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【修学旅行】アッツイ、タイに行きたいッ!
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●ホテルにて・その2
夏朝と夏夜は幸いにも先生に見つからずホテルに戻ってきた。
シャワーで汗を流して部屋で涼んでいると、ノックノック。
あーそーぼ、と昔の子どもみたいに顔を出したのは
野々 ののこ
だ。
「あっちの部屋でカードゲームしてるんだけど一緒に遊ばない?」
願ってもないお誘いだ。夏朝と夏夜は一度顔を見合わせてから、うん、と付いていく。
部屋には、
佐藤 英二
、
鴻上 彰尋
、
桜井 ラッセル
、
七夜 あおい
が輪になってトランプを広げていた。
「夏朝ちゃんと夏夜ちゃん誘って来たよー」
ののこが二人を部屋の中に押し込むと、ラッセルがひらひらと手を振って出迎える。
「いらっしゃーい。ちょうど大富豪はじめるところだよ。さ、座って座って」
「カードを配るよ」
彰尋がシャッフルしたカードをスマートな手つきで配っていく。
「折角だからお菓子を賭けようか」
スマホで皆の様子を写真に収めながら、英二が言った。
すずいと差し出されたのは、英二が昼間地元のコンビニで買ったトムヤムクン味のパッキーだ。
「辛そう! それって当たり? それとも罰ゲーム?」
あおいがころころと笑う。
「僕も食べてないからわからないや。どっちになるかはお楽しみ。あ、みんな、勝負は本気でやるよ」
勿論、とカードを手に輪になった全員がサムズアップ。英二はスマホでその姿を撮った。
「あうー、パス……」
「夏朝ちゃんパスかー。んっふふ、ここで行かせていただきます。革命!!」
「うわーーーっ、嘘だろ七夜! 俺、あとちょっとで上がりだったのに!」
「それを阻止するための革命だよ、ラッセル君!」
「革命、ってタイで聞くとちょっと不思議な響きがあるね。何と言うか異国で遊ぶトランプって日常と非日常がミックスされてる感じでなんとも言えない特別感」
英二がそう言って手番を回すと、次の彰尋が申し訳なさそうに手札を切った。
「……ごめん。俺上がり」
「えっ。彰尋君、上がり!?」
「いつの間に。伏兵すぎるっ」
「自分でも意外というか、あおいさんの革命のおかげというか……」
「これぞ大富豪の醍醐味だね。今回のゲーム、勝者・大富豪は鴻上君!」
英二に真っ赤なパッケージのパッキーを渡され、彰尋は照れ笑いで受け取る。
「折角だから、どんな味かみんなで食べよう」
パーティ開きでパッキーを開けると、トランプを端に押しのけて輪の中央に置く。
すると他のメンツも、様々なお菓子を広げ始めた。
「タイって案外コンビニ充実してるよね……」
「日本で売ってるようなスナック菓子も普通に売ってるもんね」
「ナッツ系やドライフルーツはこっちの方が品揃えが豊富」
「その代わりチョコは少ないかも。暑いからかな」
「確かにこの暑さじゃ溶けるよね」
スパイシーなフレーバーのピーナッツ菓子を摘まみながら、そういやさ、とラッセルが話を振る。
「修学旅行で行った場所でどこがよかった? 俺は象とか遺跡もよかったけど寺院がよかったな~。タイならではだし!」
「俺も、初日のワット・アルンが良かったな……民族衣装も新鮮だった」
彰尋はそう答え、ちらりとあおいの方を見る。あおいは彰尋の視線に気づき、にこっと笑んだ。
「彰尋君、民族衣装似合ってたよ」
「あおいさんも……」
言いかけたそのとき、廊下に気を配っていた夏夜が、しっ、と人差し指を唇に当てた。
「先生の見回り来たよ。みんな隠れて寝たふり!」
それを聞いた一同の動きは素早かった。
電気を消すと、いっせいに手近な布団に潜り込む。
部屋のベットは四つ。誰がどこにとは決めていなかったので、英二とののこが一つの毛布の中に、彰尋とあおいが別の毛布の中に、夏朝と夏夜が一番窓際の毛布の中に、残るひとつにラッセルが隠れる形になった。
「ふふっ、笑っちゃいけないと思うと、逆に笑いが……」
「野々さん、声抑えてね」
英二は毛布の中でののこの口を塞ぐ。ドキドキするのは、いつ先生がドアを開けるかというスリルを感じているからだろうか。それとも密着しているからだろうか。
「あの……ごめん、俺といっしょになっちゃって」
「しっ。話はあとで聞くよ。今は、寝たふり寝たふり」
あおいが呼吸を寝息風に整えるのを耳元で聞く。耳にかかる息が近すぎる。彰尋は高鳴る心臓の音が聞こえてはしまわないかと気が気ではない。ベットにいるのが一人に見えなければいけないから、くっついているしかないのだ。
「寝てますか……?」
囁くような声と、ドアがそおっと開く気配がした。見回りは
雛鶴 さゆり
先生だろうか。
おっとりした雰囲気だけれど、合気道を嗜んでいるというから油断は禁物だ。
全員が寝息で応答する。
「寝てるみたいですね……おやすみなさい」
パタン、とドアが閉まっても、しばらく全員が寝たふりをしていた。
(……行ったかな?)
夏朝はそっと毛布を捲ってみた。
こんなスリルも修学旅行ならではである。
「思えば……僕にとって初めての旅行、だったね」
隠れている布団の中で夏夜がぽつりとつぶやく。
「そうだね、楽しかった? 僕は……夏夜ちゃんと一緒で楽しかったよ」
「僕も。来年以降の寝子高生の旅行にも幸あれ、だね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年07月24日
参加申し込みの期限
2021年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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