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〇ローズガーデンでの出会い
大学1年の
倉前 七瀬
は、ふらりと家を出た。
「ふーむ、お花にまつわるイベントをやっとるんですね。僕としては文字がよかですが、お花もよかです」
活字中毒の七瀬は普段は本にかじりついている。
文字が書いてあれば本のジャンルは問わず、パンフレットの文字も隅々まで目を通す。
今回も博覧会のパンフレットをもらって読みふけっているうちに、なんとなく実際に見てみたくなった。
「お出かけに来たわけですが、いざ外にでてみるとどこに行くものか迷ってしまいますねぇ、むむー」
パンフレットの内容を思い浮かべてしばらく悩んだが。
「よし、星ヶ丘の植物園へ行きましょう」
そう決めて七瀬は歩き出した。
(星ヶ丘なら、なんとなくウォルター先生にあえるかもしれんと思ったのでー)
ウォルター・ブラックウッド
先生は七瀬の、友人でもある大好きな先生で、星ヶ丘に住んでいるのだ。
「花と緑の博覧会……? 行ってみようかしら」
寝子高2年の
三条 神無
は、花いっぱいなイベントを楽しみたくなった。
クールで内向的な彼女は、よく一人で気まぐれに歩き回る。
真夜中に家を出て桜台墓地に行くことすらある。
それに比べれば今日の外出はごく穏便なものだった。
白のシャツに黒の長袖ジャケットと黒のジーンズという格好で、神無が向かったのはロイヤルローズガーデン。
星ヶ丘の植物園『ねこの庭』で公開されていた。
(あまり詳しくはないのだけれども……)
咲き誇るたくさんのバラに圧倒され、つぶやいた。
「綺麗ね……」
薔薇の香りを味わってみたくて、深呼吸してみる。
(この空間を満喫してみようかしら)
そんな神無に、係のお姉さんが声をかけてきた。
「こんにちは。薔薇の帽子を作りませんか?」
「……ん? バラで帽子を作る? 面白そう。やってみようかしら」
まずは説明を聞いてみることにした。
「棘が刺さったりはしない?」
「棘のない薔薇ですので、大丈夫です」
ローズガーデンにたどり着いた七瀬は、美しい薔薇に目を奪われた。
「うわー、薔薇のきれいかですねぇー。赤にピンク、オレンジ、珍しい青に……あ、白薔薇もありますね!」
七瀬の誕生日は7月17日だ。
白薔薇はその日の誕生花であると、昔見た本に載っていた。
「ふふー、僕記憶力はいいほうなんですよね」
ふふーん、とドヤ顔になる七瀬。
可愛らしい系の花や赤い薔薇とかではなく、気品ある白薔薇。
それがなんとなく嬉しくて、余計印象に残っているのかもしれない。
ちなみに白薔薇の花言葉は……
物思いにふけっていた七瀬は、薔薇で帽子を作っている人々に気づいた。
「薔薇で帽子を作ってみませんか?」
声を掛けられ、頷く。
「帽子ですか。せっかくやけん、白薔薇使って帽子ば作ってみます」
まず、自分の頭に合う帽子を選び、花を選ぶ。
「棘がなかとですね。安心です」
目の前で、紫の花を髪に挿した少女(神無)が帽子を作っていたので、お手本にさせてもらうことにした。
「花を帽子に差し込んで……どうやって留めるとですか」
(儚げな感じの人……)
色とりどりの薔薇で帽子を作っていた神無は、上品な白一色の帽子はこの人に似合いそうだと思った。
「……ここはテープや糊でこうやって留めるん、ですって」
手本を見せて青年に説明しながら、どこの方言だろうと考える。
「なるほど! 助かりました」
「……これで、どうかしら? 」
ほどなく神無の薔薇の帽子ができあがり、七瀬は頷く。
「すごく綺麗です。よくできていますね」
「ありがとう、ございます」
(せっかくだから、これを被って誰かに写真を撮ってもらおうかしら)
そう思いついた神無は、七瀬の帽子ができあがるのを待つことにする。
神無に教わったおかげで、七瀬もさほど苦戦せず、大輪の白薔薇に彩られた帽子が出来た。
「頭にお花が咲いとるみたいな帽子ができましたー。……あ!!」
ふと目を上げた七瀬の目に、見覚えのある金髪が映った。
ててて、と駆け寄る。
あっけにとられてそちらを見た神無も、軽く息を飲んだ。
(あれって、寝子高の)
「ウォルター先生奇遇ですねえ!」
七瀬が元気よく声をかける。
「やあ、倉前も来てたんだねぇ~。おや、それは?」
「みてください、白薔薇で帽子ば作ってみたとですよ」
七瀬はできあがったばかりの帽子を先生に見せる。
「どうですか? 僕にしては、なかなか上手にできたんやないかなと思うんですけどー」
「そうだねぇ。なかなかセンスがいいんじゃないかな」
「……あの……写真を撮ってもらってもいい、ですか?」
二人の間に入るのをためらいながらも、神無が声をかけた。
「お、そっちの帽子もいいねぇ。よし、撮ってあげるよ」
ウォルターは気さくに応え、カメラを借りて薔薇帽子を被った神無を撮影した。
「ありがとう、ございます」
「どういたしまして。倉前も撮ってあげよう」
「えー、そうですか? ありがとうございます。それじゃせっかくやけん、お願いします」
ちょっと照れながら白薔薇の帽子をかぶる七瀬。
そんな二人の様子を見ながら、ふと神無は思い出した。
(白薔薇の花言葉は確か……『深い尊敬』)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年06月09日
参加申し込みの期限
2021年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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