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部活動のお時間です! ~文化部編~
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御巫 時子
が
五十嵐 尚輝
先生を訪ねて特別教室にやってきたとき、そこでは調理実習が行われていた。
見慣れない光景にどぎまぎとしつつも、五十嵐先生の姿を見つけ傍による。
「こんにちは、お弁当箱を受け取りに来ました。……これは、どういう状況なんですか?」
「ああ……大田原さんが……実験を、と……」
「実験、ですか?」
囁くような五十嵐先生の言葉を容易く聞き取り、聞き返す。
時子の視線の先にはおおよそ実験道具と思えないものが。
「少し見学させていただいてもいいでしょうか」
その言葉に小さく上下に首を動かし、五十嵐先生はビーカーのコーヒーを一口すすった。
「さぁ、見ておれ皆の者! これから化学の実験を始めるのじゃ!」
大田原 いいな
が宣言し、化学部員からまばらな拍手が起こる。
その様子を一歩下がったところで椅子に座ったまま、
オリガ・ドラグノーヴァ
が笑顔で見守っている。
いいながまず取り出したのは紫キャベツ。それを用意しておいたまな板の上でざく切りにしていく。
「今回行うのは酸性及び塩基性判断じゃ! この紫きゃべつを使っての!」
ざく切りにした紫キャベツを水を張ったフライパンに放り込み煮立てる。
こうして煮汁が出来上がった。
「この煮汁の中に、元々茹でておいたこの中華麺を投入するのじゃー!」
どーん、という効果音とともに中華麺がフライパンにつっこまれる。
しばらくすると、少しずつ変化が現れてきた。
少しずつ中華麺の表面が変色していき、やがて鮮やかな緑色に染まった。
「中華麺の中に添加されておる“かん水”というものがあってのう、それが紫きゃべつの“あんとしあにん系色素”と反応し青色に変色するのじゃ」
解説を行いながらいいなはフライパンの中身をざっと混ぜ合わせる。
「青色のかん水と、元々黄色じゃった麺の色と混ざって綺麗な緑色の麺ができるのじゃ!」
いいなが持ち上げたフライパンの中にはお世辞にも食欲をそそるとは言い難い色合いの中華麺が出来上がっていた。
一部の部員からあからさまにひいた声が漏れる。
しかしいいなはそんなことはお構いなしに持ち上げたフライパンをカセットコンロに戻す。
「しかしこのままじゃ味が無くて食えたもんじゃないからの。こんな時便利なのはこれじゃ!」
高々と伸ばした手の先には鶏がらスープの素が握られていた。
「クフフ♪イーリャさん準備いいなあ」
後ろ姿を見守りながらオリガが呟く。目を離したら大変なことになるんじゃないかと心の端では思っていたのだが、どうやらそこまで気にする必要はなさそうだ。
クフフと小さく笑みをこぼしながら、安心したような笑顔で頬杖をつく。
「液体反応で変な色の焼きそばを作るなんて……ほんと誰得だよ」
「これは、化学の実験なんでしょうか?」
時子の呟きに、五十嵐先生は相変わらずの囁くような声で、しかしはっきりと言葉を紡ぐ。
「れっきとした実験だよ」
いいなは鶏がらスープの素と、好みで持ってきていた人参や魚肉ソーセージも入れて見事な緑色焼きそばを完成させていた。
「どうじゃ! 名付けて“りあ充殲滅塩焼きそば”なのじゃ!」
そしてコッペパンに詰めて焼きそばパンに仕立て上げると、きらりと眼を光らせ部内の彼女持ちに勢いよく飛びかかった。
「りあ充よ、喰うてみるのじゃ! 味は保障するぞ!」
「うぇええなんで俺が!!」
口のなかいっぱいにいいな特製りあ充殲滅塩焼きそばを押し込まれ咽ながら飲み込んだ男子部員が、意外そうな表情で残りの焼きそばパンに視線を落とす。
「……普通に、うまい?」
「じゃろう!」
誇らしげに胸を張るいいな。
オリガは小さく手を打った。
「Хорошо! そんなことができるなんて。……でもやっぱり緑は嫌かな」
「仕方ないのう。そおすをかければ酢酸とかん水の中和反応で普通の焼きそばの色に戻るからの」
部員たちはこぞってソースを取り合い、緑色をいつもの焼きぞばカラーに染め直していく。
いいなは緑色の焼きそばパンをかじりながら五十嵐先生の元へ同じく緑の焼きそばパンを届ける。
「顧問殿、今日も美味い実験だったのじゃ!」
「ん……」
お皿の上に乗せられた焼きそばパンを受け取り一口齧る。
そしていつもとさほど変化のない表情でぽつりとつぶやいた。
「美味しい」
「失礼します、風紀委員の者ですが」
綾がタブレットを片手に教室の扉を開ける。
「Привет、風紀委員のお仕事ご苦労様~」
同じ風紀委員のオリガがひらひらと手を振る。
「オリガ先輩がいらっしゃるなら問題はないと思います、がっ!?」
言い終わらないうちにオリガに手を引かれ空いた椅子に落ち着かされる。
「頑張ってる子にはご褒美だよね」
にこにこと笑いながらオリガが綾の目の前に差し出したのは、いいなのりあ充殲滅塩焼きそば(緑)である。
「なんで緑……?」
「クフフフ♪ 味はいいから食べてごらんよ」
楽しそうなオリガだが綾は手を伸ばすのを躊躇している。
「これ、食べれるんですか? というか、化学部はいつもこんなことを?」
「これは今日が初めてだよ。さぁ、食べたら感想を聞かせておくれ」
「……、食べ物を粗末にはできません。いただきます」
そして意を決して一口齧る。
「ん……普通の、塩焼きそばですね。色はあれですけど」
「クフフ♪ 見た目が奇抜でも、意外と普通なんだよ」
オリガの言葉に綾は思わず顔をあげる。
「あんまり外面に気を取られてたらだめだよ?」
「……今回は部活動の不祥事がないかどうかの確認だけです。別に、個性的であることは悪いことだとは思っていません」
「やだなぁ、何も詳しくは言ってないだろう?」
意味深なウィンクに綾は小さくため息をつき、残りの焼きそばパンを咀嚼する。
しっかり噛み砕いた後飲み込み、タブレットに何かを書き込んでから席を立つ。
「ごちそうさまでした。私はまだしなければならないことがありますので、これで」
「До свидания~」
オリガは扉から身を乗り出して綾の背中を見送った。
扉をそっと閉めながら、オリガは人差し指を唇に添える。
「※残りの焼きそばは後でスタッフが美味しくいただきました♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
48人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月15日
参加申し込みの期限
2013年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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