【新入生歓迎会】情熱のイッサイガッサイ新歓祭｜リアクション

【新入生歓迎会】情熱のイッサイガッサイ新歓祭

　楡宮遠海は新入生を含めた打ち上げに参加した。
　メニューに書かれた品を片っ端から注文する。
「今日はもうクタクタ。演奏しっぱなしで指がつりそうになったよ」
「お疲れさまでした」
　周囲にいた新入生が揃って口にした。
　大きく頷いた遠海は、本当にそう、と言いながらスペアリブに齧り付く。もう一方の手でフライドチキンの皿を引き寄せた。
　決して下品にはならず、品よく食べる。その量が尋常ではない為、自然と周囲の目を集めた。
「本当は講堂の軽食を狙っていたんだけど、全然、ないのよ。全部、食べられていて、もうね、あの時の悲しさを言葉で表現するのは難しいわ」
　カニグラタンにスプーンを突き立てて掬うと一口で食べた。
「こ、これ、アッツ……の、飲み物を……」
　救いを求めるような手を伸ばす。
「だ、大丈夫ですか！？　これ、ウーロン茶ですが、どうぞ」
「あ、ありがと……ふぅ～。猫舌なのを忘れていたわ」
「先輩、急いで食べ過ぎですよ」
　笑いが起こり、終始、和やかな打ち上げとなった。

　各々が全力を出し切った新歓祭。
　穏やかな夜は誰にも等しく訪れ、騒々しくも楽しい一日が終わろうとしていた。

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あとがき

担当マスター：黒羽カラス
ファンレターはマスターページから！

　新入生歓迎会、新歓祭は華やかで賑やかな状態で無事に終わりました。
　入り乱れた様子を表現する為にいろいろな場面でたくさんのPCさん達が登場します。
　誰がどこに何回登場しているでしょうか。探して読むのも楽しいかもしれません。
　あとパフォーマンスの評価ですが、少し変則的な感じになりました。
　でも、書き終わってみますと、一体感があってこれが正解かも、と思えるようになりました。
　少し悩んだ場面もあります。そう、音楽です。やはりと言いますか、無音でダンスは少し寂しいように感じました。
　そこで音楽系に強いあの人に助けて貰いました。すると軽やかに踊るように書き上がりました。

　今回は個人の煌めきの他に、協力する姿がとても印象に残るリアクションとなりました。
　偶然ではありますが、しっかりと縁が結ばれ、全てのピースがぴたりと嵌ったような感じでした。
　素晴らしいアクションをありがとうございました。あなた達がまさに寝子高生です！

　参加してくださった皆々様、本当にありがとうございました！

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