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寝子島、花と緑の博覧会『フローラル&グリーン』
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〇ローズガーデンと花の名前
寝子高2年の
響 蒼留人
は、花と緑の博覧会のパンフを眺めていた。
「花を愛でる柄じゃないが、屋台やドリンク無料は悪くないな」
(マガレを誘ってみるか)
同級生の
マーガレット・ライカー
は、見た目は銀髪の美少女だった。
しかし中身は腐女子であり、BL同人小説を書いていることを蒼留人は知らない。
「花と緑の博覧会があるそうだが、マガレも行くのか?」
そんな風に声をかけて、二人でパンフを眺めた結果、星ヶ丘寮のマーガレットの家から比較的近いローズガーデンにやってきた。
綺麗な薔薇を見ながら園内を回っていると、花の帽子を作っている人たちを見かけた。
「花の帽子というと、イギリスの名門学校イートン校の花帽子も有名ですね」
両親ともイギリス人で母はイギリスの男爵家の出であるマーガレット。
イギリスの生活に興味を持っている。
「イギリスにそんな行事があるのか?」
なりゆきでBL同好会 (ブリティッシュ・ライフ同好会。ボーイズ・ラブではない!)に入ることになった蒼留人はそういうことには疎い。
(花の帽子と上流階級のイケメンたち……しかも、女人禁制……悪くない悪くないですね)
などと思いながら、マーガレットは思い出を語る。
「ええ、実はイギリスで実際に彼らを見たことあるんです」
(遠目でしたけど、あれは筆が進みましたね。ま、まぁ、それは心の中に留めておくとして)
「花の帽子を作りませんか?」
係の人に声をかけられた蒼留人はきょとんとする。
「いや、俺は似合わないと思うが……」
その時、どこからともなく蒼留人の頭上に何かが降ってきた。
「えっ? なんだこりゃ?!」
「……響君?」
まさに話題の花帽子が、蒼留人の頭に載っていた。
美しく咲き誇る花に彩られた上流階級のイケメン……ではなく一般的男子の蒼留人の顔は、一言で言ってミスマッチだった。
驚きの後、こみあげてきた笑いを上品に隠しながら、マーガレットは思う。
(響君は……素材は決して悪くもないとは思うのですが、やはり人には向き不向きというのもありますね。なんだか、花の方が主張が激しい気がして、花が主、人が従みたいな……)
残念ながら創作意欲は刺激されなかったようだ。
「まさかあいつがその辺に……?」
そのまま蒼留人が頭上を見上げると、樹の上に猫の尾が一瞬見えて消えた。
「くそっ、やられた!」
何か心当たりでもあったのだろうか、だが追っても無駄と諦め、帽子を脱ぐと。
「まったく……俺よりマガレのほうが似合うだろ?」
「えっ?」
蒼留人は何気なく、花帽子をマーガレットの頭に被せたのだった。
銀髪縦ロール、青い目のマーガレットに、花の帽子は思った通り誂えたように美しく映えた。
「いいな、やっぱりサマになってる」
(花も悪くないな……)
普段意識していないが、やはり綺麗だ、とつい見とれてしまう蒼留人。
「……まあ、響くんよりは似合うでしょうね」
何事もなかったように答えながら。
(このシチュエーション、美少年同士なら……)という思いがマーガレットの胸をかすめたとか。
その後二人はドリンク無料の協賛店へ向かった。
「そういえばマーガレットは花の名前だったな。自称でいいなら俺も何か考えるか」
席についてメニューを広げた後、蒼留人は考える。
「……桜、百合、菊……女の名前ばかりだな。男でもおかしくないような花はないか?」
スマホを取り出して花の図鑑を検索する。
「カキツバタ……そうか、男でもおかしくない名前があった!」
「無料ドリンクは別にいいのですけど、せっかくですので、私は桔梗と名乗ることにしますので、桔梗と呼んで下さい」
マーガレットの言葉に驚く蒼留人。
そこへ店員が注文を取りに来た。
飲み物を頼んだ後、名前を尋ねられた。
待ってました、とばかりドヤ顔で蒼留人は店員に答える。
「ショウブだ!」
だがその声に、周囲の視線が一斉に集まった。
一瞬遅れて蒼留人は視線の意味に気づく。
「……あ、いや、勝ち負けの勝負じゃなくて、花の名前の……」
「……私は桔梗と言います」
マーガレットは動じることなく名乗り、蒼留人はスルーされたのかフォローされたのか判断に迷ったのだった。
店員が行った後、気まずさを払拭すべく蒼留人は尋ねる。
「なんでわざわざ別名を名乗るんだ、マーガレットも花の名前じゃないか?」
「それはそうですが、響君は企画の趣旨が分かってないのですよ」
マーガレットの言葉に蒼留人は首を傾げる。
「趣旨って、博覧会にちなんで客寄せってことだろ?」
苦笑するマーガレットに、蒼留人はもう少し考える。
「……仮面舞踏会を楽しむみたいなものか?」
「仮面舞踏会みたいなものという解釈でも確かに間違ってはいないと思いますね」
マーガレットは諭すように、上品に説明する。
「今日のこの日だけ、お互いを花の名で呼び合うという遊び心ですよ。それなのに、マーガレットでは、興ざめではないですか」
「そういうものか」
「お待たせしました、菖蒲さま、桔梗さま」
飲み物を持ってくる際わざわざ名前を呼ばれて、蒼留人の脳裏に再びさっきの出来事が再現されるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年06月09日
参加申し込みの期限
2021年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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