this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
#寝子島アルバム作ろう
<< もどる
1
2
3
4
三夜湖のほとり、修は昼間のうちにテントを建てた。三脚と一眼レフのカメラを立て、椅子を準備。甘さ控えめのスポーツドリンクを用意したら準備完了だ。
湖に浮かぶのは、
「ハクチョウ、か?」
白い体、長い首に大きな翼。
「こんなところに」
湖にやってくるのは冬のイメージだ。しかも一匹で漂っている。もしかすると、ハクチョウではないのかもしれないが、新緑をバックにしたハクチョウはなんとも不思議である。二、三枚撮ったところで、飛び去ってしまった。
「はぐれハクチョウ、か?」
無事に仲間の元へいけるだろうか。少しだけ気になった。それからは水面に映る新緑や太陽光の反射を収めたりして過ごした。
本命はもちろん、明日の朝である。
数時間前。
修と分かれた月詠は雨が降り出した神社で一人、鉛筆を走らせていた。
「……」
静かな雨音だけが聞こえてくる。心地の良い空間だ。
と、その時。がさがさと草を分ける音がして、
「にゃっ」
猫が飛び出してきた。慌てた様子で走って来て、月詠がいる屋根の下に滑り込む。
「雨宿り?」
ぶるぶると体を震わせた猫に、月詠はくすっと笑い、鞄から煮干しの袋を取り出した。この辺りでよく猫を見かけるので、持参してきて正解だった。
「にゃ?」
短く鳴く猫はそれの匂いを感じ取ったようだ。
「いるか? お腹空いてる?」
煮干しの尻尾を摘まんでゆらゆら。目で追う猫が可愛くて、すぐにそれを床に置いてあげた。飛びついてむしゃむしゃ。
それからは集中。鉛筆への力の入れ方を調節し、丁寧に描いて行く。
「ふう」
休憩中にスマホで、以前に撮った写真をアップすることにした。
「……よし」
再びスケッチブックに向かい合うと、
「あ」
猫の肉球の後がくっきりついていた。泥なのだろうが、輪郭も綺麗だ。
「これは」
驚いているうち、横からの覗き込んできた猫が猫パンチを数発。
「ああ……」
風景画に猫の肉球が。
「わざとだな? イタズラ猫め」
からかうように言って、頭を撫で、もう一度、白紙のスケッチブックを開いた。同じ風景だが、きっと別の絵が出来上がるに違いない。
雨の音が弱まってきた。相変わらず、静かだ。
エノコロ岬からの帰り道。寝子島
豪はスマホ開いて、洞窟の写真をアップ。それから撮りためた写真も一枚、載せることにした。今上げたのは、海の写真だ。
「お、これは」
九夜山の紫陽花の写真が目を引いた。夏の花火のよう。どこかで聞いたようなその表現は久々に見た今でも感じた。
何も考えずに、ねこったーへアップする。
「よし」
あの時、あの場所にいた彼女達も観てくれるだろうか。なんとなくそんなことを思った。
「あれ、龍目先輩?」
振り返ると、友人の日向が立っていた。
「お? 光村? 久しぶりだな」
「久しぶりです」
心なしか嬉しそうに近づいてくる。
「ここで何してるんだ?」
「妹のお供です。寝子島のアルバム写真を撮るのが流行ってるらしくて」
「お、実は俺も撮ってたんだ」
洞窟の写真を見せると、日向は感心した様子で、
「さすが先輩ですね」
「光村のも楽しみにしてるぜ?」
「が、頑張ります」
懐かしい後輩と分かれ、豪は家に向かうことにした。
修は、ゆっくりとカメラを構えた。
夕日が沈む。茜色と薄水色のグラデーション。千切れ雲がキラキラと輝いている。
湖の水面に反射した夕日の色は中々表現出来ない。画面越しの風景は刻一刻と変わって行く。
湖が暖かな色に変わる。木々が闇に飲まれ、影になる。辺りに静けさが満ちた。
「綺麗だな」
こうしていると人間は自然に生かされているのだと実感させられる。基本的に自然は人間より上位なのだから。
ゆっくりと、シャッターを切って、その変化を収めて行く。
と、肩を叩かれた。
「!」
はっとして顔を上げると、
「よ、調子はどうだ?」
「龍目先輩?」
この春卒業して行った探検部部長だった。
「どうしてこんなところに」
豪はスマホをかざして、にっと笑う。
「さっき投稿してただろ?」
どうやら、準備をして追いかけてきてくれたらしい。
少し離れて、お互い座る。
「夜が近いな」
「ええ、夕闇でぼんやりしてますね」
逢魔時。
お互いに背を向けて、写真を撮り続けた。
昼間からの連作でねこったーへ上げたいところだ。
修は空を見上げる。風が吹き抜け、木々が騒ぐ音や水の匂い。自然に包まれている感じがする。
(タイトルは『対話』だな。自然との、な)
<< もどる
1
2
3
4
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
アルバム作りはいかがでしたでしょうか?
自然の風景を撮りに行ったり、思い出の場所だったり、食べ物だったり。このタグは広がって行き、ねこったーユーザーの皆さんのタイムランを彩ったことでしょうね。
写真を撮りにいって、誰かと関わること自体もアルバムの思い出に残していただけると嬉しいです。
ご参加ありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
#寝子島アルバム作ろう
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月09日
参加申し込みの期限
2021年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!