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爽やかな夏の風が吹き渡る
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生活感の乏しい部屋に簡易ベッドが置いてある。二人は肌を露出した状態で横向きの姿で眠っていた。
先に目覚めたのは
葉利沢 倫理子
こと、無自覚のろっこんの『Malice in the real』で発動した別人格、Maliceだった。手が届くところにいる
朝鳥 さゆる
の顔を見て歪んだ笑みを浮かべた。激しい情事の後のように頬が茜色に染まっている。
「……夕方なのね」
言いながらそっと指を伸ばすとさゆるが瞼を開けた。生気のない目に向かって、暑いわね、とMaliceが口にした。
何の反応も示さないさゆるの無防備な胸を掴んだ。気ままに揉んでMaliceは悪意を秘めた笑顔で言った。
「いっぱい汗を掻いたあとだから別にいいよね」
さゆるは何も答えない。されるがままの人形になっていた。Maliceは飽きる素振りを見せず、手や脚を身体に纏わり付かせる。
「本当に暑いわね」
実際に肌に汗が浮き出る。それでもさゆるの身体を離れない。濡れ光る肌を滑らせて等身大の人形遊びを続けた。
一時間が過ぎた。さゆるは軽く手を払い除けてベッドから降りた。Maliceも黙って付いていく。二人で浴室に入るとシャワーを浴びて汗を洗い流す。
さゆるは手短に済ませると外行きの服に着替えて部屋を出た。当然とばかりにMaliceが腕を絡めてくる。
振り払う元気を失ったのか。一瞥したさゆりは黙ってシーサイドタウンの街中を歩いた。
日曜日の夕方もあって人通りは多かった。軽装が目立つ中、浴衣を着ている者が少なくない。夏祭りの季節ではない為、さゆるの目はそれとなく引かれた。
衣料関係が多く並ぶ通りで二人は声を掛けられた。
「そこの見目麗しいお嬢さん方。今日限りで格安の浴衣のレンタルを承っています。きっとお嬢さん方に相応しい浴衣に巡り合えます。いかがでしょうか」
さゆるは関心のない様子で男を眺める。Maliceは絡めていた腕を軽く引っ張った。
「着てもいいよね」
Maliceはさゆるを強引に店の中に連れ込んだ。抗うのも面倒なのか。されるがままに浴衣に着替えた。
着ていた服は店に預けて二人は再び歩き出す。
「似合っているわ」
Maliceはさゆるの浴衣を見て目を細める。白地に薄いピンクのアサガオが大輪で幾つも描かれていた。
「私のはどう?」
Maliceは浮かれたようにゆっくりと回って見せる。夕焼け色の生地に濃い紫色のアサガオが風に吹かれるようにして全身を包む。
反応を示さないさゆるにMaliceは笑みを返した。腕を絡めて恋人のように歩き出す。
夕闇が迫る頃、二人はコンビニエンスストアの前に差し掛かる。Maliceが提案とばかりに口を開いた。
「コンビニに寄っていかない?」
沈黙を破ったのはMaliceだった。
「浴衣姿で天宵川を歩きたい気分なのよ。でも、着く頃には夜になっているから、必要な物をコンビニで。いいよね」
無言を肯定と見做したMaliceは腕を絡め、さゆるを店に引き入れた。
Maliceは買い物かごを手にすると懐中電灯を入れた。見合った電池と虫よけスプレーを選ぶ。飲み物や食料を纏めて入れてさっさと清算を済ませた。
「これでいいわ」
店から出ると腕を絡めた。さゆるを薄暗いところへと連れてゆく。
「あそこから入れるわ」
草むらに出来た獣道を二人は寄り添った状態で歩く。周囲の木々で暗さが増した。購入した懐中電灯を点けてMaliceが足元近くを照らす。
「こんなに暗くなるのね」
Maliceは懐中電灯を適当に揺らして前方の闇を掻き回す。フフと笑い声が漏れた。
川のせせらぎが聞こえてきた。自ずと二人の足が速くなる。
結構な時間を掛けて天宵川に着いた。他に人の姿はない。二人は川に沿って歩く。
「あそこ、座れそうね」
川辺にごく近いところに腰掛けるのに適した石があった。二人は横に並んで座る。
「夜気はひんやりしていいんだけど、もっと涼しくなりたいわ」
口にした途端、Maliceは履いていた物を脱いだ。素足になって川に浸す。思った以上の冷たさに、ぁあん、と堪らず声が漏れた。
思いもしない自身の声にMaliceは好色そうな笑みとなった。横にいるさゆるに身体を寄せる。
「ねえ、今の聞いたよね」
「それがなに」
「エロい声と思わない?」
Maliceは舌なめずりをして言った。
「あなたがそう思うなら、そうなんでしょ」
冷ややかな目を返した。その眼差しをMaliceは受け止める。
「いいわ、その冷たい視線。川に浸したこの素足もとても冷たくて、気持ちいいわ」
「そう、良かったわね」
「さゆるを抱いている時と同じ感覚よ。肌を重ねると熱くなるはずなのに。逆に冷たくなって冴えてくる」
自身の言葉に酔うかのようにMaliceの目がとろんとして、陶酔の色を深めてゆく。さゆるは口を閉ざして冷気を伴う目で見つめた。
「いいのよ。あなたはそのままで。熱くならないことはわかっているから……でもね」
Maliceは不意打ちのようにさゆるに腕を回し、後ろに押し倒した。口で口を塞ぎ、一言の不満も許さなかった。
「こんなところでキスもいいでしょ」
黙っているさゆるの胸に手を置いた。合わせ目に指を入れて更に奥に差し込む。
「どう気持ちいい?」
「こんなところでするつもり?」
「誰もいないわ。嫌なら全力で拒んでもいいのよ」
さゆるは軽く息を吐いて顔を横に向けた。Maliceは胸を弄びながら相手の脚を開くように太腿を差し込む。
「……私達を見ているのは、夜空の星だけよ」
さゆるの耳に口を寄せて言った。少しくすぐったいのか。首を竦めるような反応があった。
「そんなさゆるもいいわ」
Maliceはさゆるの耳たぶを甘噛みした。身体の反応を楽しみ、自身の帯を外して肌と肌を合わせる。
「熱いのに冷たいわ。不思議ね」
「そう」
「ええ、そうよ。今夜も二人で貪り合うわ」
Maliceは川の畔で、今日もさゆるの冷たい心に溺れてゆく。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
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定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年07月28日
参加申し込みの期限
2021年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月04日 11時00分
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