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幽霊屋敷のハイドアンドシーク
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●遊び終わって、その後に●
『ふふふ、もうどれだけぶりで御座いましょうか。本当に嬉しゅう御座います』
『驚かせちゃった二人、えーっとサトー君とヤシキノちゃん? は本当にごめんねぇ。でも、あの反応は幽霊冥利に尽きたよー』
『ねーねーアユムちゃん、顎強いんだね! 横で見てたけど凄かった!』
『お風呂場、危ないから……転んでしまった人達、大丈夫だったかな……?』
場面は移ろい、食堂。
戌井 創
の提案ですっかり片付けられており、乗せる料理は無いものの形を保っていた料理皿なんかも並んでいる。そこに一同は集まっていた。上座に並んでいるのは幽霊四人。一番目から順に、腰まで、肩の下、肩で切り揃えている、ショートカット、と髪の長さで判別出来るが、顔はそっくりだ。幽霊曰く、彼女らは姉妹であったという。歳は一番目が上で、後になるほど下るのだとか。
「私も、かくれんぼ楽しかったです!」
『それは良う御座いました、アヤカ様。そう言っていただけると、わたくし達も幸せな気持ちになります』
「それにしても、一体どうしてその……手紙が書けたりしたのかしら?」
長女は、神薙の問いに、暫し思案顔。そして、最終的に、どうしてで御座いましょうねぇ? とのほほんと笑った。要するに、淋しいなぁ誰かと遊びたいなぁ、と思っている間に、こんな事になっていた、らしい。
「寂しかったんだ? あやも寂しいのは嫌い。ね、それならお友達になろうよ!」
『アヤちゃんは優しいねぇ。私たち、いつまでこうしていられるか解らないし、夜しか会えないけどいいかな?』
神鍋の提案へ、上機嫌に次女は言う。勿論と快諾し、笑い合えば、相手が幽霊とは言っても普通の人と然程変わる訳ではない。手紙の文面からして女性だろうとアタリを付け、かつ、それなりの美人揃いだった事に気を良くしながら、クロウディアもまた問いを投げた。
「ここで、何があってこんなことになったか教えてはくれないか?」
『そうだねぇ。もう、私達が死んだのもいつだったか忘れちゃったからなぁ。気付いたら姉さんと妹達と一緒にここに居たんだよ』
回答は長女のしたものと似たり寄ったりで、意識的に何かをしたとか、干渉されたとか、そういう感じはなかった、と言う。尚、背後霊にならないかと言う誘いには『それは無理だなぁ』と笑顔でかわされた。
「えと、僕も質問OK? 君達は、付喪神……物に意思が宿るタイプの、霊?」
『うーん、それじゃないかなー! 一応、人間だった記憶が薄らあるからね! 所謂フツーのユーレイって奴だと思うよ!』
千鳥の問いに答えたのは、非常にハイテンションな三女。はいはい! と手を挙げて、常盤もメモ帳とペン片手に三女へ視線を向ける。
「みんな浮いてるけど、浮かんでる! って感じとかするのかな? あと、壁をすり抜ける時の感じとか」
『そうだね! いつもは普通に歩いてる感覚だよ! でも、意識して高い所に行こうとすると浮いてる気はする! 壁を抜ける時は柔らかいトコロテンの壁を抜ける感じかな! こういうのってコジンサあるらしいけどっ』
常盤は、答えを熱心にメモに書き付けた。四女は、猫化を解いた猫村をじーっと見詰めている。
『猫さん……大丈夫だった……?』
「思った以上に風呂場は滑ったね……。今は平気だよ、ありがと」
「あの浴場は、罠でしたね。してやられました。……あの、ところで少し触ってもいいですか」
プレラチは、そう言いながら既に半分手を伸ばしている。恥ずかしそうに頷く四女の腕に触らせて貰うと、当然と言うか、すっとすり抜けた。幽霊の身体を抜ける瞬間、ちょっと冷たい感じがする、という事に気付く。
「なーなー、腹減ったり、眠くなったりとかすんの?」
『…眠い、時はある。明るくなると、ふーっと意識が遠くなる、感じ……? お腹は空いたと思った事、無いな……』
緋王の問いかけに、考え考え、一生懸命答えてくれる様子が見える四女に、心和むものを感じつつ緋王はなるほどなーと頷いた。
「そういえば、上の階に行けなかったの……あれは、あなた達のした事?」
『いいえ、それはわたくし達では御座いません。わたくし達も、上に行けないのです。……ついこの間までは、そんな事なかったのですが』
鬼久保に答えたのは長女。それで行動範囲が狭まった事も、今回の手紙に至った原因の一つかもしれませんね、と続ける。少なくとも3月の段階では、二階にも三階にも行けた筈だったそうだ。
「とりあえず、満足は、したみたいだな」
『ええ、とても。楽しゅう御座いました』
「あれ、先輩いたのー?」
「居たぞ!? そ、そりゃその、少し影が薄い自覚はあるが……」
ここでやっと透明化が解かれた伏木が発言する。雨崎の悪意の無い一言に少々傷付きつつも、矢張り、能力についての自覚は生まれないままであるようだ。質問の時間も一頻り終わった所で、今まで静観していた
屍 骸
がすっくと席を立つ。
「うし。折角だ、もう一丁盛り上がろうぜ。やるならとことんだ!」
そう宣言し、ノリの良い何人かの手拍子に合わせて踊り始めた。少し不気味で、コミカルで、飛んで跳ねてと作法など何も無い、ただ心の赴くままに思いつきのフリを重ねたダンス。一緒に参加し始める生徒、笑っている生徒、――それを眺めている幽霊達も、とても楽しそうで。
一時の宴は、夜明け前まで続いた。普段の不摂生が祟った屍は、ダンス終了後息も絶え絶えだったが、満足感で心はいっぱいだ。幽霊達に見送られて、一行は館の外に出る。待っていた七夜に事の顛末を説明すると、心の底から安心し、喜んだ様子だった。皆に暖かな飲み物を振舞い、そして、夜が明け切る前にと家路を辿っていく。
きっともう暫くは、ここで霊現象が起こることはないのだろう。
●To be Continue...?●
「それがだねぇ……その、若しかしたら知っているかもしれないが。あそこは、ここ最近になっておかしな事だらけだ」
「……二階に行けない、とか、そういう奴ですか」
「それだ。それさえなければ、まぁ、立派な家だしね。貸すのも吝かじゃないんだが」
後日。御剣は館の主に電話でコンタクトを取り、あの館を修繕し住まわせてくれないかと頼んでいた。しかし答えは、以上の通り。あの館には、幽霊だけではない『何か』がまだ存在している――。
「……それも今回みたいに、平和なものならいいんだが」
ひとりごち、御剣は電話を切った。
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あとがき
担当マスター:
ハチマル
ファンレターはマスターページから!
シナリオは【大成功!】です。お疲れ様でした!
素敵なアクションの数々のお陰で、ほんわかとシナリオを終える事が出来ました。
何人かの方がお気付きの通り、まだこの幽霊屋敷には『何か』がありますが、
一先ずの騒動は一件落着です。お見事でした!
また、リアクションの公開まで長い間お待たせしてしまい、参加いただいた皆様にはご心配とご迷惑をおかけしました。
本当に申し訳御座いませんでした。
今回の遅刻は私のスケジュール管理の甘さが原因です。今後はこのような事の無いよう、誠心誠意気をつけて参ります。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ハチマル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月27日
参加申し込みの期限
2012年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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