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寝子島、花と緑の博覧会『フローラル&グリーン』
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〇三人でデート
寝子高3年の
小山内 海
、
橘 千歳
、
御剣 刀
は三人で『フローラル&グリーン』にデートにやってきた。
まず向かったのはロイヤルローズガーデン。
「ロイヤルローズガーデンって言うだけあってバラが凄いな」
刀が言う。
(どれだけあるんだろうな、いや凄いわ、圧倒される)
「ほんと、色とりどりの薔薇が咲き乱れてて綺麗ね」
と言ったのは千歳。
『バラがすごいね』
声を出せない海はスケッチブックにそう書いた。
「うん、確かに凄い」
それに千歳が答えた。
『これだけの量があると迫力もあって圧倒されちゃう』
海がそう書いたところへ、係の人が話しかけた。
「バラで帽子を作りませんか?」
『へー、バラで帽子……作ってみようかな』
「バラで帽子を作る? 花冠みたいな物かな」
刀はそう言ったが、係のお姉さんが持ってきたのは本物の帽子で、そこにバラを挿して作るということだった。
「花の帽子も悪くないわね」
「折角だし作ろう」
こうして三人は帽子を作ることにした。
作り方の説明を聞きながら、それぞれ考える。
(千歳と刀に帽子を作ってプレゼントしよう)
海は、色はどうしようかな、と迷う。
(花言葉とか調べて合いそうな色で作ってみよう)
スマホで調べてみると、ピンクのバラの花言葉は「しとやか」「上品」「感銘」。
青いバラは、「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」だった。
(二人に似合うの作れるといいな)
(海はもちろんだけど、刀君にも作って上げなきゃね)
千歳はそう思う。
(花の帽子なんていうと、女の子の被るものなイメージあるかもしれないけど、刀君にもきっと似合うと思うの。花の帽子というと、イギリスの名門イートン校の花帽子なんかも有名よね?)
(折角だし二人に贈る帽子を作ろう。色は赤とピンクかな、確か花言葉が恋人に贈る感じのやつだった記憶がある)
刀もそう思っていた。鈍そうに見えてこういうことには意外と詳しい。
それぞれの帽子が出来上がった。
海からは千歳にピンク、刀に青いバラ。
千歳からは海に赤、刀に青いバラの。
刀からは海にピンク、千歳に赤いバラの帽子。
「刀君も作ってくれたの? なかなかうまいじゃない」
『ありがとう、上手』
海も感心する。
最後は川に流します、と係の人に言われたが。
「それはもったいないな」
刀が言った。
「まだしおれてないし、家に持ち帰ることにしよう」
千歳と海も賛成したのだった。
三人はそれから、エノコロ岬に向かった。
『色々な花が咲いててすっごいきれい』
「ロイヤルガーデンの薔薇が咲き乱れてるのも凄かったけど、こっちも凄いわ。なんか語彙力なくなるわ」
ほう、と千歳がため息をつく。
『写真撮ろうよ、写真』
(スケッチもしたいけど時間かかっちゃうから今日は無し……かな。折角のデートだから二人を待たせたくないし)
絵が好きな海はそんなことを思っている。
「写真? そうね、せっかくだしね」
千歳と刀も賛成する。
「楽しそうだ。記念に撮るか~、スタッフにお願いして写真を撮ってもらおう」
『大丈夫、自分で撮れるよ』
海はスマホを台にセットして、千歳と刀の手を取ってくっついて、写真をパシャリと撮った。
『もう一枚、あ、そうだ千歳』
「何?」
海は千歳にだけ見えるようにして筆談で提案する。
「えっ? ……わかったわ」
千歳は少し恥ずかしそうな顔になったが、結局海の提案を受け入れることにした。
「どうした? んじゃ撮るぞ~……」
何も知らない刀の両脇に二人が並び。
「3,2,1……」
二人でタイミングを合わせて、刀の頬にキスした。
「ん?」
パシャリ。
両側からキスされて、驚く刀。
「キスされてしまった……俺、変な顔してなかったよな?」
海と千歳は、顔を見合わせて笑う。
『ここって恋人たちの丘の花壇って言われてるんだよね。花を植えることもできるみたいだから私たちも植えてみない?』
看板を見た海が筆談する。
『ほら、もう恋人同士になったんだし記念にってことで……///』
語尾につけた『///』は顔を赤らめるイメージだ。
「そうね、記念に花も植えていきましょう」
千歳も言う。
「折角だ、記念に植えよう……そうだよな恋人だしな、記念記念」
照れ隠しのように刀が花の苗のほうに向きなおり眺める。
『どんな花を植えようかな。千歳と刀はどんな花植えたい?』
海の問いに、刀が即答した。
「俺は青いバラを植えよう」
「刀君は青い薔薇? 花言葉は不可能はない、よね」
『刀は青いバラ……うん、いいと思う!』
「確か青いバラは品種改良で作るのは無理だって話だったんだよな?」
「そうよ、自然には存在せず、創るのも不可能だと言われていたけど」
「それを実現するんだから、凄いよな。なんかあやかりたいし格好いいのでこれを植えよう」
『私はどうしようかな……あ、これとかよさそう』
海が手にしたのはアルストロメリアだった。
『私はこれ植えるね。果てない未来の象徴だって』
「海は、アルストロメリア? 果てない未来なんて意味あるのね」
最後まで考えていた千歳だが。
「それじゃ、私は、青いカーネーションにしようかな」
カーネーションの苗を手に取る。
「花言葉は、永遠の幸福だそうよ」
三人は、シャベルを借り楽しみながら花の苗を植えた。
植えた場所には名前の札を立ててある。
今度見に来るとき、苗はどのように育っているだろうか。
花を植えることは、未来を植えることであった。
「二人は疲れてないかな?」
刀が尋ねる。
「ええ、このくらいで疲れたりしないわ」
『だいじょうぶだよ』
三人は近くの屋台から飲み物や軽食を調達し、海が見える場所に座る。
爽やかな海風が三人の頬を撫でた。
「今日は楽しかった、またよろしくな」
刀の笑顔に、
「私も楽しかったわ」
『こちらこそ』
と千歳と海は答えたのだった。
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
こんなにたくさんの方にご参加いただけるとは予想外で、感激しております。
描写の都合上、百合迷宮など同じ場所でも土日別々の出来事となっていたりします。
たくさんの花と笑顔を書けて楽しかったです。
これからもらっかみ!で皆さまとお会いするのを楽しみにしております。
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担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年06月09日
参加申し込みの期限
2021年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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