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幽霊屋敷のハイドアンドシーク
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●末っ子は長湯がお好き?●
(「あらゆる霊現象、オカルトをただ一つの単語で解決する御仁も存在しましたが……」)
脱衣所を抜け、黙々と目的の場所――恐らくは湯船だっただろうと思われる、石で囲まれた空間へと進みながら、
アガサ・プレラチ
は頭の中で忙しなく思考を続けていた。幽霊、幽けきもの、死者の魂――一般的には、実体を持たないと言われるもの達。それが今回、如何なる手段を以ってか手紙という形で接触を取ってきた。もしこの幽霊が真実存在するのであれば、それは一体どんな法則に基づいて――。
「あ、アガサ部長ちょっと危なっ!」
「はい、……!?」
そんな風に思考に集中していた為、足下がおろそかになっていたようだ。共にやって来ていた
緋王 輝夜
の忠告が届くも空しく、割れたタイルに足を取られ、びたん! と如何にも痛そうな音と共にプレラチは転倒する。
「わー! だっ、大丈夫か!?」
「……。……大丈夫です、輝夜さん。少し転んだだけです」
「いや、あの、額が割れて血が滲んでるような……」
「ええ、大丈夫なんです、これはただの塗料です」
むくりと起き上がり、心配する緋王に淡々と答えてみせる。……少しばかり声が震えていたようにも聞こえたが、きっと気のせいだろう。恐らくは。塗料と言う割に、拭っても拭っても新たな赤い色が滲み出しているが。恐らくこれ以上問い質しても血だとは認めそうにない、と感じると、緋王は仕方ないなぁと笑う。
「まったく……アガサ部長は相変わらずだなぁああ!?」
「……そう言う輝夜さんも、転んだではありませんか」
他人のミスに気を取られ、直後に同じようなミスをやらかす。これってトリビアになりませんか? 何故かそんな文句が聞こえた気がしながら、緋王も転んだ。原因は朽ちかけた桶と、それに生えた苔である。と、その悲鳴を聞きつけて、ぱたぱたと走って来る足音が一つ。
「今、声がしたけど大丈夫ー?」
座敷童子風の装いで顔を出したのは、今回の手紙を受け取ったその最初の一人である、
雨崎 荒太郎
だった。懐中電灯で照らし出した先にあるのは、未だに額からだらだら血を流しているプレラチと、転倒して蹲り、顔が見えない状態の緋王――と、ホラーゲームにおけるちょっとしたビックリポイントのようになっているが、意外と平常心でそれを見ていられるのは彼がホラー愛好会を主催する人物であるからか。
「驚かせたでしょうか。すみません、ちょっと転んだだけで、問題はありません」
「そうー? なら、良かったー。それにしてもここ、立派なお風呂場だねぇー」
ほっと胸を撫で下ろし、ついでとばかりに中に入ってあちこちを調べ始める雨崎。そんな後輩の様子を、壁際でのんびりと眺め遣っている男子生徒は
伏木 綾人
だ。一通りの謎解きを終えた後は、持参した林檎を齧りつつ生徒達の様子を観察するに徹している。
「にゃー!?」
「!?」
特に変化も無いな……と思っていた矢先、何故か唐突に響いた猫の悲鳴。驚いた拍子に一口齧っただけの林檎を咄嗟に握り潰してしまう。その瞬間、ふっと伏木の姿が掻き消えた――ように、第三者からは見えた。偶然にもろっこんの発動条件を満たしてしまった為に、透明化するその能力が発揮されてしまったのだ。しかし、元々居た場所が場所であるし、ネコの悲鳴に皆視線を向けていたので、その瞬間を目撃出来た者は、いなかったようだ。
そして、猫の悲鳴の原因。それは苔生してよく滑る風呂の中で、すっ転んでしまった猫、もとい、ろっこんにより猫へと変じた
猫村 翡翠
であった。軽く脳震盪を起こしたのか、目を回してべたんと伸びている。
「あれ、猫村さんは何処に……? え、え、というか、この子、猫村さん?」
一緒に行動していた
神薙 焔
は、不意に姿を消した猫村を探して少しばかりうろたえたが、不思議な能力がある、という事だけは聞き及んでいた為、急に現れて伸びている猫が、そういう事なのではないかと判断した。ちょいちょい、と触ってやると猫は気がついて、びっくりした! とでも訴えたがっているようににゃーにゃーと鳴く。
「やっぱりそうなの……。でも、気をつけてね? 暫くは、私が抱えていてあげる」
猫化した猫村を抱え、神薙は探索を再開した。
「怖くない、怖くない……。いや、寧ろそうやって強がりながら実はってシチュ……いける!」
何がどういけるのかは解らないが、自分なりのやり方で恐ろしさを払拭しながら探索していた
常盤 四月
も浴場に到着する。ところで、浴場ってその音だけ聞くとなんだかアレだよね? と思ったとか何とか。それはさておいて、目的の場所に進んで行く。
「流石にお湯は出ないかー……。まぁ、そうだよねー、廃墟だし、水道ガスは止められてるかー」
「あっ。君、雨崎君だよね。お手紙受け取った人。君も四人目探しかな?」
自分が現在住んでいる猫鳴館の浴場は、言っては何だがあまり立派なものではなく、あわよくば入浴出来るかなと期待していた雨崎は、獅子の顔をした湯口を見つつちょっと肩を落としている。そこに追いついた常盤が、説明の時に見た覚えのある顔だと気付いて声をかけた。
「や、こんにちはー。あれ、こんばんはかなー?」
「この時間ならこんばんはだねぇ。お誘いありがと、お陰でいいインスピレーションが浮かんだかも!」
にこやかに会話しつつ、獅子の鬣に触れる。幽霊が怖くて仕方なかったが、ごっご遊びのつもりで決め台詞をこっそり言ってみたら、本当に――残念ながら、少しの時間で元に戻ってしまったけれど――特撮ヒーローさながらの格好に変身出来てしまい、勢いを付ける事が出来た
海士野 甲
を始め、他の面々も集まってくる。
因みに伏木はまだ透明なままでいる。
「おお、みんな来たねぇ。よし、それじゃーやろうか!」
「色々と聞きたい事もあります……。夜が明ける前に、ぜひ」
唱和される『捕まえた!』の声。わんわんと浴場に響き、それが収まる頃、水音と共に現れたのは、楽しそうに微笑んでいるショートカットの半透明な少女であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ハチマル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月27日
参加申し込みの期限
2012年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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