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【新入生歓迎会】情熱のイッサイガッサイ新歓祭
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第一グラウンドの特設ステージには多くのバンドが登場した。音楽会場と化して場を大いに盛り上げた。
終わりに近づく頃、
野々 ののこ
が急に立ち上がった。驚いた
佐藤 英二
が声を掛ける。
「野々さん、どうかした?」
「私の出番が近づいてきたから。英二くん、楽しみにしていてね」
くるりと回って弾むように歩いていった。
「……何をするんだろう」
不思議に思いながらも表情を緩めた。
間もなくして人々の移動が始まった。元の講堂の為、大した混乱はなく、すんなりと収まった。
給仕係は追加の注文に追われ、家庭科室との往復を続けた。
パフォーマンスの審査に当たっていた
巫部 紫苑
は席を立った。
「新しく作らないといけないですね♪」
胸を弾ませて講堂を出ていった。
「今度は何だろう」
「演奏が続いたから演劇とかじゃないかな」
「意外なところで詩の朗読かもよ」
期待した生徒と人々で大いに賑わう。
佐藤 英二
は密集したところに辛うじて収まった。そわそわした様子でステージを見つめる。
穂現 まう
は
畑 そふと
の横に落ち着いた。
「また、よろしく」
「こっちも、です」
まうの容姿が上級生に見えないのか。そふとは頭を掻きながら、なんだかなぁ、と困ったように呟いた。
舞台袖には
青山 絢
が待機していた。そこにスタッフの一人が声を掛ける。
「生徒、観客の収容が終わりました。次のパフォーマンスの用意も出来たようです」
「ありがとう」
表情を切り替えた。艶然と笑うと胸を張り、堂々とした態度でステージを歩く。
起こる拍手と指笛に魅力的な笑みを返し、ステージの中央に立った。手にしたマイクを口に近づけて仕切り直す。
「無事に移動が終わったようで安心しました。ですが、肝心のパフォーマーの姿が見当たりません。どこにいるのでしょうか」
絢は大きな動作で見回した。同調するように人々も周囲に目を向ける。
その中、生徒達の中で小さく丸まっていた
恵御納 夏朝
が、ぴょんと跳ぶようにして立ち上がる。橙色の猫耳フードは羽織ったマントと一体化していた。猫をイメージして素早く右手を丸めた。
「ここにいるにゃ!」
「ハルもいるにゃ!」
左手に嵌めた猫パペット、ハルくんも身体に合わせた小さなマントを身に付けていた。
「ここにもいるにゃ!」
野々 ののこ
の跳躍は高く、三日月のように背を反らす。灰白の猫耳フードとマントは同じ作りで着地と同時に両手を丸めた。
目にした
佐藤 英二
は思わず、可愛い、と呟いて顔を赤くした。
「ここにもいるにゃ!」
片脚で跳んだ
恵御納 夏夜
は宙で両手を丸めて、しなやかに着地を決める。藍色の猫耳フードとマントは大人びていた。
三人の登場に合わせてコミカルな曲が流れてきた。舞台袖では裏方に徹した
楡宮 遠海
がショルダーキーボードを軽やかに弾いていた。
リズムに合わせて三人は踊るようにステージへ向かう。
司会進行役の絢はマイクで紹介を続けた。
「上級生の三人が愛らしく可愛らしい猫になってステージを駆け回ります。無邪気な動きに存分に癒されてください」
真っ先にステージに登場したののこは猫の手で宙を掻き、微妙に腰をくねらせる。猫の仕草を模倣しながらも微妙なバランスでダンスになっていた。
拍手と笑い声に包まれた。英二は拍手を忘れたかのように愛らしい姿を目で追った。
左右の舞台袖から夏朝と夏夜が飛び出した。猫のようにしなやかな動きで左右対称の踊りで観客を沸かせた。
「そっくり!」
「双子みたい!」
コミカルな曲が会場を優しく包み込む。
観ていた
穂現 まう
の身体が左右に揺れる。夏朝や夏夜の真似をして両手を丸め、宙を引っ掻く。
隣にいた
畑 そふと
もすっかり和んで頭を揺らす。
「この学校には可愛い人が多いんだな」
「まうのこと?」
「そんなこと言って、ないですけど……」
そふとは目を逸らした。正直な耳が真っ赤に染まる。
ステージでは三人が入り乱れて踊った。そこ変化が生じた。
ののこが舞台袖に隠れると、すぐに現れた。回りながら飛び跳ねて両手に掴んだ物を宙に放つ。桜の花弁を模した紙がステージに華やかに舞う。
続いて夏朝が同じ要領で緑色の木の葉を撒いた。
観客の数人が声を潜める。
「あれって、意味があるんだよね?」
「たぶん、あると思うよ。まだわからないけど」
黙って見ていたまうは、ぽつりと呟く。
「季節かな」
「それだ! いや、それだと思います」
そふとは言い直して、ふぅ~、と息を吐いた。
「まうも、そう思う」
二人は揃ってステージに目を注いだ。
夏夜は片脚で回って跳び、舞台袖に消えた。同じように跳びながら両手を宙に突き上げた。
黄色いイチョウの葉がはらはらと舞い落ちる。
まうとそふとは同時に笑って頷いた。
三人は猫を模倣した踊りに興じたまま、舞台袖に引っ込む。間を空けず、子供のようにはしゃいでステージを駆け回る。
夏朝は片手で側転を決めた。夏夜は後方宙返りを披露して、ののこは笑顔で高い跳躍を見せる。
中央に揃った三人は笑顔で手の中の物を放り投げた。白い綿雪のような物が揺れながらゆっくりと落ちる。
まうは、あれは雪、と口にした。
笑顔となった三人は声を揃えた。
「今年もよろしく、にゃーん!」
各々が猫の手で愛らしくポーズを決めた。
「可愛いー!」
「新入生だけど、よろしく!」
「あたしも、あたしも!」
「よろしくね」
言いながら
犬杜 初
が小さく手を振ると夏朝が全力で振り返した。
大勢の声が拍手と共にステージの三人に送られた。
「……野々さん、今年もよろしく」
英二は小さな声と控え目な笑みで言った。
賑やかで愛らしいパフォーマンスが終わった。三人は撒いた紙の回収に追われた。
まうはゆっくりと立ち上がる。
「まうは、行くね」
「楽しかったよ」
最後に、そふとは自然な笑みを浮かべた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
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グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
学校生活
NPC交流
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年04月23日
参加申し込みの期限
2021年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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