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新年度、九夜山ピクニック☆
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☆わくわくピクニック
3年芸術科の
小山内 海
は、千年杉コースでピクニックに出かけました。
(『美の泉』が楽しみ)
海は幼いころに病気で声を失っており、声を使って話すことができません。
けれど筆談することで友達を増やしたいと思っていました。
2年普通科の
穂現 まう
は、ピクニックを楽しんでいました。
虹色の温泉が気になって、選んだのは千年杉コースです。
(……まうまうを呼べないのだけが、寂しい)
まうまうは、ろっこん『まうまう只今増殖中』で呼び出せる自身の分身です。
(今日は呼んでもすぐ消えそうだし、皆びっくりしそう、だから……)
千年杉にたどり着いたまうは、大きな幹や高い梢を見上げます。
「千年杉……も大きくて良いな。でも……今日の目当ては、虹色の温泉『美の泉』だよ」
少し離れた『美の泉』へ近づいたまうは、泉の虹色っぷりに目を輝かせました。
「本当に、虹色なんだ……」
(ここが『美の泉』……すごい綺麗だなぁ)
美の泉に着いた海は、美しさに目を見張りました。
歓声を上げる代わりに靴を脱いで、足を泉につけて温泉を堪能します。
(あったかい)
泉の水をすくって顔に塗ってみたり。
(ここの水って持って帰っても大丈夫なのかな?)
そう思った時、まうが泉に近づいてきました。
(紙を浸して乾かすと虹色になる、って聞いたから)
まうは泉に色々紙を浸してみます。
「すごい、虹色……持ち帰る。……おみやげにする」
皆には言えないけど、まうまうへのお土産にしようと思ったのでした。
(そういえばここの泉で濡らすと虹色に染まるんだっけ)
海もそのことを思い出しました。
自分の足も虹色になってるかも? と足元を見ましたが、大丈夫なようです。
(足は拭けば落ちるみたいだね。それにしても、こういう綺麗な風景を見るとスケッチしたくなるよね)
海は靴を履いて、スケッチブックを開いてスケッチを始めました。
シャッシャッシャと描いていく様子を見るとはなしに見て、まうは感心しました。
「すごい、上手だね……」
『ありがとう』
海は筆談用のスケッチブックに書いて答えます。
そして喉に触れて口をぱくぱくさせるジェスチャーをするのを見て、まうは海の状態を察するのでした。
「しゃべれ、ない……?」
海は笑顔で頷き、絵を完成させていきます。
(折角だからここの水で色塗りしちゃおう。きっとその方がきれいになるよね)
筆につけた水は、海の描く絵を綺麗に彩るのでした。
やがて、お昼の時間になりました。
「千年杉の近くで食べようかな。それとも『美の泉』の近くで……皆と一緒に食べるのもいいな」
(ピクニックは、わくわくする……!)
と思いながら、まうはクラスの子たちと一緒に美の泉近くにシートを広げました。
「お弁当、持ってきたよ。おにぎりとウィンナーと、りんご……おにぎりはツナマヨと、おかか……」
本当はまうまうの分も作りたかったのは内緒です。
その近くには海もシートに座って、お弁当を広げていました。
(お弁当はサンドイッチ。お手製でちょっと自信作。他の人にも食べてほしいな……)
ふと思い立って、海は筆談用のスケッチブックにペンを走らせました。
『よかったら、おかずとこうかんしない?』
サンドイッチの入れ物を片手に、そのスケッチブックをまうたちに見せます。
「いいの……?」
おにぎりも好きですが、サンドイッチも魅力的でした。
「どれがいい、かな?」
お弁当を見せると、海は少し考えて返事を書きました。
『りんごとウィンナー、もらってもいい?』
「いいよ……」
『ありがとう』
交換したサンドイッチはとても美味しくて。
(まうまうにも、食べさせてあげたかった)
ついまうは思ってしまうのでした。
その気持ちを紛らわすように、他の子たちともおかず交換を楽しんだのでした。
「……泉のお水、ペットボトル洗ってからその中に汲んでも良いかな。無理ならやめておく、けど……」
お弁当を食べ終えたまうはつぶやきました。
『わたしも、持ち帰りたいとおもってた』
海がスケッチブックを見せます。
そこへ、化学担当の
五十嵐 尚輝
先生が近づいてきて、言いました。
「実は僕も持ちかえったことがあるんですが……」
「えっ? いい、の?」
「しかし持ち帰った後の水は色がつかず、普通の水と変わらないようでした。ミネラルは含んでいるはずなので、肌にはいいかもしれません」
『そうなんだ』
顔を見合わせたまうと海ですが、少しずつ泉の水を持ち帰ることにしました。
(少しだけ、まうまうへのお土産にしたい……)
「今日は楽しかった……また、遊ぼうね」
クラスの子たちに声をかけた、その気持ちに嘘はないけれど。
(まうまうとは、また今度来る……)
まうの中では、まうまうとまた別の日にピクニックするイメージが湧いていました。
(まうまう用のお弁当も作って、こっそり抜け出して。今度は二人の九夜山ピクニックに行く……もう1つの思い出、作るの)
様々な思いを胸に、生徒たちは無事九夜山を後にしたのでした。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
リアルではなかなか行楽に出かけにくい現在ですが、久しぶりにピクニックを楽しむ気分で書かせていただきました。
楽しさが少しでも伝わっているといいのですが。
またご縁がありましたら、ご参加お待ちしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年04月13日
参加申し込みの期限
2021年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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