分の前のステーキを斐美の口に運んでやれば、輝くような笑顔で嬉しそうに「んー♪」と味わう姿が見れた。
それに、是非はない。是非はない、けれども。
「……こういうの、別のメニューを頼んだ時にするものではないのか」
「気まぐれや、気まぐれ♪」
「はいはい、お姫様」
つい入れてしまった突込みに、楽しげにそう返されてしまえばまさに、是非もなし。2人の前に並んでいるのはどちらも全く同じステーキ丼なのだけれども、互いに食べさせ合いっこをしながら味わえば、いつもよりも美味しく感じる気がするし。
まったくこのお姫様は、と思いながら昴はステーキ丼をしっかりと味わった。黒たまご、湯もち、湯葉、豆腐かつ煮、その他諸々の饅頭やら飲み物やら――本来なら数日かけて味わうような名物を、半日足らずで一気に口にしているのだからスピード感が半端ない。
そんな昴の向かいの席で、あむあむと美味しく楽しくあっという間にステーキ丼を食べ切った、斐美は楽しげな笑顔で事もなさげにこう提案した。
「あ。次のパンはお互い別の頼んで半分こしぃひん?」
「次の!? ってビビ、私そろそろお腹が……」
「シメは自然薯そばであっさりいこかー!」
「聞く気なしか!?」
その爆弾発言に、さすがにぎょっと目を見開いた昴の必死の訴えを、だが斐美は聞いていない。或いは、聞いていて受け流している。
楽しみやなー、と可愛い笑顔で死刑宣告にも等しい提案をする、そして間違いなくその豪胆な腕力と胆力でそれをやり切ってしまう友人に、昴は文字通り天を仰いだ。自然薯そば自体はあっさりしているかもしれないが、それはそば単体で食べた時の話であって、鍋物のいっぱい入ったパン――温泉シチューパンの事だ――をその前に食べた時の話ではない。
間違いなく、大変な事態だった。大変、なのだが、
(……駄目だ、抗えない)
ままよ、と昴は悲壮な覚悟を決めて、ステーキ丼を口の中に掻き込んだ。この友人がこうなってしまったら、もはや昴に打てる手は何もない――つまるところ手詰まりだ。
そうして、一体どこに入って行っているのか判らない無限胃袋のプリンセス斐美と、文字通り命がけの覚悟でそれに随伴する昴の食べ歩き旅は、集合時間の間際まで続いたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月25日
参加申し込みの期限
2021年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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