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幽霊猫とお化けの国 第三幕:惨劇道化のショータイム
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◆
事件の記憶に縛られ、望まなくとも身体が勝手に"そう"動く。いったいどの位の間、あのピエロはその状態だったのだろうか。
メリーゴーランドの木馬の陰からピエロをうかがう
恵御納 夏朝
の目には、彼の大げさな身振り手振りもどこか虚しげなものに見える。
「クリストファーさん、ありがとう。教えてもらえなかったら、多分あの人を敵だと思ってた」
「礼を言うのは吾輩の方だ。付き合わせてしまってすまないな」
隣の木馬に身を潜めたクリストファーの言葉に、夏朝は首を横に振る。知らないまま戦って、倒した時にはじめて知る――そうなっていたら、きっと悔いが残っていたから。
でも、そうはならなかった。
「だから僕、やれるだけのことはやってみるよ」
そう口にする夏朝の表情には、ピエロをこの土地から解放してみせるという強い気持ちが満ちていた。
「……ありがとう。吾輩も吾輩にできることをしよう」
言うなり、クリストファーが物陰を飛び出した。しかし踏み込まず、わざと当たらないようにマスケットを撃つ。それはピエロの注意を自身に向けるための戦い方だ。
(必ず手がかりをつかんでみせるから……!)
彼の背中に心の中で告げ、夏朝は木馬の陰に隠れながら走り出した。
◆
「ドールたちにびっくり箱の除去と、アーケードにトラップゾーンの構築を頼めないかい?」
人形島の鬼ごっこでは、ドールたちの罠や待ち伏せに随分撹乱させられた。 解放にせよ力づくせよ、戦力を奪うにはもってこいだろう。
だからあれと同じことやってほしい、と
サキリ・デイジーカッター
が提案する。
やってみましょ、と。即答したメモワの髪には、割れてしぼんだバルーンが絡みついていた。表情が少し険しく見えるのは、気のせいではないだろう。
「さぁお友達、お遊びの時間よぉ!」
メモワが小さな手を打ち鳴らすと、いつの間にか集まっていたドールたちが園内に散らばっていく。
「あなたもせいぜい気をつけなさいよねぇ!」
「そっちもね」
アーケードへ向かうメモワに背を向けて、サキリは『斬空赤刃』を発動。
空間を斬り裂いて転移ざま、クリストファーに襲いかかろうとしていた分身をひとつ斬り捨てる。
突如現れた刃に、大口を開けて驚くピエロ。
返すサキリの視線は、鯉口を切った刀のように鋭く獰猛だ。
ゴミ箱の陰からその様子を伺いながら、
小山内 海
はどうするべきか思案していた。
あのピエロを土地の記憶とやらから切り離すには、どうすればいいのだろう? 未練を晴らす?
(あの時の楽しさをもう一度的な?)
テーマパークだったことを考えれば、往時の楽しさを取り戻すことが未練の解消に繋がっていてもおかしくはない。
(でも……)
周囲を見回す。
施設はどこもかしこもボロボロで、動くかどうかも怪しい状態だ。楽しめるのは廃墟マニアくらいだろう。そうなると――、
カタン、と。
足下から聞こえた物音に、海は弾かれたように視線を向ける。
崩れた排水溝の隙間から、白塗りの顔が手を振っていた。
「!」
もし声が出せていたら、悲鳴が漏れていたかもしれない。
満面の笑みを浮かべるピエロ。
海は隠れていたのも忘れ、慌てて距離をとろうとする。
対してピエロが綱引きのような動きを取り、すると海は足を引っ張られて地面に転がってしまう。
そしてそのままずるずると、排水溝に向かって引きずられていく。
見えない綱をやたら楽しそうに引っぱるピエロの様子が、どうしようもなく不快さを煽る。
海はとっさに、さっき様子を伺っていた方を見た。
そこにもまだピエロが居て、クリストファーやサキリと戦っている。なら、おそらくこれは分身だ。
(はなして……っ!)
近くの石ころに『アクセラレイトライン』。加速させた石をぶつけると、ピエロは風船のように破裂した。
空っぽになった排水溝を見つめ、肩で息をしながら海は思う。
(このピエロで楽しむの難しくない?、力づくの方が早くない?)
◆
真境名 アリサ
がマスケットの引き金を引くと、バルーンで形作られた丸っこいライオンが弾け飛ぶ。見た目がいかに可愛らしかろうが、敵に引き金を引く指が鈍ることはない。
発砲音に反応したのか、犬のバルーンが植え込みの陰から躍り出る。
そいつも全くためらいなく撃ち抜いて、アリサはため息交じりに呟いた。
「今回はピエロね……いつ人間に戻れるんだろ」
おばけとホラーの類は苦手なのだ。さっさと人間に戻りたい。だからこのピエロもさっさと本体を倒して終わらせたい。
しかし、
「ああもう次から次に!」
どこからどう湧いてくるのか、ひっきりなしに現れるバルーンと分身がアリサの弾道を阻む。
やたらキレのある動きでくねくね踊る分身が、踊りの動きに紛れてナイフを投げ放つ。
「ぃ、っ……!?」
とっさに自販機の陰に隠れるが、間に合わずに切っ先が頬を掠める。
「顔はやめなさいよねっ!」
キレ気味に放ったマスケットは、しかし分身の奇妙な動きに防がれる。まるで見えない壁に阻まれたかのように、弾が空中で止まってしまったのだ。
(見えない壁、ってパントマイムか!)
このまま正面切ってはどう考えても不利。回りこむのを狙うか、逃げるか。
決断する間もなく、ピエロが見えない壁越しに何かを投げこんだ。
それは、古臭い飾り付けのされたプレゼントボックス。
――やばい。
蹴った。
とっさの判断に全てを委ね、眼の前のピエロに蹴り返した。
爆発する箱から飛び出したナイフは、しかし相変わらず存在したままの見えない壁に突き刺さって阻まれる。
目くらましにはそれで充分。
トイレの外周をぐるっとまわって側面へ回りこみ、そのままピエロにマスケットをお見舞いする。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
前回シナリオ
幽霊猫とお化けの国 第二幕:人形島の鬼ごっこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年09月25日
参加申し込みの期限
2021年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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