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- 00月00日生 00歳
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ハッピーバースデー！ ４月☆
☆１４日 夢の四段ケーキ！
「もうすぐ拓郎の誕生日だね！」
高梨 彩葉は、恋人の志波 拓郎にそう声をかけた。
「あ……そうだっけ」
「去年の誕生日はデートをしてたけど、今回は趣向を変えてシーサイドタウンのフリースペースを借りてまったり過ごそう」
そう言って彩葉は、スマホで説明が書かれた画像を見せる。
「キッチン付きのフリースペースか、面白そう……！」
「誕生日に何か食べたいお菓子はある？ 何でも作っちゃうよ」
画像を見ていた拓郎が目を輝かせた。
「って、何でも！？ なら……」
自分のスマホを取り出し調べ始める拓郎。
しばらくして、声を弾ませてスマホを彩葉に差し出した。
「えっと、誕生日だから、ケーキが食べたい。すごく豪華なのを……！」
そこには豪華な四段ケーキの画像があった。
「大変、かな……？」
彩葉の表情を窺うが、すぐに返事が返ってきた。
「四号サイズの型を使えば作れるね！」
「……本当？ やった！」
そして誕生日当日。
「先ずは買い出し、だな……」
「ケーキの材料とお菓子を買っていくよ」
彩葉と拓郎は一緒にスーパーへ向かう。
「甘いのばっかだと口が飽きちゃうからしょっぱいのも買おう。私はこれ！」
そう言って彩葉は定番のポテチ塩をカゴに入れる。
「そっか、しょっぱいの……自分はこれかな」
それを見て拓郎は海老塩揚げ煎を買った。
買い物を済ませ、拓郎は腕まくりする。
「荷物は持つよ、それじゃあ行こう……！」
「レッツゴー！」
フリースペースに着いた彩葉は、早速持ってきたエプロンをつける。
「調理開始～！」
彩葉がテキパキと作る様子を、拓郎はスマホに収める。
「生地を作って、ケーキ型四つに生地を入れて、オーブンで二つずつ焼いていくよ」
「何か手伝えることがあれば……やるよ」
「それじゃまず手を洗って、生地をかき混ぜるの手伝って」
拓郎が生地をかき混ぜ、それを彩葉がケーキ型に入れていく。
「焼いてる間に生クリームと間に挟むイチゴを切っていこう」
「あ、俺イチゴ……洗う」
連携作業でイチゴと生クリームを用意した後は、しばし一休み。
「生地、全部焼けたね。じゃあ半分に切って、生クリームとイチゴを挟んでデコレーションして」
わくわくしながらできていくケーキを見つめる拓郎。
（ウェディングケーキみたいだな）
「チョコプレートに定番の文字を入れて上にのせたら、出来上がり！」
「すごい……」
感動で言葉を失う拓郎。
（彩葉さんが恋人で良かった）
好きなところはたくさんあるけど、このケーキを見ては素直にそう思わずにいられない。
出来上がったケーキにろうそくを立てて、コンロから移した火を灯す彩葉。
「彩葉さん、撮るよ」
完成した状態で、ケーキと彩葉の姿をパチリ！ と拓郎が撮る。
「飲み物も用意したし……拓郎」
「それじゃ、いくよ……ふー！」
陸上部で鍛えた肺活量で、一息にろうそくの火を吹き消す。
「おめでとう、拓郎！」
パチパチと手をたたき、彩葉がケーキを切り分ける。
「ありがとう、彩葉さん……！ 早速いただきます！」
二人分がそろうのを確認してから、拓郎が手を合わせた。
「どう？」
「あぁ、生地がふわふわ……！ 甘さと酸味が丁度良いすごく美味しい……！」
目をうるうるさせて感想を言ってくれる拓郎が子犬のように可愛らしく見えて、彩葉も笑みを零す。
「良かった。頑張った甲斐があったよ」
（普段あまりしゃべらない拓郎がこんなに嬉しそうにほめてくれるんだから、お菓子ってすごいよね）
さらに彩葉は、隅に置いた袋を持ってきた。
「誕生日プレゼントも用意してあるよ！」
「ケーキだけでもありがたいのに……」
（誕生日プレゼントはなんだろう、何をもらえてもすごく嬉しいよ……！）
「じゃーん！」
彩葉が取り出したのは、オレンジ色の猫の形をした編みぐるみだった。
首元には青いリボンがついている。
「拓郎、誕生日おめでとう」
彩葉はそう言って、拓郎の頬に軽くキスをする。
「彩葉さん、ありがとう」
キスされて、ニヘラと笑ってしまう拓郎。
（……いやいや、ここはクールに決めたいな）
考えた拓郎は、彩葉の手をそっと取って、手の甲へキスを返す。
（恥ずかしい、けど、１８歳だもんな………！）
（えっ）
彩葉は思いがけない反応に照れ笑いしながら思う。
（でも、拓郎らしいかも）
「もうすぐ拓郎の誕生日だね！」
高梨 彩葉は、恋人の志波 拓郎にそう声をかけた。
「あ……そうだっけ」
「去年の誕生日はデートをしてたけど、今回は趣向を変えてシーサイドタウンのフリースペースを借りてまったり過ごそう」
そう言って彩葉は、スマホで説明が書かれた画像を見せる。
「キッチン付きのフリースペースか、面白そう……！」
「誕生日に何か食べたいお菓子はある？ 何でも作っちゃうよ」
画像を見ていた拓郎が目を輝かせた。
「って、何でも！？ なら……」
自分のスマホを取り出し調べ始める拓郎。
しばらくして、声を弾ませてスマホを彩葉に差し出した。
「えっと、誕生日だから、ケーキが食べたい。すごく豪華なのを……！」
そこには豪華な四段ケーキの画像があった。
「大変、かな……？」
彩葉の表情を窺うが、すぐに返事が返ってきた。
「四号サイズの型を使えば作れるね！」
「……本当？ やった！」
そして誕生日当日。
「先ずは買い出し、だな……」
「ケーキの材料とお菓子を買っていくよ」
彩葉と拓郎は一緒にスーパーへ向かう。
「甘いのばっかだと口が飽きちゃうからしょっぱいのも買おう。私はこれ！」
そう言って彩葉は定番のポテチ塩をカゴに入れる。
「そっか、しょっぱいの……自分はこれかな」
それを見て拓郎は海老塩揚げ煎を買った。
買い物を済ませ、拓郎は腕まくりする。
「荷物は持つよ、それじゃあ行こう……！」
「レッツゴー！」
フリースペースに着いた彩葉は、早速持ってきたエプロンをつける。
「調理開始～！」
彩葉がテキパキと作る様子を、拓郎はスマホに収める。
「生地を作って、ケーキ型四つに生地を入れて、オーブンで二つずつ焼いていくよ」
「何か手伝えることがあれば……やるよ」
「それじゃまず手を洗って、生地をかき混ぜるの手伝って」
拓郎が生地をかき混ぜ、それを彩葉がケーキ型に入れていく。
「焼いてる間に生クリームと間に挟むイチゴを切っていこう」
「あ、俺イチゴ……洗う」
連携作業でイチゴと生クリームを用意した後は、しばし一休み。
「生地、全部焼けたね。じゃあ半分に切って、生クリームとイチゴを挟んでデコレーションして」
わくわくしながらできていくケーキを見つめる拓郎。
（ウェディングケーキみたいだな）
「チョコプレートに定番の文字を入れて上にのせたら、出来上がり！」
「すごい……」
感動で言葉を失う拓郎。
（彩葉さんが恋人で良かった）
好きなところはたくさんあるけど、このケーキを見ては素直にそう思わずにいられない。
出来上がったケーキにろうそくを立てて、コンロから移した火を灯す彩葉。
「彩葉さん、撮るよ」
完成した状態で、ケーキと彩葉の姿をパチリ！ と拓郎が撮る。
「飲み物も用意したし……拓郎」
「それじゃ、いくよ……ふー！」
陸上部で鍛えた肺活量で、一息にろうそくの火を吹き消す。
「おめでとう、拓郎！」
パチパチと手をたたき、彩葉がケーキを切り分ける。
「ありがとう、彩葉さん……！ 早速いただきます！」
二人分がそろうのを確認してから、拓郎が手を合わせた。
「どう？」
「あぁ、生地がふわふわ……！ 甘さと酸味が丁度良いすごく美味しい……！」
目をうるうるさせて感想を言ってくれる拓郎が子犬のように可愛らしく見えて、彩葉も笑みを零す。
「良かった。頑張った甲斐があったよ」
（普段あまりしゃべらない拓郎がこんなに嬉しそうにほめてくれるんだから、お菓子ってすごいよね）
さらに彩葉は、隅に置いた袋を持ってきた。
「誕生日プレゼントも用意してあるよ！」
「ケーキだけでもありがたいのに……」
（誕生日プレゼントはなんだろう、何をもらえてもすごく嬉しいよ……！）
「じゃーん！」
彩葉が取り出したのは、オレンジ色の猫の形をした編みぐるみだった。
首元には青いリボンがついている。
「拓郎、誕生日おめでとう」
彩葉はそう言って、拓郎の頬に軽くキスをする。
「彩葉さん、ありがとう」
キスされて、ニヘラと笑ってしまう拓郎。
（……いやいや、ここはクールに決めたいな）
考えた拓郎は、彩葉の手をそっと取って、手の甲へキスを返す。
（恥ずかしい、けど、１８歳だもんな………！）
（えっ）
彩葉は思いがけない反応に照れ笑いしながら思う。
（でも、拓郎らしいかも）
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2021年04月07日
- 参加申し込みの期限
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- 2021年04月14日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2021年04月14日 11時00分
