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寝子島高校
#寝子島アルバム作ろう
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従姉の
水谷 真優理
に見せられたのはねこったーの画面だった。注目するのはハッシュタグだそうだ。
青山 絢
は首を傾げる。
「寝子島アルバム?」
「そう。というわけで、さっそくデート……じゃなくてアルバム用の写真を取りに行きましょ」
アルバムが一番の目的ではあるが、自然な形で絢とのんびり散歩を満喫出来るかと思うと、ワクワクだ。
「絢ちゃん、どこか良いスポットある?」
「え、真優理さんは」
真優理、にっこり。
「絢ちゃんの方が知ってそうだし」
絢は少し考えて、
「時間が微妙だけど、頭の中に焼きついてる光景があるの」
「そうなの? 行ってみたいわ」
夕日が綺麗な場所だ。今は正午過ぎ、あの時を切り取ることは難しいだろうが。
「じゃ、行きましょ」
真優理は絢の手を取って、あるき出した。
「真優理さん? 別に手を繋がなくても」
「デートなんだから当然でしょう?」
「アルバムの写真を取りに行くんじゃ……」
いつの間にか目的がすり替わっていて動揺する。
「絢ちゃんももう高校三年生なのね。進路は決まったの?」
決まっている。
絢は頷いて、
「真優理さん、やっぱり大学って行った方が良い?」
夢は女優。そして、進路は選択肢二つ。有名劇団の研究生か大学の演劇科かだ。
「目当ての学科が決まってるなら、進学して損はないと思うわよ。思いっ切り勉強出来るし、何より時間があるし」
「よく考えるわ」
「うん、いつでも相談して」
最初に向かったのは寝子ヶ浜海岸に通じる道の手前にあるねこでんの踏切。
「こんな道あったのね」
道の先を見ながら珍しげに言う真優理。
「知らなかったの?」
「昔に通ったことがあるのかも知れないけど、覚えがないわね? それで、絢ちゃんの思い出っていのはこの踏み切り?」
絢は頷いて、
「不思議。あの時は夕暮れで、もう少しボヤけた印象だったのに」
「夕日の光って人とか物の輪郭が曖昧になるって言うしね。太陽が眩しくて、しっかりと影が出来てる今も悪くないんじゃない?」
絢が線路へ視線を向けると、踏み切りが鳴り始めた。
電車がやってくる。絢はカメラを構えた。
「あ」
通り過ぎる電車が少しづつ影を落とし、目の前がチカチカした。目を細め、何度かシャッターを切ると、風がふわりと巻き上がる。新緑の木がざわついた瞬間は、中々躍動感がある絵になった。
「見せて」
覗き込んできた真優理は、ぱっと表情を輝かせた。
「夕焼けには負けるけど、悪くないわね」
「うん」
自信を持って、アルバムに載せることが出来そうだ。
「次どうする?」
真優理が言って、
「桜がある公園があるんだけど、そこはどう?」
「桜かぁ。今は咲いてないかもしれないけど、行ってみる?」
その道中、真優理はそこの場所の思い出を聞いてみたのだが、
「一人芝居!?」
次のポイントは絢の芝居の練習場でもあったらしい。
公園にある一本だけ立つ桜の木の下、絢が優雅な動きでセリフを紡ぐ姿を思い浮かべてうっとりする。
「真優理さん……?」
「あ、ごめんなさいね。私、いないほうが良い? その場合、どこかに定点カメラを」
「うん、今日は練習しないから」
真優理は額押さえ、心底残念そうに深いため息をついた。
「いや、そんな落ち込まなくても」
「うう、見たかった」
「泣くほど?」
そんなこんなで新緑の桜を一枚。春とは違う、夏の装いだ。
桜の木の公園からの帰り道。絢は真優理に視線を向けた。
「私の思い出の場所はこれくらいだから、今度は真優理さんが撮りたいところ行かない?」
「そうね、初夏で太陽が近いから……」
その場所は、きっと今の時間、綺麗に見えるだろう。
星ヶ丘マリーナにて。
ここは真優理の職場の近くだが。
「わ……」
絢が言葉を止めるほど、ここからの景色は洗練されていた。真上から照らす太陽の光、穏やかな水面にキラキラと反射していてヨットが行き交っている。
真優理は見惚れている絢を横目に数歩下がった。そっとスマホを構え、カシャ。
「!」
絢が驚いたように振り返る。
「真優理さん、勝手に」
「ごめんごめん。ほら、いやだったら」
見せられたそれに絢は表情を緩めた。切り取ったその絵は、どこか南の島を思わせる小さな港に立つ後ろ姿の少女。写真集にでも載っていそうや一枚である。
「モデルが良いからばっちりね! 後ろから見ても、絢ちゃんの可愛さが滲み出てるわ」
別の意味でうっとりとしていた。
「そうだ、今年の夏は海に行きたいわね。波打ち際で可愛い水着姿の絢ちゃんとか最高よね!」
「水着目当て?」
「もちろん、本命は海、大本命は絢ちゃんだから大丈夫よ!」
若干暴走気味なのは海に来てテンションが上がっているせいだろうか。
最後に向かったのは天体観測スポット。
すっかり日が暮れた広場、暗闇の中、満天の星空を見上げる絢は目をキラキラさせていた。
(少し強引にでも連れてきて良かったわ)
真優理は今より少しだけ純粋だった頃を思い出す。
ふと、絢がこちらを、見ていることに気づく。
「ん?」
「高校生の頃を思い出してる?」
バレてしまったらしい。
「もしかして、顔に出てた?」
「うん。この前と同じ顔」
「うーん、不覚。遭難の記憶は薄れないのよね」
それもまたいい思い出だ。
真優理は絢の背後に回った。そっと抱きしめる。
「絢ちゃんももう少しだから。悔いを残さないようにね」
絢はしばらくして、こくりと頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月09日
参加申し込みの期限
2021年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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