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#寝子島アルバム作ろう
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放課後。
光村 千恵
は授業が終わると、クラスメイトとさよならして、靴箱へと急いだ。ねこったーのタグ一覧に興味深いものを発見したのだ。千恵の兄、
光村 日向
と遠回りをして帰る口実。それとは別に単純に面白そうなのだ。
「寝子島アルバムかぁ。ネットで皆に見られると思うと緊張しちゃうけど」
靴を変えながらウキウキで呟くと、視線を感じた。
「あ」
そこには
桃井 かんな
が立っていた。スマホを握りしめている。どうやら一人のようだが。
偶然顔を合わせることが多いので前々から声をかけたかった子だ。
千恵はにこっと笑った。
「こんにちはっ」
「……こんにちは。光村千恵ちゃん……だっけ」
「あれ、知っててくれたの?」
「ヘアピン、結構こだわりがあって気になってたんだ」
千恵はがしっとかんなの両手を掴んだ。
「!?」
「私もヘアピン仲間として、喋って見たかったの。よろしくね」
「うん。よろしく」
やや恥ずかしそうに、嬉しそうに頷いた。声をかけてよかった。
「じゃあ、さっそく行こ!」
有無を言わさず、連れて行ったのは待ちあわせ中の兄、日向のところだ。
「お待たせー」
千恵が改めて二人にアルバムタグの説明をする。
「なら、僕が写真係をやるよ。顔写さなければいいんだよね?」
思い出を巡る旅にもなりそうだ。
「かんなちゃんはどこか行きたいところある?」
すると、かんなのお腹がぐぅっと音を立てた。
はっとして彼女がお腹を押さえる。
「綺麗な景色のところが良いんじゃない?」
大分恥ずかしそうだ。放課後なので、小腹が空く時間帯なのは分かる。
「私もお腹空いたし、商店街で美味しいものをアルバムに載せない?」
日向は少し考えて、
「そういえば『すすきの』のお蕎麦、最近ご無沙汰だよね。かんなちゃんはどう?」
「二人がそう言うなら付き合うよ。誘ってもらったの、私だし」
少しつんとした感じで言う。
さっそく商店街へ向かうことに。
「あ、『うさぎ屋』も良いよね!」
「ああ、お好み焼き?」
かんなの問いに千恵が嬉しそうに頷く。
「さすがにどっちかだよね」
三人で迷ったまま、『うさぎ屋』の前を通ると、ふわりといい香りがしてきた。
「うー、迷うっ」
「ねぇ、あれ」
かんなが指さしたのは、のぼりだった。
『食べ歩き用ミニお好み焼き』
どうやら小さめのお好み焼きらしい。いつの間にか窓口があり、そこで購入できるようだ。そばとお好み焼き、どちらも味わえるかもしれない。
「いらっしゃいませ〜」
窓口が開いて店員さんが声をかけてくる。
三人は顔を見合わせ、ミニお好み焼きを購入することに。
「わっ、これ」
「へぇ、可愛いね」
日向が千恵の手元にカメラを
渡されたのは、うさぎ型のお好み焼き。本来のお好み焼きより固めに作られているらしく、きっちり形成されている。ソースはつけてあった。
「滅茶苦茶映えるね!」
「はい、ふたりとも構えて」
「かんなちゃん」
千恵は耳元で何かを囁やき、
「こんな感じでどう!?」
うさぎ型お好み焼きを千恵とかんなが前に突き出し、カメラに顔を写さないように正面から撮ってもらう。
「はい、撮るよー!」
パシャリ。
見せてもらうと、中々悪くない映り方だった。
かんなと仲良し感が出ていて少し嬉しい。ヘアピンをしているので、姉妹にも見える。
満足だ。
それから、予定通り蕎麦屋に入ったのだが、
「天ぷらの盛り合わせがあったほうが写真的に良いと思う!」
そう言い出したのは千恵なわけだが、
「寝子島定食一択!」
日向とかんなは普通のかけそばとざるそばを頼んだのだった。
『すすきの』を出た三人、千恵は出そうになったげっぷを慌てて抑えた。さすがに兄の前ではまずい。友達に慣れそうな同級生、かんなもいるのだ。
「千恵、大丈夫?」
日向が心配そうだ。
「凄い美味しかったし、お腹いっぱいなだけ」
少し歩いていれば、消化するだろう。
「お蕎麦も綺麗に撮れたし、異動しようよ」
その後は【Ze Pet】へ。カードゲームの対戦の様子を写真に納めつつ、千恵の希望でsomniumに行ってみることにした。
裏路地のような通りの一角にある雑貨やアクセサリーのお店だ。
「お兄ちゃん?」
日向はあたりを写真に撮っていた。
「道のりも絵になるから、撮って置こうと思ってさ」
「この辺、寝子島じゃないみたい」
かんなもキョロキョロと珍しげに見回していた。
「噂に聞いてたけど、ワクワクする感じね」
やがて見えてきたsomniumの建物。
中へ入ると、客は千恵達だけだった。
と、かんながとある棚を見ている。
「それ、可愛いね」
アクセサリー、特にヘアピンコーナーだった。
「そういえば、ふたりともヘアピンなんだ」
「ちょっとした共通点でお互い気になってたんだよ!」
かんなも控えめに頷いた。
「いくつか買ってこうかな」
「うん、そうしようよ」
そこまで値段は高くなかった。奮発して、かんなは二つ買うようだ。
「お小遣い的に私は一つかなぁ」
「なら、僕が買ってあげようか。選んでも良い?」
「へ?」
兄のいきなりの提案にどぎまぎ。アクセサリーを選んでもらうだなんて、まるで恋人同士だ。少なくとも兄妹ではあまり聞かない。
千恵、ドキドキ。
「じゃあ、これなんかどう?」
リボンの形をしたヘアピンだった。可愛いし、何より日向の趣味である。
(一生の宝物かも……!)
千恵にとっては忘れられないアルバム写真になりそうだ。
somniumでのケーキ屋も考えたが、洋菓子屋『Raton』で動物クッキーと肉球マカロンは外せない。
食べ物が多かったわけだが、そこでアルバムの写真探しは終了。かんなと分かれた二人はとある街道へ。
行ったことがない場所をまわるのも良いが、やはり深い思い出がある場所。
ふと、トライアスロンとハーバリウムを思い出す日向。そっと千恵の頭に手を置いた。
「えっ」
目を瞬かせる千恵。
「あ、ごめん。あの時の、トライアスロン覚えてる? ほら、この街道」
「あ、ああ! あのハーバリウム! あのお店楽しかったなぁ」
柔らかい笑顔の日向。
「すごく勇気づけられたんだよ。こんなところで言うのもあれだけど、千恵が妹で良かったよ」
まるでデートの締めのようだ。
なでなで。
「う、うん。私もお兄ちゃんが……って、何言ってるんだろ。はー、楽しかった。かんなちゃんも楽しんでくれたかな?」
ちょっと迷惑だったかもしれないが、買ったヘアピンを大事そうに抱えて帰った彼女の笑顔は今日の思い出を語っているようだった。
「帰ろうか」
千恵は日向に頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月09日
参加申し込みの期限
2021年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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