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【それぞれの、最後】
舞と七星は、自分たちが分解されていくのを感じていた。
恐怖はすっかりと収まり、むしろ、この中にいることよりも、相手を気遣う事に余念が無い。
「ごめんね……一緒に脱出できなかったですね」
「いいえ、いいえ、私こと足を引っ張ってばかり……」
抜けていく四肢の力を感じながら、気力を振り絞って会話を続ける。
「ねぇ……天満さん」
「なんでしょう?」
「私でも……誰かを守れたのか、な……」
「っ……はい!」
「そう……」
だんだんと、声が弱くなっていく。
握った手の感覚ももうないが、かすかなぬくもりを握った手同士から感じる。
二人は黒い波の中、痛みを感じながらも胎児のように丸まって優しい最後を迎えた。
七星は思う。
(この方たちは、人を飲み込む存在だったというだけのことですわ。私達が力不足だっただけのこと、です……しかし……)
希望は、ある。
そう思う前に……七星もまた、意識が途切れたのであった。
「うがぁぁぁぁぁ! いてぇぇぇ! いてぇぇぇ!」
森の中にわめき散らすようにミゾレは叫ぶ。
黒い手は、ミゾレを振り回し、時に森の木にたたき付けるようにミゾレをもてあそぶ。
「ガキを利用して、何が悪いっていうんだよ! 自分を優先したっていいだろうが!」
体裁もなにもない、本心からの叫び。
幸いにも、それは誰にも聞かれていない。
「俺は不味いぞ! どうせならこいつらの肉を……うわぁぁぁぁぁぁー!」
ぐしゃっ!
何か堅いものにたたき付けられて、そのままミゾレは絶命した。
そして、黒い波に徐々にのまれていくのは……春である。
「あ……んんッ……う、ううん……」
うつろな目で、虚空を見つめる。
全身に浴びるような痛みを快楽に変えてしまっている。
もうすでに、痛いことは気持ちがいい……それ以外の思考が消えてしまっていた。
「あっ……あはっ……」
少しずつ波にのまれながら、春はぼんやりと死を待つ。
まるで、使い捨てられる前の壊れた玩具のように、抵抗もなにもしない。
すべてをあきらめて、すべてを投げだし、ただ、あたえられるものに喜びを見いだし、それを至高のものと捉える。
そうして、いつしか、壊れたおもちゃはどこにでもない場所へ行くのだ。
あっけない、実にあっけないそれだけの事であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月21日
参加申し込みの期限
2013年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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