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追いかけっこ物語~妖怪・おおねこ編~
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◆第二章「追いかけっこは続くよ、どこまでも」
また別の日。瑞毅はまたしてもおおねこに追いかけられていた。
昨日助かったばかりなのになんでなの!? と叫ぶ彼に対し、おおねこは楽しそうに彼を追いかけ回す。
おおねこはわかっている。このお兄さん、追いかけ回してもいいんだ! と。
その様子を見ていたのは山から降りてきた狸――
砧 ポン吉
。
今日は山から降りて、お店を見て回りたいなと思ってシーサイドタウンへやってきたのだが、どうやら都市伝説の類が街にいると聞いて見学に来たようで。
猫という存在は山にもいたが、おおねこのように大きな猫は見たこと無いのか、子供のように大はしゃぎしていた。
「うわー! なんだ、あのでっかい奴! オイラよりもでっかい!」
あんなに大きなのは初めてだなあと楽しそうに眺めていたが、ふとポン吉は気づく。
――なんだか追いかけられている男、こちらに近づいていないか? と。
「どーいーてーくーれー!!」
「うーわー!?」
瑞毅はそのままポン吉の隣を通り過ぎ、おおねこもポン吉が見えなかったのかそのまま通り過ぎてしまった。
彼らが通り過ぎた後、ぽかんと口を開けたままのポン吉。あんな大きな猫がいるだなんて、街は凄いなぁと感心していた。
そうと決まればと、ふるふると頭を振っておおねこに化けてみよう! と頭に落ち葉を乗せて、化けてみた。
その姿は……おおねこの10分の1サイズ。瞬間的にしか見えなかったのもあって、細部や大きさがよくわからなかったためか、ポン吉の大きさのままの三毛猫がそこにはあった。
「ぬぬ……。も、もう一回見に行っても大丈夫、かなー……?」
どうしても、どうしてもあのおおねこに化けてみたい!
そんな気持ちが大きくなったポン吉は、もう一度だけおおねこと瑞毅の追いかけっこを見に行こう! とシーサイドタウンを走り出す。
それからしばらくして、シーサイドタウン東側。
漫 歩
はのんびりと日常を満喫していたのだが、突然の悲鳴が彼の耳を通り過ぎる。
「な、なんだなんだ?!」
街に響く悲鳴の中心に目を向けると、おおねこに追いかけられている瑞毅の姿が目に飛び込んでくる。瑞毅の方は逃げ続けて数分も経っているのか、息が荒い。
「デッッッカ!? なんだあれ、あのお兄さん標的になっちゃってるけど、大丈夫か?!」
流石に疲れがまずいんじゃないか? と考えた歩。あのままでは瑞毅がとっ捕まって、何をされるかはわからない。
そしてもっというと、歩自身は人に視認されてしまうと元の姿に戻ってしまうために、どうしたら良いのかと悩みに悩んだ。
そして、歩は閃いた。――靴の付喪神である自分が彼の靴になればいいのでは!? と。
「そうと決まれば……」
おおねこと並走しながら瑞毅を追いかけ、靴を履いてもらうチャンスを見つけよう。
歩はそのまま、彼らを追いかけることに専念し始めた。
「……でも、どうやって脱いでもらうかは考えてなかったな!?」
並走して数分後、歩はこの作戦の致命的な弱点に気づいてしまった。
先にも書いたとおり、歩自身は人に視認されてしまうと元の姿――靴の姿に戻るため、事情説明する暇がまったくない。
かと言っておおねこを引き止める手段があるかと問われれば、それが無い。
万事休すか……そう思っていた歩の耳に、もう1つの声が聞こえてきた。
「やいおおねこー! オイラと徒競走勝負をしろー!」
その声はおおねこの背後から聞こえてきた。
その背後で小さな煙がぽんっと溢れると、おおねこと寸分違わぬ姿がそこにはあった。
正体はおおねこを追いかけてここまでやってきたポン吉。何が何でも、絶対に化けてみせる! という強い意志の下に追いかけて来たら、なんだか変化も上手くいったのが今である。
「でっかいのが2匹に増えたーーー!!??」
これには流石の歩も驚くしかなかった。
1匹だけでも凄いのに、自分の何倍の大きさの猫が2匹もいるという状況。驚かないなんて出来ない。
当然だが2匹のおおねこには瑞毅も驚いた。なにせ自分を追いかけていたのが2匹に増えるなんて予想外すぎるからだ。
そしてもう1匹のおおねこを見て反応を示すのは、何も歩と瑞毅だけではない。
自分に化けられてご立腹のおおねこが、ポン吉に向けて威嚇をし始めた。とても大きな声で。
「シャーーー!!」
「え、あれ? オイラ怒られてる??」
あ、これはまずい。
歩の中でそう感じ取ったため、彼は瑞毅に対して声をかけて今のうちに靴を履き替えて逃げ出そうぜ! と提案した。
「お兄さんが俺を履いて逃げたら体力とか大丈夫だからさ! 急いで急いで!」
「どういう原理なのかは今は聞かん! 逃げるぞ!」
立派な黒革靴に変貌した歩を履いて、瑞毅はもう一度逃げ出す。
宛はないがとにかく逃げろ! というように。
「や、やや、やっぱり無理だーー!」
おおねこの威嚇の声が長くなるにつれてポン吉は恐怖を植え付けられてしまったのか、変化を解いて瑞毅と一緒に逃げ出した。
……追いかけっこは、今日1日ずっと続いた。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月14日
参加申し込みの期限
2021年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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