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うちの子ね。魚が嫌いで食べないの。
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「みんな集まるのだ楽しい楽しいお料理イベントが始まるのだ♪」
真央の声に試食メンバーが集まる。みんなが集まるのを確認すると、着ぐるみを着たすばるがぴょいと現れた。刀と修と目が合うとぱちりとウィンクをする。
「良い子の皆、こんにちはー!」
「「「こんにちはー!」」」
小学生の声が元気に響いた。すばるは可愛らしくポーズをとりながら、子供たちと目を合わせる。
「さてさて、この着ぐるみが何かみんな知ってるかなー?」
「知ってるのです! ちくわさんなのです!」
すばるは着子の返事に大正解! と両腕で丸を作った。
「そう、ちくわだね。今日はこのちくわを作ってみるよ? ちくわって魚でできてるんだ」
う、と神々ノ黄昏が顔を曇らせる。嫌な記憶がフラッシュバックした。普段家事をやらない姉が作った芸術料理の味が舌に蘇る。嫌な記憶ほど鮮やかだった。
「……生臭いのは嫌いでございます」
「うんうん。魚ってどうしても生臭いよね。でも、ちくわはどうかな?」
ちくわ……。思い出しながら、神々ノ黄昏はぽつぽつと喋りはじめる。
「ちくわは……生臭くないでございますです。苦くもありませんです」
「そうだね、ちくわは骨や内蔵なんかを綺麗にとって、よーくあらって細かくして練っていくから臭みがないんだよ」
「元々はこのお魚なのだ! 助手の真央ちゃんにご注目なのだ括目せよなのだ!」
真央が魚の入ったケースをみんなに見せるように傾ける。目が透き通った、色の鮮やかな魚が2種類並んでいた。
「わぁ……このお魚がちくわになるの? ぼく、ちくわが入ったチャーハン大好き」
ロミーがケースを覗き込む。あまり見たことのない魚もいた。
「このお魚はタラとトビウオって言うんだ」
「トビウオ……その名の通り空を舞う海の魚でございますです」
「よく知ってるねー! このお魚のすり身に塩を入れると、ほら、ねばりが出てきたね。さらに秘伝の味つけをぱぱぱのぱ」
手際よく調理を進めるすばる。小学生たちのハートをがっちりと掴んでいた。
新井、子供と話すの上手いな……。
刀が何かを学習した。
「今日は竹の棒に巻き付けようね。竹の香りがついて美味しくなるんだ。はい、やってみたい人ー!」
「「「はーい!!!」」」
「いい声だねー。さ、後ろのおにーさんも」
「均一になるように棒につけるのだくるーっと回すのがポイントなのだ♪」
修と刀も真央から棒を受け取り、すり身をちくわにしていく。真央はみんなの様子を素早く写真にとっていた。
「じゃ、焼くよ。遠火でじっくりね。仕上げに強火できつね色……さ、できた。いいにおいだろ?」
「食欲をそそるな。腹が減ってきた」
修ができたてのちくわを見ながら唾を飲む。
「あつ、あつい……」
ちくわに口を付けたロミーが困ったようにちくわを離した。
「はい、水」
「あ、みつるぎおにーちゃん。ありがとう」
ロミーは刀から水の入ったコップを受け取ると、冷たい水を含んで舌を冷やした。
「あれ? ロミーは熱いのダメなのです?」
つきこの言葉に、ロミーは困ったように頷いた。
「冷めるのを待つのもいいけど、端っこから少しづつ、フーフーしながら食べれば大丈夫なのですよ。急に口にいれたら、つきこでもやけどしちゃうのです♪」
「そうだね。冷めるまで、ちょっと待ってみる……まだかな、まだかな」
「つきこのお父さんはあわてんぼだから、良く上を向いて、ホーはふーって言ってるのです。ホーはふー!」
そう言って、着子は父親の真似をしてちくわを覚ました。
仲のいい家庭の子なんだな。
着子の笑顔を見ながら、修は少しさびしそうに笑った。
「おいしいでございますです! これは、おいしいでございますです!」
もぐもぐとハムスターのようにちくわを頬張りながら神々ノ黄昏が力説した。フェンリルちゃんがぶん回されている。
「ついでにこっちもどう? タラとトビウオに塩をして焼いたものだよ。さっき一緒に焼いといたんだ」
むぐ、と神々ノ黄昏の口がへの字になる。
魚料理は苦手だ。でも、ちくわは美味しかった。
「味がどれだけ違うか気になるだろ?」
すばるが神々ノ黄昏に優しく問いかける。
材料は同じなのはさっき見た。なら……。
「い、いただきますでございます!」
「骨に気をつけて。お味はどうだい、お嬢さん?」
「むぐむぐもぐもぐ」
神々ノ黄昏は眉間にしわを寄せながら親指を立てた。この様子なら魚に対する苦手意識はないだろう。
刀も両手を合わせていただきます、と言ってから魚に箸を伸ばした。自分で作るのもいいが、人に焼いてもらった魚も嬉しい。
「うん、うまいな。白いご飯が食べたくなるな」
今日はたくさん食べるために朝食を抜いていた。剣術に励む男子高校生の胃袋がもっと食べたいとさわがしい。ぐー、と大きな音がした。
「刀ちゃんに朗報なのだ試食会の準備が整ったのだ♪」
「そうか。どんな料理が出るのか楽しみだ」
嬉しそうな刀の表情を、パシャリと真央がカメラに収めた。その表情、いただきなのだ♪
子猫に焼いた魚の身を与える修の姿もパシャリ。今日の真央は忙しいのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月11日
参加申し込みの期限
2014年09月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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