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\ オーバータイム!/
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破:交錯
『黒豹組』のやり方には、棘がある。
そいつらの所為で辛い目に遭ってる連中もいる。
そして、あの日受け止めた彼女も……。
「くそっ、またあの夢か……」
若い男が額の汗を乱暴に腕で拭いながらため息を吐く。もう長い事同じ悪夢を見るか夢も見ず泥のように眠るか、の二択しか彼の眠りにはなかった。それでも狂わずにいるのは、恐らく自分が『白獅子』にいる意味があるから、だ、と胸に言い聞かせる。
そんな彼の耳に聞こえたのは、薄い安アパートの壁越しに聞こえる住人の話である。彼らは、『黒豹組』への上納金をどうするかという話題で持ちきりだった。
若い男は、苛立ちを募らせながらも身支度を整え、家を出た。
寝子街のとある古いビルの一室。金融業者の事務所にカモフラージュした白獅子の詰め所がそこにはあった。そこへ苛々した様子の彼が室内に入ってくる。
「こんの鍵尻尾の『黒猫』がぁ……あっちこっち尻尾で掻き回しては『上澄み』だけウマく掻っ攫いやがって!」
どっかりと椅子に座った若い刑事、
宇都宮 陽
は不機嫌を隠さずそう言った。
この街をシマにしている黒豹組は、かなり不正な方法でお金を貯めこんでいる。しかも証拠隠滅がやたらと丁寧で早い。
(ご丁寧に証拠はあの『黒猫』のモノなんか綺麗さっぱりネェんだぜ)
その事に、彼は苛立ちを隠せないでいるのだろう。
「逸(はや)るな、陽」
一番奥のデスクにいた初老の男が窘めるように言う。だが、陽はずかずかとデスクに近づき手を付いた。
「うっせぇな、ジィさん。俺ぁ最初から決めてんのさ、今回のヤマに対してな」
「アンタは血気に逸りすぎてる。俺のいう事が聞けねぇってんならヤマから外すぞ」
白獅子の長にそう言われ、陽は複雑な表情を浮かべる。
(アイツに助けられた時から、俺の命は出汁骸みたいなモンなんだからなぁ……。目障りなんは全部、ゼェーンブツブしてやりゃぁ良いんだよ)
苛立ちを募らせる陽に対し、男はやれやれを頭を振るう。そして、ゆっくり立ち上がると陽の頭をぽん、と一撫でし、窘めるように言った。
「アンタは、まだあの事を引きずってんのかぃ? オマエの矜持が許さねぇだろうが……、あんまり無茶すんじゃねぇぞ」
肩をぽん、と叩くとくるっ、と背を向けさせて軽く背を押す。そして「頭冷やしてこい、坊主」と呟き再び椅子にどっかりと座った。
「ジィさん……」
陽の表情は、酷く曇っていく。目の前の男がいなかったら、自分はここに居ない。刑事を辞め、単独で『黒豹組』に挑み、アスファルトに血だまりを作って野垂れ死んでいたかもしれない。
今、彼が捜査に携われているのは、極道に怒りを持ち、戦う意思を見せた彼の熱意を所長がくみ取ったからだ。
(アンタには恩義も感じている。でも……)
何も言えず、陽はけっ、と両手をスラックスのポケットに突っ込み歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
7人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月29日
参加申し込みの期限
2021年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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